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プロローグ チキンな転生

戻って来ました、5日振りに見るとまぁ酷い!

急いで編集したけど、まだおかしいところがあるかも……

まだまだ初心者ですが頑張って編集、勉強して、

見やすくて面白い作品にしていくので、

よろしくお願いしマッスル!

 僕はチキン野郎だ。


 『やればできる、やらないだけだ』


 そうやって自分に言い聞かせて、自分の弱い心を守ってきた。


 だけど……いざその時がくると……


 それが……逃げている自分を正当化してた『だけ』だって気付いてしまった。




ーーーーだれか……助けてっ!




 目の前でバットを持った暴漢に襲われている女性。


 何度も、何度も、

教室の隅で考えていたシチュエーション。


 ひと気のない深夜の路地裏で、

彼女を助けられるのは偶然居合わせた僕だけだろう。



 「助けよう!」……と、そう思った。



 だけど…………動けなかった……



 できると思っていた、マンガやアニメみたいに。


 だけどリアルに感じる暴力の質感は、

僕の弱い心を呆気なく踏みにじった。


 声をあげる事も、助ける意思も示さず、

僕はその場に背を向けた。


ーーたすけっ……『グシャッ!!』


 背後から聞こえる肉を潰すような音が、より一層、僕の足を加速させる。


ーーーー女性の悲鳴はもう聞こえない。


 怖い……暴力が……

 怖い…………責任が…………


 そして人が襲われているのに、

逃げてしまった僕自身が一番怖い。


 そんな恐怖に支配され、周りが見えていなかったのだろう。


ーーー次の瞬間、僕は身体に強い衝撃を感じた。


「……!!……!!……!!」


 クラクションの音が響いているのが聞こえる。


 僕は身体中に激痛を感じながら、


ーー「天罰が降ったんだ」と、そう思った。



……人を見捨てる奴の末路なんてこんな物なのだろう。


 消え行く意識の中で自分を卑下した。

そして死を前にした今になって、僕は後悔する。


『なんでこんな事になったんだろ……』


……もし


少しでもあの子を助けるために行動をしていたら……


……もし


少しでも暴漢に立ち向かっていたら……





『死なずにすんだのだろうか』




……神様




……こんなチキン野郎だけど




……もう一度、チャンスをください。




……おねがいします…………絶対に……





《次は絶対に逃げたりしないから》



ーーーーーーーーー


とある異世界の、とある家の屋根裏で


小さな卵が脈動する。


彼の新しい鳥生が今始まる。


最後まで読んで頂きありがとうございます。初めての投稿で緊張してマッスル。面白いと感じたらリアクションをしてくれると嬉しいです。作者の励みになりますゆえに……

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