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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1546年(天文15年)11月上旬、立花家は清和天皇の子孫!?神武天皇の子孫?!

上洛の旅も後半に入り、東福寺を離れました。

宇治平等院から石清水八幡宮を訪ねます。

1546年(天文15年)11月上旬


11月8日、東福寺の立花家、猿渡家、同盟大名家の帰国準備が進みました。

夕刻からは上洛に協力してくれた方々を招いて別れの宴が始まりました。

関白、一条房通、近衛稙家、九条稙通、護衛を担当した本願寺、大徳寺、東福寺、石清水八幡宮の武将達に、都の富裕商人、宿泊地を提供してくれた東福寺の世話役と住職やその他の裏方仕事に奔走した人々の代表を招きました。


立花義秀、猿渡盛胤、立花将広の3名が客席を巡り、招待客と酒を酌み交わし、上洛の支援に感謝を述べて廻りました。更に都で評判になった女性騎兵100名が、巫女の衣装を纏い、歌や演舞を披露する役目と招待客にお酌と会話を提供する役目に廻り、宴席を盛り上げました。

別れの宴席は深夜に及び、招待客は全て東福寺に宿泊する事になりました。


11月9日早朝に京粥を食べて腹を満たして立花家、猿渡家、同盟大名家の軍勢は招待客に見送られて東福寺を出発、次の訪問先、南へ5里(20キロ)の宇治平等院へ向かいました。

立花家、猿渡家、同盟大名家の軍勢3000は護衛の軍勢を従えず、紅葉を楽しみながら進みました。

 

午後13時過ぎには宇治平等院に到着、周囲の絶景と平等院鳳凰堂を見学、伝統様式の建物の美しさを堪能しました。

平等院に宿泊した立花家、猿渡家、同盟大名家の軍勢は翌11月10日早朝、西へ約5里(20キロ)、石清水八幡宮へ向かいました。


午後12時過ぎに石清水八幡宮の山麓に到着、大半の軍勢を残し、立花家、猿渡家、同盟大名家の代表と護衛を含めた200名が山頂を目指して男山と称される石清水八幡宮の本殿に向かいました。

やがて南総門から見える荘厳な本殿に圧倒されます。

本殿に招かれた一同は宮司に案内されて中に通されました。お祓い、祈祷を受けて上洛行事から帰国する迄の安全を祈願しました。


お祓いと祈祷を終えると宮司と立花家、猿渡家、同盟大名家の一同は宮司や神職者から石清水八幡宮の歴史を学びました。

石清水八幡宮の祭神は応神天皇、その母、神功皇后が祀られ、八幡大神とは八幡神社の神様であり、応神天皇が神様になり八幡大神となったと知りました。

清和天皇と深い関わりがあり、清和天皇が石清水八幡宮を造営させた事から石清水八幡宮を深く信仰した事、清和天皇の子孫が源氏を名乗り、立花家の始祖、源義家公が石清水八幡宮で元服、八幡太郎義家と名乗った事等、石清水八幡宮と源氏、皇室との関わりを知り、日本の神社の最高の格式が伊勢神宮、石清水八幡宮の格式が二番目とされ、皇室の宗廟として大事な存在である事を学びました。


この日、石清水八幡宮を参拝した200名は石清水八幡宮の敷地内に宿泊する事になり、その他の軍勢は木津川河川敷に移動して宿営する事になりました。

松千代は紅葉に包まれ、荘厳な石清水八幡宮の美しい景色に感激しました。

祖父、義秀に語り掛けます。


「お爺、石清水八幡宮の神兵に護衛して貰ったお礼に参拝出来て良かったね。

皇室の宗廟であり、源氏との関わりも深く、参拝した意義があったよ!

神社全域に神聖な霊気を感じるよ!」


「そうだな、鈍感な俺にも神聖な霊気を感じるぞ!

さらに立花家の始祖、源義家公が元服した場所とは感激したぞ!」


「ねぇお爺、清和天皇の子孫が源氏を名乗り、源義家公が源氏の棟梁になり、府中で生まれた三男を立花家の始祖にしたよね…立花家は清和天皇の子孫でさらには初代天皇!神武天皇の子孫でもあるよね?」


「ぶはははは!初代天皇?!神武天皇?!

そうだな!繋がるぞ!

しかしな、そこまで主張するのは妬みを買うだろうから清和天皇までにして置くぞ!」


「お爺、承知しました。

それでは野菜の種の確保を忘れずにね!」


「大丈夫!昨日も平等院辺りの商人や農家を訪ねて確保させて、本日も石清水八幡宮周辺の種を確保させてる。

これから京田辺大徳寺、四條畷を経由して本願寺に向かうからあと数日で天王寺周辺の蕪の種をしっかり集めるから心配葉いらぬぞ!」


「きゃははは!野沢菜の元になる種を確保出来たら嬉しいなー!明日が楽しみだー!」


祖父と孫、たわいもない会話ですが、松千代がそれとなく立花家の最高権力者に指示している姿に周囲の大人達が笑顔になりました。

明日は大阪本願寺に向かいます。

天王寺周辺に後に野沢菜に進化する野菜の種がある筈です。

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