表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/30

(二)-9

 彼は振り返った。いや、振り返ったのは大樹ではなかった。別人だった。

「すみません、人違いでした」

 そう小さく言うと、男性は「そうですか」と言い残し、前に向き直って階段を降りていった。

 冷静に考えてみたら、当たり前だ。彼は崎玉の実家の近くに住んでいるし、仕事も地元の不動産会社の営業だ。仕事で平日にこちらにくることはない。

 私は自分が乗るはずの電車のホームへ向かった。先ほど乗ろうとしていた電車はすでに行ってしまい、ホームは先ほどよりも空いていた。次の列車到着のアナウンスが屋根からぶら下がっているスピーカーから流れていた。そして刻一刻と人が増えるホームの列車待ちの列に並んだ。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ