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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1546年(天文15年)9月上旬~10月中旬、遂に上洛への旅立ち!

8月下旬に上洛使節に立花義秀が同行する事が決まり、上洛準備が加速しました。

1546年(天文15年)9月上旬~10月中旬


9月上旬の残暑も中旬から次第に涼しくなりました。米の収穫が始まり、立花家の領内は豊作になりました。同盟大名家の米の収穫も順調に進み、近衛府に集まった情報によると豊作だと判明しました。


4月から5月に戦場となった秩父周辺、川越周辺、川口周辺、柏周辺、房総半島では田植え作業が遅くなりましたが、代掻きから田植えに多数の兵士達を支援に投入した事により、6月上旬までに田植えを終わらせました。やがて収穫の秋を迎えて無事に豊作と判明、9月中旬から収穫が始まりました。


戦いの無い時期に立花家は常備軍兵士を農作業の支援に派遣します。

主に雑草取りと野生動物から水田や畑を守る夜間警備を行い、猪や鹿、熊等から農作物を守ります。治安維持に大きな効果が有り、夜盗や強盗等の犯罪を未然に防ぐ事になり、地味な取り組みが収穫期に実を結びました。


9月上旬、立花義秀は朝廷に対して武蔵守護職叙任の為に使節一行と共に上洛する事を報告しました。

朝廷側は大層喜び、歓迎する事を伝えてきました。叙任される本人が参内さんだいすれば、新体制が発足する幕府側の将軍と重役の対面が実現します。

朝廷主導で幕府が始動するのに都合の良い状況になりました。


9月中旬、朝廷の勅使が府中に到着、11月1日に幕府の新将軍、足利義輝の就任、新管領、細川の就任の式典に出席を命じられ、11月5日に立花義秀の武蔵守護職叙任を行うと知らされました。


─府中城─

─立花義秀、鹿島政家─

「殿、同盟大名家を含めて全て米の豊作が報告されました。大名諸家から献上米の申し入れが来ておりますが、如何致しますか?」


「同盟大名家から20俵ずつ集めろ!

米の銘柄と大名家の名札を添えて立花家を含めると200俵だな?

それに加えて皇室、近衛家、九条家の荘園から収穫した米を含めたら米だけでも凄い量になるぞ!」


「殿、皇室、近衛家、九条家の荘園からの年貢は数回に分割して運んでおります。

収穫された米も例年通りの予定にて運ぶ故、今回は特に影響はございません」


「そうか、それなら安心したぞ!」


立花義秀が上洛する事に決まって以来、立花家の上洛準備は熱意が高まり加速しました。

9月下旬、立花家の先遣隊500が堺湊近くに上洛使節を受け入れる宿営地の設営を開始しました。


10月初旬、朝廷が将軍、足利義晴の退任を公表、後継者に義晴の嫡男、足利義輝の新将軍就任を宣言しました。

更に管領、細川晴元の退任と新管領、細川氏綱の就任が宣言され、幕府の管領だった細川晴元は朝廷から一方的に解任を発表される事になりました。


細川晴元は足利義晴派の軍勢との戦いに破れて丹波国内で挽回すべく機会を狙っていました。しかし、幕府からでは無く、朝廷から自分の管領解任を公表されて激怒しますが、大敗したばかりで反撃する事も出来ず、新体制の幕府から討伐軍が派遣される事を恐れる羽目になりました。


更に悪い事に細川晴元の有力な重臣、三好長慶が離反、新体制の幕府側に服属の申し入れがありました。三好長慶は摂津国、河内国、和泉国、丹波国、山城国、播磨国の細川晴元派の武将達を説得して味方に取り込む事を宣言して幕府側に出仕が認められました。


10月中旬、立花家と同盟大名家の上洛準備が整いました。朝廷と幕府への献上品と馬達と先遣隊は先行して堺湊に輸送を完了していました。

上洛使節の船が集中して混乱する事を避ける為、上洛使節の出発地は品川湊、六浦湊、横浜湊、小田原湊の4ヶ所から出発となりました。


上洛使節一行は大型商船15隻、中型商船15隻に護衛として大型軍船4隻、中型軍船8隻が3日間、日時を分散して堺湊を目指しました。




松千代と立花義秀は遂に上洛へ!立花家と同盟大名家は4ヶ所に分散して出発、堺湊に向かいました。

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