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たなかくん ふっとばされた!

「おっ! いるいる」

「おー、強そうじゃん」


 ボス部屋に入り、オークスケルトンを見上げる。


「俺に任せろ!」


 田中くんが突撃していく。

 ボスはみんなに任せて、取り巻きの対処をしよう。

 田中くんの横にいるレッドスケルトン、奥にいるアーチャースケルトンに矢を1発ずつ。

 別のアーチャースケルトンが田中くんを狙っていたので、走りながら近接攻撃。

 ステップで相手の矢を避けながら持ち替え、ヒールの準備をしておく。


「くらえーっ!」


 ザックザクとオークスケルトンを攻撃していく田中くん。

 重さでノックバックの距離が決まるのか、通常攻撃がたくさん入っている。


「どんどん行くぜーっ!」


 オークスケルトンが斧を振り上げる。


「範囲攻撃の合図!」

「えっ?」

「ステップで回避できるよ!」


 光をまとった斧が、地面に振り下ろされる。


「飛べばいいん……どぅばぁあああ!?」


 真横にいた田中くんに直撃する。


「うおっ!?」

「なんかヤバそう!」


 少し離れた場所にいた2人は、うまく避けることができた。

 ボクもタイミングを合わせ、衝撃波を飛び越える。


「初見殺し(※1)は酷くね?」

「いや、あきらかに斧光ってたじゃん」

「ボスなんだから何かしてくるだろ」

「くそぅ……」


 周りを見ると、すでにりょーちゃんが取り巻きを倒し終えていた。

 田中くんに近づいて復活薬を投げる。


「何度もすいません……」

「仕方ないよ、あの距離だと難しいから」

「こっち来たー!?」

「おい、逃げんな! 攻撃当たらねぇ!」


 鈴木くんをオークスケルトンが追い、オークスケルトンを佐藤くんが追う。

 大きくて足が速いので迫力がすごい。


「俺が行くから待ってろ!」

「田中が来たところでなぁ……」

「リョウでもSENRIさんでもなく、田中かぁ……」

「いや、俺、結構削ったじゃん!?」


 ヒールと支援スキルをかけてから、弓に持ち替える。


「鈴木くん、こっちに!」

「わ、わかりました!」


 ぷしゅーん。


 スロウショットを放つ。

 動いている敵には当てづらいけど、真っ直ぐ向かってくる場合は別。


 ぷすっ。


 オークスケルトンの胴体に刺さり、動きがゆっくりになる。

 ボス属性だけど、ちゃんと効果があった。


「おお! 急に遅くなったぜ!」

「囲め囲め!」

「ボッコボコにしてやらぁ!」


 3人で取り囲んで、斬りまくる。

 別々の方向からノックバックを打ち消し合っていたので、サンドバッグ状態に。


 ズゥウウウン……。


 猛攻に耐え切れず、ダウンする。


「あ、ダウン状態に手を出すと……」

「ひゃはははは! 死ぬまでボコり続けてや……んだるぉええええ!?」


 起き上がり無敵の反撃により、田中くんが吹っ飛ばされる。


「ん? 何か飛んでいったような?」

「気のせいじゃない?」

「それもそうか」

「なんで俺だけ……」


 残った2人で押し込む。

 いい感じにHPを削っている。


「あざっす!」


 田中くんに復活薬を使い、回復とフル支援。


「とどめは俺に任せろ!」


 残りあとわずかとなったオークスケルトンに、田中くんが突撃していく。


「にょれべああああ!?」


 斜め45度に打ち上げられて帰ってきた。

 囲んだ状況でも油断はできない。


「なんで、いつも俺だけ……」


『ミッションコンプリート!』


 田中くんが嘆くと同時に、オークスケルトンを撃破した。

 ひざに食器棚のかどを受けてしまって…


※1、初見殺し:予測不能で理不尽な洗礼。

 対処法を知らない初心者だとまず引っかかる。

 今回の場合は予備動作があるので、初見殺しではなくただの判断ミス。

 何度見ても回避困難な攻撃は、ただの無理ゲー。

 現実世界で説明すると、コ〇ダ珈琲店のシ〇ノワール。

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