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第七十九話 仲間が増えた。

 各飛行部隊に島の周囲を泳ぎ回るメガロドンを徹底的に排除するように指示を出して、レヴィアタンの変化が終わるのを待った。


 小一時間してメガロドンを排除し終わった頃、レヴィアタンの変化も終了した。


 島に家を着陸させて、ベティ先生と俺、サファイアの三人で迎えに行った。


 「美少女!!」

 「また悪いクセが出たのぅ、この女好きめ」

 「仕方ないだろ。美少女は世界の宝なんだ」


 もちろん、異論は認める。


 もし女版の俺みたいな奴がいたら、手を組みたいね。世界中の美少年と美青年は、そいつに引き渡してくれる。

 そして、その女からは美少女を渡してもらうのだ。世の中は持ちつ持たれつなんだよ。


 さて、レヴィアタンが熟睡してるようなので、肩に担いで家に連れていく。とりあえず様子を見るために、俺の部屋で寝かせておいた。

 かーっかーっと規則正しい寝息を聞いてると、こっちまで眠くなってくる。

 遊びに来たサァベルとリルと俺で、レヴィアタンのまわりで眠りについた。


 「ねー、君。起きてよ」

 「…う〜、おはよう」

 「はい、おはよう。ねー、ここどこ?」


 煌めくような蒼い髪をした美少女が、俺の顔を見ていた。


 「ここは俺の家で俺の部屋。そしてお前を嫁にする為に拾ってきたんだ」

 「嫁!? 数千年、数万年に及ぶ独身生活も、唐突に終わりを迎えたのだわ!?」


 ノリがいいな。


 「レヴィアタン、貴女はメガロドンに身体を食い荒らされていた。命を救う為に人間にしたんだよ」

 「奴らは私が動けないと知ると、食べに来た卑怯者。助けてくれて、ありがとう。私は喜んで、貴方の嫁になるのだわ」


 あ、まだ本気にしてたのね。


 「では、貴女に我がパートナーとしての名を与える。命名 レヴィ・リヴァイアサン」

 「私はレヴィなのね」

 「では事情も知りたいし、ついてきて」


 最上階の大部屋に案内する。そこには人魚達がいるけど、彼女達の肉親の消息をレヴィは知ってるかもしれないからね。そしてベティもいた。


 「久しいのぅ。広い海のどこかで元気にしておるかと思えば、身動き取れずに食い殺される寸前だったとはのぅ」

 「若いくせに年寄りみたいな喋り方をするのだわ。誰なの、この小娘」

 「ベヒモスじゃ!! 今はベティの名前をもらっておるわ」

 

 驚いて目を丸くしてるレヴィは、俺を見てベティを見た。


 「貴方、凄いのだわ! 陸と海の王を手中に納めるなんて!!」


 レヴィに抱きしめられたて、耳元で囁かれた。


 「私は妻として貴方に尽くすのだわ。なんでも言って欲しいのよ」

 「では、教えてくれ。ここ最近で人魚が来なかったか?」

 

 レヴィは少し悲しそうな顔をして教えてくれた。


 「あの者達は身動き出来ない私を助けてくれたのだわ。でも、あのサメの群れにね。私は生涯、感謝を忘れない」


 人魚達は家族が亡くなった事を知って、涙を流したが、気になっていた最後を知る事ができて、少し安心したようだ。


 「この人魚達は?」

 「レヴィを助けようとして亡くなった人魚の忘れ形見だよ」

 「旦那様」


 いきなりレヴィが旦那様とか呼ぶんで驚いた。


 「俺のこと?」

 「私を妻にしたのでしょ?」

 「確かに嫁にするって言ったけど」

 「お願いがあるのですわ」

 「言ってみて」

 「人魚達もパートナーにして欲しいのですわ」


 空軍はある。

 海軍も欲しいな。

 パートナーにしたら、エルフみたいに種族が変わって強力になるかもしれないしな。


 「レヴィの頼みだ。勿論、良いとも!」

 「さすが旦那様ですわ。お礼に、これを差し上げるのですわ」


 レヴィは胸の谷間から、多分ミッキーみたいな異次元収納を持ってるんだろうけど、ソフトボールくらいの水晶を取り出した。


 「これは?」

 「これは水でもお湯でも湧いてくる宝珠なのですわ」

 「レヴィ愛してる!!!」


 これは凄い物をもらったぞ。


 「ワシが浮遊石をやった時と、ずいぶん反応が違うのぅ?」

 「ベティ愛してる!!!」

 「やめんか、わざとらしい!」


 これは早速、蜂っ子達に見せねば!!

 それに人魚用の水の部屋も作れるな。

 人魚といえば村には全員女の子で10人いた。パートナー化したら種族名が、マーメイドからネレイドに変化してた。


 我が家の海軍創設である。

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