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四十七回目「忍び寄る脅威」

 二千二十五年五月六日。水曜日。温かすぎて冷房を入れた日。昨晩、恐ろしい目に遭いました。

 何だか眠っちゃならない気がして、午後二十四時を回るまで起きて居たのです。

 そしたらば、そこそこ大きめの「〇木ぶりさん」が、家の「しばしば〇木ぶりさんが出てくる壁」の所に出てきて、おいどんは「ギャー!」って小さく叫んで、目の前にあった殺虫剤を、奴へ向けて噴射しました。

 殺虫剤には、「〇木ぶりさん」を瞬殺すると書かれていたけど、中々効かなくて、なるべく近づいて噴射し続けたら、ようやく小さくなって固まりました。

 そいつを、ティシューペーパーを十枚くらい重ねてワシッとつかみ、ティシューで包みこんで、ゴミ袋に投じて、袋の口を縛って、ゴミステーションに投棄して来ました。

 怖かった。思い出しても、とてつもなく怖かった。

 眠っちゃいけないと思って居たのは、たぶん「何者かがこの家に侵入している」って言う、危機感が働いたんでしょうね。

 出来れば、「〇木ぶりさん」とはエンカウントしたくない。だけど、「バル〇ン」を焚いてもあんまり意味がない事も、分かってしまっているし。

 家の中から「おいしそうなにおい」がしないように、気をつけるしかないんですかね。

 あんまり料理が出来なくなっちゃうなぁ。滅多なもんは作らないけど。

 実際、先日から家に玉ねぎ炒飯の臭いが沁みついていて、中々鼻がすっきりしません。

 ちゃんと食器もフライパンも洗ったんだけどなぁ。


 人間って、脅威が「生活領域」の中に入ってくると、「逃げたい」って思うものなんですね。

 移動生活(狩猟採集生活)をしていた頃の名残なのかしら。「此処は危険だ。逃げたい。薄気味悪い」と、ずっと思ってしまう。

 現代の人間は定住生活をしているわけで、おいそれと家と言うテリトリーから逃げ出すわけにいかない。

 だから、家の中は綺麗にしておかなければならない。明日、お勤めに行く前にバル〇ンを焚いて行こうかな。

 何でおいどんは、こんな、読んだら思い出しそうな事を書いて居るのか。

 心の内にとどめておけないほど、「〇木ぶりさん」が怖かったのでしょうけど。

 洗濯物は乾き次第タンスにしまって、食料の類は全部冷蔵庫に入れて、朝にバル〇ンを焚いて出かけて、帰って来た後は家中を拭き掃除して、密閉されない棚に入って居る食器類は全部洗う事にして、と言う所か。

 近年はバル〇ンを売ってる場所が限られている気がする。

 マツ〇ヨにはあるらしいです。

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