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ステンレス 錆びず腐らず 其処に在り
さながらロゴス 春を遠くに
兄の死に 囚われまいの 浸り読み
猫の目草の 色も分かれて
透き通り 浴槽の湯に 余寒あり
花も実もなく 色を漁りて
ユーロジャズを また禅の書を 寄せし部屋
遠くに声あり 遊ぶ子もあり
学術と 筋肉を鎧う オルターエゴ
内的な個は 琥珀に沈めり
くちづけを 不在の梅を 無い春を
モザイクのごと ポケットに取る
指を切る 流れる自我の 赤さ哉
調律はただ 神のもとにあり
包丁の 先端に見ゆ 未来像
青灰色より 出る青は藍
ピアノと吾 器楽的な それや又
気学的なる 不感蒸泄
色を塗る 二重意義にて 基底せり
肉体と視界 スマホと悪夢




