表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/62

十七『僕達の「目的」は、「ダンジョン」制覇です。』

 「え?いいの?」


 華月 巧が、悦んだ。思わず笑みで破顔した。かなり嬉しい様だ。


 父が頷いた。


 「白神の許可は貰ったと言うよりな、彼奴に頼まれたと言うかーーな。巧なら『攻略』は『得意オハコ』だろ。頼むよ巧君。で、『レベル』の『上げ方』は、勿論『理解ってる』よな?」


 陽藍の言葉に、巧は頷いた。「余裕。」と。そして、


 「でもお父さん、海は?置いてっていいの?」と、質問した。


 「そうだな。」と、父は答えた。海は反論したが。


 「ちょっお父さん!僕も!」と。


 「『海』は又『今度』な。それより『面白い』事、しに行こうぜ?」


 と、父陽藍は答えたのだった。海は『面白い事?』とオウム返しした。


 「コン」ーーと、父は『キツネ』を『呼んだ』。『コン』は、返事をする。狐の名は今は『コン』と言う。ーー陽藍が『コン』と言う名を与えたーー『彼』は、『元』神様・・だった。ーー此の星のではないが。一年程前に複数のルール違反を犯し、神様を『解雇クビになった』された『元』だった。ちょっと複雑な経歴のある『タヌキ』である。詳しく言うと、『狸の剥製』を、身体代わりに『使う』、元は神様だった『狐』の『魂』が入っている、『動く』生命体ーーが、現在の『コン』で在る。



 まとめると、『普通』では無い。ちょっと変わった『生き物』だ。『幻術』が使える。『幻惑』は、力不足なのか、現在使えないーーそう言った処だろうか。そんな生き物で在る。


 呼ばれた『紺』は、巧に言った。


 「俺も『制覇』やるから巧と『競争』。巧、方角、どっちから『やる』?俺は『西』にしようかな?」


 紺の言葉に、巧が『ん?』と返した。父が補足する。


 「同じ『処』二回攻略しても『無駄』だろ?エリア『決めちまえ』よ。その方が楽だろ?」


 「あ、そゆことか。」巧も理解ったらしい。


 『此の』世界ーーつまり此の星には、『ダンジョン』、神が造りし『宝物が出ます』ーーと言う、『洞窟』が、在る。星神白神は、自分の世界に『其れ』を確か『57』個『造った』らしいーー『今の所』は。『攻略』報酬『アイテム』を、先に『造ら』ないと、ダンジョンが作れないーーなので、『現在』存在する『ダンジョン』は、『57』個だが、ひとつは既に『制覇』済だった。


 一年前に、佐木 直夏が、『制覇』報酬を得たので、其処に『用』は『無い』ーーつまり、


 「56÷2か。28ずつ?」巧が確認すると父が頷く。「地図マップは?」


 巧は『此の世界』の、『地図』を未だ把握していない。父が指を『振った』。巧の『脳内』に、『地図マップ』が、『登録インプット』された。


 巧が其れで、『ダンジョン』位置『マップ』を、把握する。「成る程。了解。」そう言った。



 「効率良くいこうよ」と。「『外』から『円』を描きながら、『攻略』するね。紺は『中心』から『行きな』よ。効率的だろ?」



 「げっ」と、紺が言った。『………そう来たか……(なっ、なるほど〜)』


 「『時計まわり』と『逆』周りすると、ぶつかるから、それで。」と、巧が付け加えた。


 「あっ!なるほど。」確かにと弟が頷いた。


 「お父さん。『念の為』にさ、『制覇』済、『色変え』とか、出来ないかな?」と、更に巧が言う。


 「『巧』が『そう』『イメージ』すりゃ『出来る』よ。おまえの『頭』の『中』なんだから。」


 父が言うので、やってみた。海は『嘘?!まじで?』と、言っていたが。



 「あ、本当だ。うん、ありがとお父さん。じゃ、もう行っていい?」


 父が頷いたので、オーケーらしい。『気を付けて行って来い。』そう言われてから、巧は『飛ん』だ。


 「お〜」と、紺が感心していた。海は苦笑いする。巧と『又』差が付いたと思ったのだった。


 父に呼ばれて、父を見た。


 「『得手』『不得手』ってあるだろ。海は海の『得意』な『事』をやりに行くんだよ。」


 海は素直に、頷いた。ただ、兄に『置いて』行かれるのは、さみしかったーーそれだけだ。


 「さてと。じゃあ『お兄ちゃん』、『行きま』しょうか。」


 何故か『友理奈』が、そう言った。海は首を傾げた。友理奈は夏文にもそう『言った』。


 「よしっ『しゅっぱあ〜つ。』いくよ『友理奈』、あと『夏文』。」


 紺が満足そうにそう言ったので、海は慌てる。


 「あう〜うっ!」


 夏文は、気合い十分だった。海が『え?』と言った頃には、友理奈と夏文は、『紺』と一緒に『消え』ていた。


 「ちょっ!!」慌てる海に、


 「海。慌てんな。さ、帰るぞ?」と、父が言った。



 海がきょとんとする。父は笑顔だ。母も、同級生、木ノ下 なつのも。笑顔だった。



 呆然とした息子に、父は言った。



 「『馬鹿』。『夏休み』終わっちまうぞ。『帰る』ぞ」と。




 海は当然『ええっ!?!?』と言ったのだった。




 × × ×



 『巧君〜聞こえるかな〜?』


 頭の中に、『白神』の声がした。巧は応える。


 「白神さん。『聞こえ』じゃなく、『聴こえ』るが、『正解』。」


 「細かいよ!」 「あ、クリアに成った。オッケ、『聴こえる』よ。」


 巧は笑った。勿論だが、『敵』を『倒し』ながらだった。白神は言う。



 「…………。相変わらず『陽藍』様の『お子様』は、『規格外』ですね。…………………何、その強さは? はやっ」と。



 「よし!『此れ』?一回『そっち』送るの?」巧は『報酬』を、手にし、言った。


 白神は、「邪魔にならないなら、後でまとめてでも、どちらでも。」と、答えた。オッケーと言った巧は、又言った。




 「次、いくね」と。言うと同時に『いなかった』。白神は『巧』の、『気配』の『追跡』に、目一杯だった。はははっと渇いた笑いが洩れた頃には、見付けた巧は、『次』の『攻略』を、終える頃だった。




 「わ〜追いつかね〜どうしようこれ………。」



 巧は、『言付ミッション』通り、『最速』で、『攻略』『制覇』する気らしいーーという事『だけ』は、白神『でも』わかった。今、暫く『省エネ』だった『巧』の『エネルギー』は、『余り』まくって在るーーそれだけだった。



 「はい。『十個』目。次はっと。」



 開始『五分』で、十個目攻略致しました。誰が『信じ』るんだ?これ?




 更に五分後には、三つ『攻略』して在た。


 「じょっ、『上級』迷宮をーー五分で?」しかも三つ。




 因みに『紺』は、『今』、『一つ目』を、『攻略』し終えた。それでも勿論『早い』のだが。



 「……………………あ、いた。」



 白神が巧に『追い付いた』時、巧は『休憩中』だった。流石に水分補給していた。が、一応聞く。


 『巧さ〜ん、今何個目〜?』と。巧の声がする。「何で急に『さん』なの?」気持ち悪いなと巧は言ったのだったーー



 そして。



 「今『20』個目、手に入れたから、後『8つ』かな。僕の『ノルマ』。ちょっと待って。『補給』するからーー」




 「………………………………………は?……………………………………え?」



 未だ、開始20分経って…………………………………………………………、無いよね?



 巧は水分の他に、持って来ていた、『補給食』を軽く食し、呼吸を整えた。そして『さ、行くかな。』と、軽く言った。


 此の時で、開始から丁度『20分』だった。因みに『紺』チームは、慣れて来たのか、ペースアップし、現在『三つ目』の攻略を終えた所だった。しつこいが、此れも『ありえない』ハイ・ペースなのだが……



 更に五分後には、巧は『四つ』の報酬を手にし、其の『四分後』に、ノルマ最後の『報酬』を、獲得していた。



 「はい『完了コンプリート』。」


 「嫌、巧さ、いえ、巧ーー君。休憩したら『続き』をーー」


 「大丈夫、いくよ。」




 そういう『ペース』で、巧達が「はい、じゃ『おミッション完了コンプリート』ね。」と、『仕事』を終えたのは、



 開始から一時間掛からなかった訳だ。




 流石に紺が、『早いよ!』と苦言したのだったーー




 巧は、紺に応えた。



 「伊達に『ゲーマー』やってないから。」と。



 華月 巧は、兄『りく』の作ったロールプレイングゲームアプリ、一位常連で在る。記録保持者で在る。理由になるかならないかはーー定かでは無いが。



 合気道有段者で在る経歴の方は、役に立っているのではないだろうかーー恐らく。



 白神が、『神の権限』で、巧達『以外』を、『入れなかった』が為に成り立った『記録』でも在るが、兎に角『目的』は果たしたので、此れで良いので在ろうーー。恐らく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ