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016 到達!レベル10!

016到達! レベル10!


「あ! あがりました!」

「「おめでとう!」」

 ゴブリンの頭に、時にオークの頭に穴を開け、グレイウルフ相手にはなかなか当たらないから4、5本纏めてぶん投げて当てて、当て続けて、とうとうレベル10に達した。

 オークは体調2m近くある二足歩行の豚のモンスターだった。

 本当はゴブリンより強いのだが、ゴブリンより鈍いので良いマトだった。

 皮も頭蓋もゴブリンより分厚いが、質量武器で脳をザックリ。

 グレイウルフは力が散っている事もあって貫通とまではいかなかったのだが、黄金棒クナイの全長の半分以上が突き刺さると、暴れている内にどんどん体内に入っていく。

 そして、腹に何本も黄金を抱えて動きが鈍る。

 黄金棒クナイは一本で500gあるか無いかぐらいだと思うが、2kgとか3kgとか、腹の中が突然重くなったら流石に上手く動けない。

 大きく動けば腹の中でどんどん内臓を圧迫したりするし。

 赤頭巾の童話で、腹に石を縫い込められた狼みたいだ。

 

 □

 

 レベル10になると、詳細ステータスを無料で測ってもらえる。

 

 そんなわけで冒険者ギルドに向かい、早速やってもらったのだが。

 なんか色んな大きさや形の魔力水晶を触らされ、その色を記入され、かなり時間が掛かった。

 そして出て来たのが、板切れ1枚。詳細ステータスが書かれている。

 

 なんか血液検査みたいだなと思った。

 

 予想通り、俺の投擲スキルはレベル17もあった。

 普通は基本レベルが10なら満遍なく10前後らしいのだが、魔法士の魔法レベルと同じく、俺の場合は投擲が特化したみたいだ。

 ずっと投げてたしな。

 

 だが、その他に何も無い。

 水魔法適性 優

 火魔法適性 可

 雷魔法適性 可

 風魔法適性 良

 との事。

 レベルは無い。だって魔法覚えていないし。

 他にも色んな魔法があるのだが、そっちの検査は有料との事。

 世知辛い。

 別に有料でも払えるけど、たったこれだけの事を調べる検査でかなりの時間がかかった。

 お金より時間が大事とはよく聞くが、この場合、お金も時間も失う事になる。

 俺はさっさと退散した。

 

 □

 

 レベル10に上がった俺は、水魔法を憶えようと女魔法士に教えを受けた。

 森まで行って、森の入り口付近で魔法の練習。

 

 俺が魔法を習っている間、女戦士と女弓士は周りの警戒をしているのだが、

「うーん。以前から妙な気配があるのだが」

 と言う女戦士。

「誰かに見られている様な……」

 とは女弓士。


 多分、あの女騎士だ。

 俺は全く気付かないのだが、やっぱり見張られているらしい。

 

 まぁ、俺は気ままな異世界ライフを送っているだけだし。

 特にお咎めを受ける様な事…… やってるな。黄金を大量に流している。

 黄金という現物があるわけだし、国全体から見れば大した事は無いと思うが、それでも経済に多少なりとも影響があるだろう。

 

 ◯

 


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