〘閑話〙三 『異世界……ヤバイ……帰れナイ……カモ。』
「ごめん、今日はちょっと出掛けるから、休んでて。『自習』でいいよ。」
と、朝ごはんの後に、陸さんが言いました。朝ごはん旨かったなー。
「何処に行くんですか?」
と、オレガノが陸さんに聞いた。陸さんが、答える。『仕事』と。うむ?『仕事?』?
「『仕事』……ですか。あれ?でも陸先生……仕事は『此処』でしてるのでは?」
と、オレガノが聞いた。陸は答える。『今日は出掛ける』と。
「『タウン・タウン』という処に、行かないといけないんだ、今日は。終わり時間読めないから、『留守番』してて。」と、陸さんは言ったのだけれど……
+ × + × +
今、『俺達』は、『凄い場所』に居ますーー
連れて来て貰いました。『タウン・タウン』、『アトラクション』エリアーーに。
「よしっ遊ぶぞ〜」
と、言ったのは、『原 理』君と言う子。それから『例』の、弓削もいる。後、陽藍サンの『部下』の、『楠木 成一』さんと、『小野原 耕一』さんと言う人だ。と言うより此の人達に連れて来て貰ったんだけどね。
後、俺の横に、カルミアがいる。陸先生が仕事だと言ったら、陽藍先生が、『ついでだから、連れて行け』と。で、今に至る訳だ。ーーなんだ『此処』は?
見た事もない場所過ぎる。横でカルミアも目を回してるよ。どうすりゃいいんだと思ったら、弓削 ミツアキがこう言った。
『遊び』を「教えてやるよ」と。………………なんか偉そうだな………………………こいつ。ふって、嘲笑ったし。…………………ちくしょう。(なんだかくやしい……………。)
÷ − ÷ − ÷
「「おお〜〜」」
俺の名は、カルセオラリアと言う。オレガノ、大概皆、『ガノ』兄と呼ぶが、今二人で、『彼等』に、此処に連れて来て貰った訳だ。なんだ此処ーー凄いぞ。本が………………嫌、本しか無いぞ。それに美しい……………神殿みたいだ……………凄いな………『異世界』は……。
「汚さなければ、自由に見ていいんだよ。」
「貸出も本当は『オーケー』だけど……君等の場合はどうなんだろ……まあ、持ち帰って読みたいのあった時には、『相談』してよ。此の建物から、『勝手』に『持ち出す』のは、『エヌジー』ね?」
「分かった。」 「大丈夫だ。」
俺とオレガノは頷き合った。此処は、『タウン・タウン』と言う『総合施設』らしい。『総合商業・施設』と、説明された。意味はだな…………『店』『遊び場』『病院』『公共施設』『学び場』そう言う『便利な』物が、ひとつの『区画』に、『まとめて』在るーーらしい。『病院』って何だと聞いたら、『治療場』だそうだ。『手当屋』とかな。成る程な。確かに。自分達の『世界』に、戻った時の、『参考』に成るよ。うん。沢山学ばねばな。なあ、ガノ兄。
「深織も『此方』来たけど、良かったのか?」
と、鹿島 悠緋君が、そう言った。彼は陽藍先生の息子さん『海』君と言う、末っ子君の友人だ。海君は、『俺達』の世界に今行ってる『あの子』だ。それから、『剣士』の『奥さん』の、『従兄弟』なんだそうだ。肝心の剣士『直夏』さんの『奥さん』だが、悠緋君の家に『里帰り』してるそうで、俺達は未だ会っていない。……ちょっと会ってみたかった『気』も、するが。仕方無いか。あの『ウィアナ』が『惚れちまった』、剣士さんの妻か……まあ、見たいよな。
ウィアナは、『分かり易い』からな。なあ?ガノ兄? まあ『ガノ兄も』だけどな。
ウィアナは子供の頃からずっとガノ兄が好きなんだ。『ラタ兄』に遠慮してる間に、『ミア』に『獲られ』なきゃいいけどな。俺? 俺には『カワイイ』妹分だよ。大丈夫だ、『女』は、ウィアナ以外にも、いるよ。目を向ければな。なあ、ウィアナ。
ガノ兄もあんまり気の『ない』振りばっかりしてると、今回みたくウィアナに『余所見』されると思うぞ、俺は。『油断』つーかさ。もしかして律儀なオレガノの事だから、ラタ兄の『帰り』を『待って』いるのかもしれないけどな。今回みたいな『シラン』みたいな輩だって出て来る……あんまりのんびりし過ぎるのも、どうなのかね?
「悠緋……『原』と『弓削』の『お守り』だぜ…………遠慮させて貰うしかないだろ……」
『後で相瀬良と海君達と俺達だけで、「ゆっくり」来ようぜ。な、加野君。』
と、『仲嶺 深織』と言う男の子が言った……彼も同じく末っ子君の友人だ。しかしみんな……利発そうだなあ……特に『加野』君と言う子の、頭の回転の良さには俺は舌を巻いたよ。理解力が凄いんだ、此の子が特に。その度に『弓削』が、悔しがってたな。
仲悪いな、此のふたりは。ウィアナと村の『ガキ大将』を思い出すよ。な、ガノ兄?
肝心のガノ兄は、見渡す限りの『本』達に、夢中だった。……いや、いいけどさ。
『………然しさあ……』と、加野君が唐突に言い出した。手には何か、難しそうな本を、抱えているが……
「『相瀬良』に、だけ、『彼女』が出来るーーとは、これ、いかに。ーーっふ。」
加野君が自虐的に言うと、『仲嶺』深織君が、申し訳なさそうに、こう言った。
「なんか………『ウチの』妹が、『すみません』ね。」と。
加野が逆に『いや別に……』と口籠ると、鹿島君が、口を挟んだ。
「真逆ねえ。あの、『伊織』がねえ。相瀬良とはねえ。ははっ、なつめ、『カナ』チャン、行っとく? 俺はいいや。『友理』姉で。」
加野君も男前だが、悠緋君も更に男前だ。ラタ兄レベルだな、悠緋君は。嫌、加野君も負けてないけど、悠緋君の方が、『華やか』だ。ちょっと彼は女顔なんだろうな。
その一方の『加野』君は、男前な顔を『歪め』て、
「『鹿島』、『従兄弟』だからって、『胡座』かくな……『友理奈』さんを『射止める』のは『俺』だ……おまえにはやらん。絶対やらん。海君にも『譲らん』からな。」
そう言った加野君を眺めながら、『不毛だよね……』と、深織君が、面白がっていた。
そうだな。良く理解らんが、『友理奈』さんとは、悠緋君の『従姉妹』にして、剣士『直夏』サンの、『嫁』サンーーだろ?
俺には『あの』『女神様』の方がよっぽど『魅力的』に見えるのだがね?
『友理奈さん』とは、その『上』なのだろうかーー?と、思ったのだった。
その日は『勉強』の為、『お昼御飯』を、『店』で『購入』したぞ。緊張したがな。
夜も『勉強』の為に、初めての『外食』だ。家ではなく、外の『料理屋』で食べる事をそう言うらしい。あ、カルミア達も、『夕食』は合流したぞ。仕事の終わった陸さんに連れられて、弓削、原君、俺、オレガノ、カルミア、ジニアは、タウン・タウン内の『レストラン』にて、夕食をとった。ーー実に旨かった。昼飯もだが。
昼間は、『テイクアウト』コーナーにて、『ハンバーガー』を食べてみた。だって、『バーグ』が『パン』に挟まってたんだぞ?何で俺達は今まで別々に食べてたんだ!?って思ったよ。
挟んだだけなのになー。反則的美味さだった訳だ。野菜とチーズとソースが美味いのかな?此れ。どうなんだ?『ミッキー・バーガー』と言うらしいぞ。
後、『おやつ』に食べた、『ミス・ドーナツ』、此れも美味かった。嫌、やばかった。つい……二個も食べてしまった………大丈夫か? 俺。
そして夕食。初めての『外食』。『ホテル』と言う『宿屋』の立派な場所に入ってる『食事処』だよ…………………城かな?此処は………………………俺達入って良いのか?と、思ったのだが、大丈夫だった。
フェアリー・ヴァース様…………『陽藍』サマの、『持ち物』だった。此処、『タウン・タウン』そのものが。
フェアリー・ヴァース様って、王様ですか?『経営者だよ』と陸さんに返された…………………
俺には未だ『勉強』が足りないらしい。ーー夕食? ーー美味かったよ。
明日死ぬかもしれない位に。
『コース』って何??? …………フェアリー・ヴァース様。…………………因みに最後に『成一サン』が『デザート』を持って来たので、俺は『フリーズ』したよ。昼間とは『別人』の様で…………………『城』の『一員』だ…………………此のオニイサン………………
成一さんも『魔法使い』かもな。『シャーベット』も美味かったし…………………俺達…………………………『帰れる』かな?
その時陸さんが、『あっ』と言った。『携帯電話』が、『鳴った』のだ。異世界……便利な道具が有るよなあ…………陸さんは携帯電話の『画面』を見てた。どうやら『メッセージ』だった様だ。『着信』ではなくな。メッセージは『文字』が『送信』出来てだな、『着信』は、『通話』が出来るんだぞ? 便利だよなあ…………やっぱり。で、陸さんが………
「やられたな……」と、言ったのだった。
『お父さん、お母さん連れて』逃げたみたいだーーと。
勿論、『俺達』は『全員』、意味がわからなかった。逃げたって何処にとか何でとか思ったのは『後から』だよ。
※こんにちは。閲覧有難う御座ます。今日は頭痛がするので、これだけで。m(_ _)m悠緋君達は、『帰り』ました。陸君のおごりですが、気が引けた様です。原君は『居る』けど(苦)




