〜追憶〜第三話【亡くなった父さんとおじいちゃん】
それから長い月日が過ぎていった。そしてようやく春休みが終わった。
今日は始業式の日だ。優華は私が来たとたん、ドアから飛び出した。
優華「おっはよぉぉぉぉーーーーー!!!!!今日から二年生だね!」
私「あぁ・・・うん。」
優華「元気ないよ?どうして?」
私「誰にも言っちゃだめだよ・・・」
優華「うん、どうしたの・・・?」
私「実は私のお父さんが事故で亡くなって・・・」
優華「えっ・・・沙都子もだったの。」
その時私は「沙都子も」という言葉にびっくりした。
「も」という事は自分も似た事があったということだから。
私「え?どういう意味?」
優華「優華はおじいちゃんが90歳で亡くなって・・・。」
私「お互い悲しい思いしてたんだね・・・」
優華「気にしちゃダメだよ。思い出すたびに元気なくなっちゃうよ。この事は心の奥にしまっておいて、これからは明るく行こ。」
私「でも・・・・無理かもしれないよ・・・」
?「じゃあそこで腐ってるか?」
優華・私「誰・・・?」
いきなり髪がクルンとした短髪の少年が私に声をかけてきた。
何だか正直いって私にはカッコよく見えた。
?「声でわかんないか?俺だよ俺。香流菜だよ。」
優華「沙都子・・・知り合い?」
私「うん・・・・・三歳ン時の・・・・」
香流菜「久しぶりだな、沙都子。」
香流菜が優しく微笑んでこっちを向いた。
その時私はドキッとした。
知らない間に香流菜の事を好きになっていたのかもしれない。
私「あ・・・うん。そうだね・・・」
香流菜「な〜んだよ、そんな顔してぇ、可愛い顔が台無しだぞっ」
私「えっ・・・可愛いってそんな・・・」
私は顔が赤くなった。
私の心の中「うわ〜、どうしよー・・・好きな人に可愛いって言われちゃった・・・・・」




