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ぎゃおーん!正体バレしちゃった①

高校生活が始まり、早1ヶ月が経ち5月となった。

俺は通学路をもう手慣れたようにここはどこだ?スマホで確認しよう…

とかそんなこともなく学校にスムーズに足を運ばせる。


「ん?」


いつもの通り道にある光景が映った。

それは中学生ぐらいの子がため息をしながら、スマホを眺めて公園のベンチで座っているところだった。


「あの女の子…またいるのか」


その光景を見たのは一度だけではない。

なんなら、昨日も一昨日も見た。

何故かわからないけど、その女の子は最近、同じように悩んでは 座りこんでスマホを見ている。

一体なんだろうな?流石に3回くらい見ると 何かあったのか?と思ってしまう。

でも中学生の女の子に高校生の俺が声をかけるのもなぁ…と思い、気にしつつ俺は学校に行くのだった。


「ぎゃおーーーん!鱗!!この前の竜術廻戦は見たか!竜条先生かっこよかっただろう!!」


「おはよう!鱗くん!今日、放課後、図書委員会の仕事あるけど頑張ろうね」


うるさい馬鹿ドラゴンのろくこと女神で華やかな羽刃さんが声をかけてくれる。

馬鹿ドラゴンについてはこの羽刃さんのことを見習って欲しいものだ。

なんていうか大声すぎてろくこの声を聞いてると頭がキンキンする。


「おはようーみんな席につけー点呼取るぞー」


和伊先生も入ってきて、授業が始まる。 古典語、美術、生物学、数学、現代語…

と今日の授業が終わる。

「うっはっはっは!今日は、Re:ドラゴンから始まる世界を読むぞ!!」

「おい、こら別に本は読んでもいいけど、図書館では騒ぐなよ。

 ここは静かに本を読む場所なんだからよ」


「むぅー鱗とラノベの話がしたいのに…」


同じ当番のろくこが暴れないように注意しつつ、放課後の図書館の管理もこなす。


「2人ともお疲れーまた明日ね!!」


羽刃さんが明るく声をかけて、そして、図書委員の仕事もして今日を終えるのであった。


「なぁ、鱗ー!!今日の夜に、我のドラゴンアカデミアがあるんだぞ!!

 楽しみだな!!ダメージを与えられない能力からどうやって、

 馬鹿力の能力だけで立ち向かうんだろうなー!!」


「あんなー俺はもうアニメとか漫画の話はしたくないの何度も言わせんなよ…」


「むぅ…」


ろくこがアニメの話を振り始める。

よくもまぁ、朝からずっと話すから飽きないものだ…

今やアニメや漫画やラノベはろくこの方が詳しいような気する…

とは言っても、見てないとか話したくないとか言いつつ

実は俺もろくこが話すアニメや漫画やラノベを今も読み続けたり、見たりしている。


「はぁ…」


「ん…?」


「むっ…?どうしたんだ鱗?止まって」


俺は思わず、足を止めてしまった。 ある光景が目に映ったからだ。

それは朝見た。中学生くらいの女の子がまた公園のベンチに座りスマホを眺めて

ため息をついていたからだ。


「どうしたのだ?鱗?あの女の子を見つめて?」


ろくこが俺が気になってベンチに座ってる女の子を見てたから不思議がって声をかけた。


「いや、あの女の子前も同じ場所にいたんだ…今朝だっていたし」


「前も…それは変な話だな…?」


俺の話を聞いて、ろくこは首を傾げていう


「まぁ、人間様も色々あるだろう!!

 急に我らが出てきて話してもびっくりするだけじゃないか?

 そっとしてやるのが一番だろ そんなことより鱗!!

 早く、我のヒーローアカデミアの話をしよう♡」


「だからアニメや漫画やラノベの話はしねえって言ってんだろ!!」


ろくこがしつこくオタク談義しようとするのに

ツッコミを入れながら俺は家に帰った。

まぁ、ろくこの言う通りだな。人間にも色々ある。

俺が色々、あるようにあの子にもなんかあるんだろうと…思いながら帰ったのであった。

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