緑色の獣
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
ロッド「はぁ…からくり人形とは言え、相棒殺めるのは厳いなぁ……」
そこには粉々になったロキの人形の残骸が残されていた。
ソウル「行きましょう、ヴァレを早く…」
千咲「そうだね、いつまでも止まってる場合じゃない」
ルーラーが出てきたドアから、千咲達は進んで行った。
(ギィィィ…)
1歩1歩足場を踏みしめる事に木製の床が不快な音を立てる。
サニー「電灯…?」
部屋の奥は緑がかった光で照らされ、ホコリが鮮明に見えた。
(ガタッ)
一同『!?』
そのとき、部屋の壁にかけてあった額縁が落ちた。
ソウル「これは…」
ロッド「ルーラーの写真…?」
額縁には、ルーラーの全体図が写った写真がはめてあった。
しかし、顔重心にボヤけている。
サニー「ルーラーはどうしても顔を見せたくないようだな」
千咲「サニーと一緒じゃん」
サニー「一緒にすんな、あんな化け物と」
しかし、額縁がかけてあった壁に目をやると、額縁が4枚ほど続いていた。
千咲「……え?」
サニー「これって…」
ロッド「俺……?」
額縁に飾ってあったのは、右から蜘蛛男、ロキ、ロッド、そして足が車輪に改造されていて、片手に銛を持った男だった。
ソウル「1番端のこの男…」
ロッド「こいつ…なんでこんな場所に…?」
サニー「知ってんのか?」
ロッド「元幹部、『ウィイ』だ、俺らのリーダーが幹部になる前にいた奴だ。しかし、あいつはリーダーが幹部になる直前にルーラーに呼び出されてから見てねぇ」
千咲「どうなったか知ってるの…?」
ロッド「知ったこっちゃねぇが、多分死んだだろうな」
ソウル「戦力だっただろうに…なぜ?」
ロッド「ルーラーはどんな形だろうと、『Ⅳ』が嫌いだ」
千咲、サニー、ソウル『Ⅳ…?』
ロッド「幹部が4人になるのが嫌だったんだろ」
千咲「そんなくだらない理由で…」
ロッド「胸糞悪ぃよな、ウィイは可愛い後輩だったぜ」
ロッドの握る棒がギシギシと音を立てる。
ロッド「あの野郎……」
ロッドの眉間には血管が浮き出ていた。
(ドゴッ!!)
すると、向こうから何かが暴れまわる音が聞こえた。
サニー「なんだ…?」
ロッド「隠れろ」
(ドンッッ!!……ギィィィ…)
ソウル(まさか……!!)
そこにいたのはご察しの通り、うさ耳の緑の獣だった。
獣「ゔ…ゔ……」
獣は何かを探している様子だってだった。
千咲(なにを探してるんだ?)
獣「パ……ル………」
サニー(パル?)
パルとは、ヴァレの友人だ。しかし、ある日蜘蛛女に……という訳だ。
(ガラガラガラ……)
獣は次々と家具を動かしていく。
ロッド(マズイッ!!)
(バッ!!)
ロッド「離れろッ!!」
獣「ガァァァァッッ!!」
ロッドは瞬時に距離をとった。
サニー「グッ…!!」
(ブンっっ!!)
サニーは勢いよくハンマーを獣にぶつけるッッ!!
ロッド「馬鹿野郎!!」
(ガッ!!)
しかし、ビクともしなかった。
サニー「は…?」
(ドゴッ!!)
軽快な音が鳴り響いた後、サニーは横っかわから思いっきり殴り飛ばされた。
サニー「グァッッ!!」
(ドガァ!!)
サニー「く…くはァ……」
サニーは力が抜けたように倒れてしまった。
しかし、それを見たにもかかわらず、千咲は獣に向かっていった。
ソウル「待ってください!!」
ロッド「バカが……」
千咲「こっちだッ!!」
(シャッ!!)
千咲のナイフが獣の首元に滑り込むッッ!!




