00 無題
「スノードロップ、フクジュソウ、ローダンセ、ムスカリ」
「ムスカリの主な花言葉は『失望』。でも『明るい未来』『通じ合う心』『寛大な愛』なんていう花言葉もあるのさ」
「その通りに成ってくれたね」
「さて、くだらないいたちごっこは終わったよ。聞こえているかい優綺とルシフェル。ああ、君達はもうその名を捨てたのか」
「まあいい。どうせ聞こえていないのだろう」
「しかし永劫回帰の呪いだけでなく共依存の呪いまでかけるなんて本当に君ってやつは……」
「まったく、永遠を求めるなんて君達は本当に愚かだね」
「確かに私達は似ているかもしれないけど、私は本物で君達は紛い物なのだから、似ていて当然なんだよ」
「おっと、気づかなかった」
「やあ、画面の向こうの諸君。数話前に会って以来だね。いや、もっと前に会った人もいるかもしれないな。何にせよ久しぶりだね」
「突然だけど、私には優美と柚綺を終わらせる使命があるんだ」
「使命というか、まあ私の意志なんだけどね」
「え?あれこそがトゥルーエンド?ふふ、そんなの馬鹿げているよ。真実は他にあるんだから」
「春海と無月の二人だって本当はもっと違う終わり方を迎える予定だったんだよ。でも私が介入したからこんな結果になったのさ。ほら、真実とはかくも容易く変わってしまうんだ」
「では、本来の役割に戻ろうかな」
「さあ、皆さん。お次は『優美と柚綺・新編』と行こうか」




