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役割と共生2

私達は、川へ着いた。前は、用水路を使っていたみたいだけど、交換所を始めて、水が多く流れている川を見つけたみたいで、私達が同居し始めたときには、そこから水を運んでた。40分くらいしかかからなくて、結構楽だ。

「今回は、水を1つ分だけ運びます。ここの水を、そのまま汲んでー」

そう言いながら、なつから、タンクを渡してもらい、川に、足を突っ込み、タンクの口を半分水につけた。

「ーこのくらいまで満タンになったら、1杯分です。このタンクを、カートに乗せて下さい。小さい子には、乗せたタンクが倒れないように抑えてもらいます。なつ、教えてあげて。」

「うん!えっと、こうやって、これを、足と、手で、ギューってするの。でね。ここにある、ぼうに、ちかずけて、このひもをまくの!それで、なつもはんたいのぼうにあるひもをまくの。それでかんせい!」

カートの支柱に、ベルトを付けて、そこに、タンクと、なつが、シートベルトみたいな感じでいる。

「そうしたら、大人は、自転車で、カートを引きながら、拠点に戻ります。水を受け渡したら、また、拠点の人と、交代して、拠点にいる人は、持ってきた人と交代して、戻ってきて下さい。8歳の子2人は、ここで、水汲みをお願いします。ある程度、組み終えたら、拠点に向かう人に伝えて、自転車で帰って下さい。来るときも自転車で来て下さい。ここまでで質問はありますか?」

特になさそうだった。

「では、戻りましょう。」

拠点に戻ってきた私達は、フードコートに腰を下ろした。

「次に電石の交換についてですが、各部屋に、段ボールがおいてあると思うので中に入っている電石が小さくなっていたら新しいのに交換して下さい。新しいのは、フードコートの隅においてあります。これで大丈夫ですか?」

「はい。特には、、」

「では、各々休憩してて下さい。」


爽side

「では、販売班の方は僕の方に来て下さい。」

僕の方に集まったのは7歳、9歳、15歳の男の子と、片足が義足の大人1人と、ずぅーとニコニコしてるお兄さん?がいた。

「では、仕事について説明します。僕達の仕事は、交換所で、電石と食料の交換です。電石を渡してきた方には、余った食料を。食料を渡してきた人には電石を交換します。」

「あの〜ちょっといいですか?」

お兄さんがそう言った。

「はい。なんでしょう?」

「電石はともかく、食料は、ボクたちのも使うんですか?」

「はい。余ったものや、血抜きがうまくいかなかったものなど。お願いします。避難民リーダーの蒼真そうまさん。」

そう。僕が、リーダーっぽい人だと思っていたのは、ただただそれぽいだけだった。名簿を書いてもらったときに分かった。

「でも備蓄はほしいんじゃないですか?」

「大丈夫です。備蓄も込みで、ですので。」

「あっそ。どうぞ。続けてよ。」

なんか。ムカつくな。

「では、続けさせていただきます。この紙に書いてある分類で行きます。この通りに交換するだけです。また、移動して交換するので、自転車に、カートをつなげて、漕いでいきます。ルートはこんな感じです。夕方頃には、引き上げます。わからないとこはありますか?」

なさそうだ。

「では、これにて、説明を終わらせていただきます。」

・・・

全員の説明が終わったあと、軽く夕食にした。その後、家事班の人にお風呂を沸かしてもらって、

”僕&蓮>販売班>狩り班>小春さん&こなつちゃん>家事班”の順で入った。狩り班の人に先に入ってもらおうと言ったら、

「爽さん。こういうのは、私達が先に入るべきなんです!至るところで上下関係を忍ばせておくものです。」

「でも、狩り班の人たちのほうがつかれてるだろうし。」

「だとしてもです。ただ、女性陣と男性陣でまとめましょう。」

「分かった。」

ということでこうなった。風呂に入るときは、それぞれ、お湯を持って、入る。寒い時期に、外で入ると、お湯がすぐに冷めちゃうから。お風呂に入ったあとは、ちょっとしたレクリエーションをした。ババ抜きだ。男子と女子で別れて4人か、5人で対戦して、1上がりの人が男女混合で最終試合をする形式だ。僕は、花を持たせようと思って”わざと”負けた。”わざと”。結果的に勝ったのは、避難民のさらちゃんだった。まだ、6歳なのに!蓮に勝つなんてすごいや。トランプを片付けたあとは、それぞれの寝る支度をしてもらう。各班で区画を決めてまとまって寝てもらう。義足の人も、床で寝ようとしてたから、ベットに案内した。

「それではおやすみなさい。」

タッタッタッ

誰かが、こっちに向かってくる足音がした。僕のベットの前で立ち止まって、布団に潜り込んできた。

「蓮、どうしたの?」

「べつに?」

「そっか。おやすみ。」

「うん。おやすみ。」

翌日

カンカンカン

日が昇りはじめの澄んだ空気に鳴り響いた。

「起きて下さい。仕事初日ですよ。」

僕は、中華鍋とお玉で鳴らしながら言った。

「おはようございまぁす。」

口々にあくびをしながら言った。中には、ぼーっとしている者もいるが。

「朝ご飯は作ってあるので食事処に来てください。今日は、イノシシ鍋の残りと、鹿肉と野菜の炒め物ですよ!」

その声に何人かが、飛び起きた。

基本的には、2ヶ月後以内に更新する予定です。

すこしでも気に入りましたら⭐をしてくださるとモチベになります!

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