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「そっか……わかったよ」


 通信がはいった。最期の通信だ。誰からかというとそれはヴァラヴレレイドだ。彼の最期の言葉だった。それは簡潔に――


「私は貴方が愛おしい」


 ――という愛の告白だった。知ってたけどね。ヴァラヴレレイドは私に一目惚れしてた。その気持を私は都合よくつかってただろう。ヴァラヴレレイドは本来なら、どの真竜改の面々よりも戒律というか? 規則ってやつに厳しい、真竜改の中で一番真面目な龍だったらしい。

 そういう風にズラララバライトがいってた。だからこそ、今のようにヴァラヴレレイドが変わったのはズラララバライトにとっても驚きだったみたいだ。実際、私に惚れてるのはヴァラヴレレイドもズラララバライトもそう代わりはないとおもう。

 でも……決定的な違いがある。それはズラララバライトが今や現宇宙を捨てて、私の新生宇宙へと完全に移ってるのに対して、ヴァラヴレレイドは最後の最後まで現宇宙とともに死ぬことを選んでる……ということだ。

 今の最期の言葉がそれを示してるだろう。私とずっと一緒にいたいのなら、この現宇宙から完全に切り離して連れ出してやることが私にはできる。新生宇宙でずっと一緒にいることができるのだ。


 そしてそれはヴァラヴレレイドだって当然知ってる。私たちは何度も話し合ったしね。私は何度もヴァラヴレレイドに「私の宇宙に移りなさい」――と言い続けてきた。私にはそこに恋とかの恋愛感情はないよ? ただ頼りになるなぁってね。

 最悪? いやいや、蔑ろにしてるとかではなかったから。ちゃんと思いはあったのだ。思いやりという思いね。ちゃんと大切に思ってたのも事実だ。私たちは仲間なんだから。

 だからこそ、ヴァラヴレレイドには私の新生宇宙に移ってほしかった……というのは本当だ。でも……大体の事は私がいえば簡単に頷いてたヴァラヴレレイド。でも……そのことだけは曖昧にしてた。

 未練とかあるだろうし? なかなか覚悟が決まらないのは仕方ない……と思ってたけど、ヴァラヴレレイドは最期には私を選ぶとおもってた。だって私に惚れ込んでるんだもん。

 だからそのうち……そのうちね……とか思ってたわけだけど……この言葉である。もしかしたらヴァラヴレレイドはもうとっくに覚悟を決めてたのかもしれない。私に明言しなかったのは、ある意味で私の性格をよくしってるし、それに自分が私に弱い……というのもわかってるからなんじゃ?


 私に直接いって泣き落としされたら決心が揺らぐかもしれないとかさ……馬鹿みたい。これだから男って……て案件だよ!! この宇宙とともに逝くなんて……そんなの私が納得できるわけ無いでしょ。


 私はね……他人なら比較的どうでもいいが、懐に入れた存在は手放す気なんてないんだよ。

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