街
あれから何日経っただろうか、ひたすら歩き続けた。
道中、たまにいるスライムなどのモンスターが近づいてきたことがあったが、すぐに離れて行った。
本当は倒して経験値にしたいのだが、離れて行くモンスターに執拗に攻撃する必要はない。
そう思っていると、光が見えた。
「やっと森も開けたな」
そう思い、光をめがけて歩いてみると、
そこには、現代とは思えない程の広大な街が広がっていた。
「長かった…だが安堵するのはまだ早いとりあえずギルドを見つけないと」
そんな事を呟いていると一人の老人に話しかけられた。
「傭兵さんかね」
いきなり話しかけられたので、慌てて答えた。
「まぁ、そんな感じです」
「そうか、この街にくるのは初めてか」
「そうです。ついでにおじいさん、この街のギルドってどこにあるんですか?」
「ギルドというのはなんじゃ?」
どうやらこの世界にはギルドというものはないらしい。
「ギルドというのは冒険者や勇者がチームを組み、ともにダンジョンを攻略する集まりのことです」
ラノベなんかでよくみる説明をそのまま引用した。
「この街にはギルドというものはないが、このまま真っ直ぐ進めば、それに似た“フォーム“という冒険者たちが集まるところがある」
これはかなり有力な情報だ、非常にありがたい。
「ありがとうございます。これからそこに行ってきます」
「おう。いい人生にしろよ少年」
「はい、ご達者で」
老人と別れた後、とりあえずその“フォーム“に行くことにした。
「ここが“フォーム“か」
この町は全体的に異様にでかいので、この施設も相当でかい。早速ドアを開けてロビーに入る。
するとそこには受付の職員がいた。
「いらっしゃいませ。冒険者様ですか」
「そうです、ちょっとこの街について知りたいんですけど…」
「なるほど、まずはステータスをご確認させていただくことは可能ですか?」
「はい、これです」
ステータスを見せた瞬間、受付の人は席を外した。
「なんだったのだろうか」
そして受付の人がなにやら強そうな男の人を連れてきた。
そして、「これから面談室で話がしたいのだが、よろしいか」
と話しかけてきた。
「どうぞ」
としか返すことができなかった。




