冷静沈着
何か死を免れる方法はないか…
ここで俺の経験が生きてくる。
あの国のダンジョンは難しかった。
呪文系のモンスター、間接攻撃系のモンスター、魔法系のモンスターなど色々のモンスターがいた。
しかし、俺はカウンター系だと思っているが、そのカウンター系のモンスターや人間を見たことがない。
よって、相手に攻撃をさせればさせるほど、俺は死を免れる確率が高くなる。
とりあえず今の最適の方法は、攻撃をあえて受けること。
すると、早速攻撃者第一号が攻撃をしてくる。
「ドロー」
これはなかなか強いな。
本来なら身体中に激痛が走るようなくらい強い攻撃だが、オービスで問題ない。
攻撃者第一号はきかなくて悔しそうにしている。
その後もそいつはどんどん技を連発してくるが、
全てオービスで守ってしまい、全くの効果がない。
しばらくすると、そいつは魔力が足りず力尽きて気絶してしまった。
相当積年の恨みがあったのだろう。
でも、そこまでしてやる必要性なんてないのに。
大体オービスは後、180万くらいの攻撃なら耐えられる計算になっている
とりあえずだが、今の30万くらいの攻撃を俺を拘束している能力者にぶつけてみる。
とりあえず剣をふる。
能力者は一瞬で吹っ飛び、俺の拘束は解除された。
やはり、この拘束魔法は、俺には、足くらいしか機能していない。
だから、剣をふることができる。
しかも、
「フランマインペトゥーム」
おそらくこれを、自分に打てば…
やはりそう。
この魔法は熱に弱い。
前のダンジョンでもこのような呪文系のモンスターはたくさんいた。
そいつらは全員熱に弱かった。
だからこのようにして、解除することに成功した。
これからはこっちのターンだ。
当然、相手もそれなりの技を使ってくるだろう。
しかし、俺にとってはそれは、栄養分にしかならない。
これが、<赤光の勇者>
相手は協力してさまざまな技を打ってくる。
状態異常系のものは、ポイズン。
魔法使いのようなものは渾身の奥義を打ってくるが、それらは全部俺に取り込まれる。
もはや、剣をふるだけで勝てそうなので、相手の魔力がほぼ尽きたところを狙う。
攻撃が明らかに弱まってきたな。
「お前ら、潮時だよ」
俺はそう告げて剣をふる。
今回は全員に届くように。
そうしてここにいるものは一人だけになった。
流石にあのダンジョンのモンスターよりも弱いな。
そう思った矢先、この国の精鋭部隊のような人たちが来た。
彼らはこれらの残虐な場面を全て見ていたようで、
「まさかここまで強いやつとはな」
「情報は聞いたけど、もう守るやつなんて残ってないんでしょ」
「こんなの所詮余裕 雑魚が雑魚を倒したとてだな。俺一人で十分」
「こんな弱者が生き残っていること自体に問題がある」
と言って早速俺に近づいてくる。
とりあえず弱者を演じてみるか。
「僕はなんてことをしてしまったんでしょうか。僕のせいで…僕のせいで…こん」
「お前がそうやって弱者のふりをすることも知っている
芝居はやめてほしいものだな」
どうやら、こいつらにはもう俺の情報なんてとっくに行き届いているのだろう
なら、やるしかない。
「ロックス、フランマインペトゥーム」
とりあえず先制攻撃あるのみ。
すると、
「マルス」
唐突にあいつらの手前に光る大きな壁ができ、ロックスとフランマインペトゥームは跳ね返されてこちらに向かってきた。
俺はこの攻撃を受ける。
これで少しは強い攻撃が出るようになった。
相手はうまく決まってさぞ満足そうだ。
そんな勝ち誇って笑ってる壁を使った攻撃をしてくる奴には、少々お仕置きをするべきかな。
そうとも知らず相手は攻撃を打ってくる。
「インペリア」
「インベーシオビカイ、アンブラ」
※アンブラとは、インベーシオビカイの専用の技で、相手の魔力を吸い取る影を作り、もし攻撃を耐えられたとしても、相手を戦闘不能にさせることができる優れ技である。ダンジョン四十五階で身についた。
そして攻撃を振るう。俺のフランマインペトゥームとロックスの合わせ技のダメージ+相手の攻撃の8倍なので、相手は一瞬で即瀕死だろう。しかし、咄嗟に仲間が、
「トゥーリ」
…防がれたか
「ありがとうクーゴ」
「そんなことを言ってる場合ではない 今は集中しろ」
唯一こいつだけは状況がわかってるみたいだな。
こいつはもうすぐで魔力がなくなって気絶になるんだけどな。なんで見捨てないんだろう。
とりあえずあの魔法使いは置いといて、次はこのいかにも弱そうなオーラを放っている青髪から殺そうか。




