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或る自己紹介

人間失格と太宰の人生を交えた、とある高慢ちきな都民の話

恥の多い人生を送っているにゃんたま乱たろうですが、恥の上塗りが好きなわけではないのです。なぜか、生きているだけで恥が溜まっていく。僕はもう、玉川上水に行くしかならなくなりました。Tinderで出会ったタバコ屋の娘ゆき子と、僕は一緒に西へ往くのです。

東京からでるなんて、恐ろしい。そう僕は思います。東京の外の人間なんて、もう下劣でいつも女と酒の話ばかり。僕はめっぽう上品なきらいがあってそういう人とは合わないのです。なに、三鷹は東京だって?そういう嘘を僕は好みません。いかにも東京の外の人間が言いそうな嘘だ。全くいやらしいものだ。

西へ往くのなんて、嫌な話です。西には浄土があるって一緒に呑んだ坊さんは言っていました。浄土なんて、僕にはふさわしくない。

そもそも、浄土は東にある。東京がそうなのであるからして間違ってる。西の人間はまた嫌なやつでね。


ああ、もう汽車の時間が来ます。ありがとう。冷たい水に入る前に、あなたと話せてよかった


にゃんたま乱たろうと名乗る乞食はそうまくし立て、いそいそと荷物をしまい緑のラインの電車に飛び乗った。そう急がなくてもすぐ来るのに、男の人生のようだった。

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