表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ド底辺ホームレス中年男の俺がJK姪っ子に告られる!?2  作者: やまけ〜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/43

コンビニ面接への道(後編)

(来たな)


ヨシオは覚悟していた。


この手の質問は避けて通れないだろうと思っていた。


しかし実際に尋ねられるとやはり胃の奥が重くなった。


「去年末に工場を早期退職しまして」


「ほお、それで?」


山本の目が鋭くなる。


「その後は……」


言葉を選ぶ必要があった。


真実を伝えれば即却下されるのは明白だ。嘘をつけば後々厄介になる。


「ちょっと休養していました。家庭の事情で」


「なるほど……」


山本が履歴書の裏を眺めている。


そこにヨシオが添えた【過去3ヶ月分の収入証明】がある。


「このPDFデータはいつ作成されました?」


疑念の眼差し。


当然だ。ヨシオが就活支援サイトで偽造した電子データに過ぎない。


「今年の4月末です」


「ほう……」


山本がiPadを取り出し画面を操作する。


どうやらオンラインで検索しているようだ。


(バレるか?)

(いや……多分大丈夫)

(あのサイトは架空証明書専門ページから拾ってきたものだから)


数十秒の沈黙が流れる。


店内BGMがかすかに漏れ聞こえるのと、からあげさんの香ばしい匂い以外は、互いの呼吸音だけが支配していた。


「わかりました」


突然山本が口を開いた。


安堵感がヨシオの全身を走る。


「午後から簡単な試用期間として働いてもらいましょう。具体的な勤務内容については夕方にまた話し合いましょう」


(やった!)


内心叫び出しそうになりながらも平静を装う。


「ありがとうございます!」


席を立とうとした瞬間、山本の言葉が耳朶を打った。


「ただし一点だけ警告しておきますよ」


彼の人懐っこい微笑みが一瞬で消失し厳しい店長の顔つきへと変わる。


「もし嘘だった場合は……わかってますね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ