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昭和に出会った人たち  作者: 妻戸裕次


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15/43

第15話阿久悠という名の"便秘解消剤"?!

「あなたに抱かれて わたしは蝶になる〜」

初めて聴いたあの日。

僕、20歳。

この「白い蝶のサンバ」で、初めて“阿久悠”なる人物を知った。


阿久悠?

悪ガキ?

いや、それは“悪友”や!(笑)

なんやねん、このけったいな名前!


ところがどっこい、それから彼の作詞した歌が――

出るわ出るわ、湧いて出るわ。

まるで「便秘解消」みたいにスッキリどっさり(笑)!


で、ある日テレビを見たら、「スター誕生!」の審査員席におるやないか!

あれ?この人が阿久悠??

熊みたいな顔して、訥々(とつとつ)としゃべってるやん!

イメージ、狂うがな〜〜!!


でもね、不思議なんだ。

あの風貌から、どうしてあんな詩が生まれるんや?

蝶になったり、青春を語ったり。

まさに「ギャップ萌え」の元祖やな。


彼は言う。

「美空ひばりが歌えない歌を、なかにし礼が書けない詞を」

それを作ることに命を燃やした男だった。


〜青春時代が夢なんて 後からほのぼの思うもの〜

──「青春時代」より。


…うん。説得力ありすぎるやろ!


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