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食べて、歩いて、集めて〜私の週末ひとり旅〜  作者: とま坊


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【第1話】さぁ、高山に行こう―岐阜編―

京山桜、二十歳。愛知県内の大学に通う、ごく普通の大学二年生。

少し控えめな性格だけど、旅行と美味しいものが大好き。

休日になると、リュックを背負って気ままな一人旅に出かけている。

旅の楽しみは、知らない街を歩くこと、その土地ならではの美味しいものを食べること。そして、全国各地で配布されている「ぴよぴよカード」を集めること。

訪れたことのない街、初めて出会う景色、思わず笑顔になるご当地グルメ。

時には予定を変更して寄り道したり、思いがけない発見をしたり。

これは、京山桜が全国各地を巡りながら、美味しいものと素敵な思い出、そしてぴよぴよカードを集めていく、のんびり気ままな週末ひとり旅の物語である…

「よし、乗るか…」


土曜日の朝。

名古屋駅のホームに停車している

特急ひだを前に私、京山桜は小さく呟いた。


手に持っているのは、

スマートフォンと乗車券。

背中には一泊二日の荷物を詰めたリュックを背負っている。


列車の乗車口から車内に入り、

自分の座席を探す。窓側の席を見つけると、桜はリュックを荷物置き場に載せ、

座席に腰を下ろした。


「ふぅ…」


一息ついて、窓の外に目を向ける。


――これから向かうのは、岐阜県の高山市…


愛知県内の大学に通う二十歳の大学生、

京山桜にとって、

今日は楽しみにしていた一泊二日の一人旅の日だ。


桜は普段、少し控えめな性格をしている。

初対面の人と話すのはあまり得意ではなく、大勢で賑やかに過ごすよりも、

一人でのんびり過ごす時間の方が好きだ。


そんな桜だが、

休日になると一人で出かけることが多い。


知らない街を歩き、その土地ならではの景色を眺め、美味しいものを食べる。

そうした地域を感じることが出来る

旅行が桜は好きだった。


そして、

旅行先で欠かさず探しているものがある。


「ぴよぴよカード」


ひよこのキャラクターが描かれた、

全国各地の限定カードだ。

地域の名物や観光地などをモチーフにした

デザインが特徴で、

訪れた場所によって違うカードを手に入れることができる。


桜はこのカードを集めるのが好きで、

専用のカードファイルまで持っている。

これまでに集めたカードは、

どれも大切なコレクションだ。


勿論今回の旅行先、

高山にも限定デザインがあることは調べてある。


「――どんなデザインだっけな…」


スマートフォンを取り出し、

事前に調べておいたカードの情報をもう一度確認する。

画面に表示された画像を見て、

桜の表情が少し緩んだ。


高山の御当地キャラクターと

一緒に描かれた可愛らしいカードだ。

これは是非とも手に入れたい。


カードの配布場所も確認済み。

観光の途中で立ち寄る予定にしている。


「はぁ…楽しみだなぁー。」


そう呟いたところで、

発車を知らせるアナウンスが流れる。


――しばらくすると列車が動き出した…


ホームが少しずつ遠ざかり、

見慣れた街並みが窓の外を流れていった。


桜は座席に深く腰掛け窓の外を眺める。

列車の旅は、目的地に着く前から楽しい。

普段なら何気なく通り過ぎる景色も、

旅行中だと思うと少し違って見える。

これからどんな景色に出会えるのか、

どんな美味しいものが食べられるのか…

考えるだけで自然と期待が膨らんでいく。


しばらく景色を眺めていた桜だったが、

ふと思い出したようにリュックの中を確認した。


財布、スマートフォン、充電器、

着替え、洗面用具…

そして、旅行の必需品であるカードファイル。


「うん、忘れ物は無さそうかな…」


準備は万全だ。

あとは高山に着くのを待つだけ…


桜はもう一度窓の外に視線を向けた。

春の穏やかな空の下、

列車は山間の景色へと向かって走っていく。


さてと、今回の旅では

どんな出会いが待っているのだろうか…


美味しいものを食べて、街を歩いて、

お目当てのカードを手に入れる。

そんなことを考えながら、

桜は高山への列車の旅を楽しんでいた。


――――――――――――――――――――


しばらくして、高山駅に到着した。


「ふぅ、着いた!」


ホームに降り立った桜は軽く伸びをした。


名古屋とは少し違う澄んだ空気…

駅の周囲には山々の景色も広がっている。


さぁ、旅行の始まりだ!


桜はリュックを背負い直すと、

改札へと向かった。

まずはホテルに荷物を預けて、

それから街を散策しよう。


――そして、お昼ごはんは勿論…


「何食べようかな…

 高山名物のご飯か…」


到着早々、

頭の中は食べ物でいっぱいになったの

であった…

この作品を読んでくださりありがとうございました。

初めて「旅」をテーマに書かせて頂きました。

今作品を読んで旅行に行ってみよう…

と少しでも思って頂けたら嬉しいです!

(旅行は楽しいですからね!)


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※フィクションです。

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― 新着の感想 ―
はじめまして!初めて読ませていただきました。簡潔な文章で旅行の空気感を出し、そして旅の目的に「ぴよぴよカード」という架空のアイテムを組み合わせる独自性がまた新鮮です。当方はまだ構想段階ですが雨晴海岸〜…
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