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戦国大河小説、立花家三代戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!武蔵国府中から挑む天下統一!上杉謙信、織田信長を倒し!天下統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1547年(天文16年)4月下旬、立花義秀、伊達稙宗、伊達政宗との会見!

伊達政宗は史実より20年早く生まれて立花家と繋がる事になりました。

これからの活躍が期待されます。

1547年(天文16年)4月下旬


伊達家当主、伊達晴宗は立花家の娘婿に選ばれた政宗と軟禁中の父、伊達稙宗を立花義秀が滞在する二の丸へ挨拶に向かわせました。

政宗の父、伊達稙宗と立花義秀は初対面ではありませんが、朝廷の裁定に恭順した結果、敗者となった伊達稙宗の落ち込みは酷く、ゆっくり話しをする機会がありませんでした。


―桑折西山城、二の丸―

―立花義秀、松千代、鹿島政家―

―伊達稙宗、伊達政宗―


「立花殿、此の度は我が息子の政宗を婿に選んで頂き、誠に感謝致します!

更に武蔵国に城と領地まで与えられると伺い、深く御礼申し上げます!」


「伊達殿、貴殿の夢を壊して申し訳なかった!

奥州制覇を目指していた貴殿の夢を阻んだのは、誠に申し訳なかった!」


御礼の言葉を伝えて頭を下げていた伊達稙宗に対していきなり立花義秀が謝罪した事に稙宗が驚きました。


「お待ち下さい!困ります!頭を上げて下され!」


松千代も鹿島政家も義秀の芝居に付き合って一緒に頭を下げていました。


「あーっ!スッキリしましたぞ!

謝罪してスッキリしたかったのだ!

ぶははは!伊達殿、立花家も関東を制覇したら奥州制覇を目指すつもりであったから、貴方の邪魔になるのを承知で此方に出向いて参りました!

立花家は関東制覇の後は奥州制覇を目指します!

奥州では伊達家の協力が必要と考えて、伊達家の騒動に介入しました!

何よりも天下統一の為に伊達家の協力が欲しかったのでござる!


「ははっ、…はっ?天下統一?

立花家は天下統一を目指していると?」


「はい、まだ関東すら制覇していませんが、立花家は古河足利家、前橋上杉家の侵略を撃退して逆に彼らの支配地域を大幅に削りました。

現在は甲斐国の武田家、相模国の北条家、上総国の里見家を始めとする10家の同盟を組んでいます。

関東から奥州を掌握した後は天下統一を目指して上洛致します!」


「立花殿、私は奥州統一を夢見ておりました。

しかし、貴方は更に大きく天下統一!

器の大きさが違う様に御座います。

その様な御方に見込まれた政宗は幸せ者に御座います!政宗、御礼を申し上げよ!」


「ははっ、お義父上!此度はこの政宗に栄誉を賜り、誠に感謝申し上げます!

立花家のお導きに従い、正義と民の安寧の為に働く所存にございます!」


「おおっ?婿殿、いつの間に?

立花家の理念、【正義と民の安寧の為】に働く気持ちを持たれたのかな?」


「ははっ、実は立花家の使者、日奉殿が丸森城に参られた折に立花家の事を知りたくて直接、立花家の由来から近年のご様子を伺いました。

私利私欲の為では無く、戦乱の世を鎮め、正義と民の安寧の為に天下を統一を目指されると伺い、我もその旗の下に馳せ参じたいと念じておりました!」


「ぶははは!これは参った!

我らは相思相愛であったぞ!

これは不動明王様の思し召しかのぉ…

実はな、我が孫の松千代は神仏からのお告げを戴く不思議な能力があってな、今朝は松千代の夢に不動明王様が現れて、政宗殿を授けるから大事に育てよ!とお告げを戴きましてな。

我らは政宗殿と出逢う運命にあったのじゃ!

ぶははは!稙宗殿!不動明王様から預かりました珠玉の若者を必ず立派な武将に育てましょうぞ!」


「ははっ!不動明王様のお導き?!

感謝申し上げます!」

伊達稙宗は伏して義秀に感謝を示しました。


「お義父上、宜しくお願い致します!」

政宗が最も熱心に信仰する不動明王様のお導きと悟り、深く感激を覚えながら頭を下げました。


「さて、此方の南奥州の後始末が終わり次第、政宗殿は婿殿として武蔵国、府中城へ一緒に帰国いたします。勅命により、相馬顕胤殿、最上義守殿、大崎義宣殿、葛西晴清殿、そして伊達稙宗殿と重臣と従者20名も一緒に帰国となります。二ヶ月程立花家の施政を学んで頂いた後に帰国の予定ですが、稙宗殿が宜しければ、その後も暫く婿殿の東伏見城にて婿殿の後見を任せたいと考えておりますが、如何であろうか?」


「ははっ、もしもその様な事が可能であれば、是非とも政宗の傍に居てやりたいと願います!」


「ご心配無く、朝廷から立花家に全てを託されておりますから、帰国するしないは融通が利きます故、心置き無くお過ごしくだされ!」


「ははっ、ご配慮に感謝致します!」


伊達家当主、伊達晴宗が用意した会見は素晴らしい時間となりました。

伊達稙宗、伊達政宗の両者は立花家に携わる事が大きな利益になる事を実感すると、満面の笑顔で挨拶してその場を離れました。


「お爺、不動明王様のお告げの事、バラしてもよかったのかな?」


「ぶははは!あれはな、政宗に箔を付ける為だ!

これから政宗の家臣になる者達に伝われば、我が殿様には不動明王様が守護なされてると信じるだろう?

それ故に政宗の軍勢を強くする為になるぞ!」


「ほぉ、それは政宗と家臣達は良いかもね…

お爺、松千代は目立ちたくないのに…」


「ぶははは!そこまでは、考えてなかった!

ぶははは!あちこちから問い合わせが来たらどーするか?…おぃ、政家…どーする?」


「参りましたなぁ…すでに遅し…

今さら大殿の大法螺おおぼらでした!…じゃ、ダメでしょうなぁ…なんせ、同盟大名家の兵士達も松千代様のお告げが何度もあった事を知ってますから…

ふふふ、バレバレの無駄にございます!」


「ぶははは!松千代!バレバレみたいだ!

諦めて、たまには目立つのも良かろう?」


「お爺、まぁ許してあげる…まぁその代わりにだけど、天下統一の布石の為に薩摩国、島津家を親善訪問に行くのはどうかな?」


「何ぃー!薩摩だと?

ぶははは!随分遠いじゃないか?」


「お爺、天下統一を目指すなら、古河足利家、前橋上杉家が謹慎する5年の間に行くべきでしょう?

奥州伊達家の次に、九州島津家の血筋を確保すると天下統一に有利になる気がするけど?」


「おぉ、そうだがなぁ、都に向かう距離の倍の距離が有るぞ!政家?薩摩国へ行くと一ヶ月程掛かるか?」


「ははっ、立花家の商船が瀬戸内経由で博多から薩摩国へ一ヶ月から一ヶ月半と聞いておりますが、都へ上洛するよりも遥かに厳しい航海となりましょう」


義秀の問い掛けに筆頭宿老、鹿島政家は冷静に答えました。


「ほれ、厳しいから危ないぞ!」


「キャハハハ、お爺、それでは帰国してからゆっくり可能性を探りましょうね?」


「ぶははは!儂は行かないぞ!」


「お爺?3年後には隠居するでしょう?

暇になるから行けるじゃん!」


「ぶははは!あれは家督を義國へ譲るだけで、隠居じゃないぞ!」


「へぇ、薩摩国へ行くのが怖いの?」


「面倒だから行かないぞ!」


「キャハハハ!それなら将広お爺(立花将広)と一緒に行って来るからお爺は留守番してね!」


「ぶははは!それで良し!儂は留守番する!」


祖父と孫のやりとりに周囲は和やかな雰囲気になりました。半分冗談の様な会話の中で、松千代は天下統一の為、薩摩国、島津家と交流を深める事を考えていました。












松千代は奥州遠征だけに満足せず、次に九州、島津家に注目していました。


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