表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
139/139

百三十九話 もう一度、天空へ

 空飛ぶ島にドワーフの村を作ってから1年が過ぎた。島のドワーフ村も落ち着いて、ドワーフによる武具製作も順調だ。またセージュと妖精に依頼して、ドワーフの国との通路も設置した。

 これにより、ドワーフの国との技術交流も盛んに行われていて、空飛ぶ島の鍛治技術が停滞する恐れも無いようだ。




 浮遊大陸から逃げてきて、三つの目標を立てた。


 

 エルフ娘を大量に引き取る、ドワーフを勧誘する、セージュを仲間にする、の三つだ。

 これを全部達成する事が出来たばかりでなく、魔王ルシファーと、その妻でノーライフキングのリリィ、魔王軍の幹部とオークとゴブリン400人まで仲間に出来たのは運が良かった。


 だから、時は来た。

 と、思うのだ。

 

 そう、再び天空の浮遊大陸へ!!

 そこで俺は魔王を呼び出した。


 「何か用か? 娘と遊ぶので忙しいのだが」

 「リリィはどうした?」

 「料理研究とかでボルテ達と蜂っ子の所へ行ってるはずだ」

 「そうか、まぁいいか。実はな、天空の浮遊大陸へ

国造りに行く時だ、と思ったんだ」

 「すっかり忘れていた。この先200年は現状維持だとばかり思っていたのだ」


 ベティ達の血を飲んで不老になったと言われたが、全然実感が湧かない俺としては200年を無為に過ごすのは長すぎる。それとも美少女達とハーレム生活をしてたら、あっという間に過ぎるのだろうか?


 そんなことを考えながら、ルシファーを連れて操縦室へ向かう。その道中でルシファーは話しかけてきた。


 「フェイロン」

 「なんだ?」


 真剣な眼差しのルシファーに、俺は心身ともに身構える。


 「お前は、すでに何人か子供を産ませているな?」

 「まぁな。世話は蜂っ子達がしてくれてるよ」

 「子供の将来は考えてるか?」


 浮遊大陸に先住民がいたら、下手すると戦争になるから、それを言うのかと思えば・・・。


 「考えてるよ。俺の故郷には文武両道って言葉があるんだ。武術も学問も等しく学んで、片方だけに偏るのではなく、両方とも優れてる事を意味する。子供が大きくなったら、そういう教育をする」


 勿論、俺の子だけじゃない。仲間達の子供を含めた全員にやるんだ。


 「ルシファーの子も共に学ぶ学友を作り、ライバルを作って切磋琢磨し、共に笑って、共に泣いて、成長した頃には信頼できる腹心ができてるかもな」

 「お前の子は、どうなのだ?」

 「ルシファーの子の部下になるかもしれないし、他の兄妹と一緒に旅にでるかもしれないし、まぁ好きにやらせるよ」


 そんな奴らの故郷を、これから天空に作ってやるんだな、とルシファーは頷いた。たわいも無い話をしながら操縦室にくると、今日の当直らしいナツミが俺とルシファーに敬礼をする。


 「ナツミ、あの浮遊大陸へ上昇開始だ!」

 「了解! 上昇開始!」

 

 俺は伝令役の蜂っ子にも役目を与えた。


 「各種族に伝達。戦闘準備。それと地下に移動して待機だ」

 「「「「了解!!」」」」


 空飛ぶ島は、ゆっくりと上がっていく。フユミが鎧を着て入ってくると、ナツミと操縦を交代した。ナツミは俺達に一礼すると出ていった。鎧を着てくるつもりなのだろう。


 「ルシファー、俺達も準備をする為に戻ろう」

 「うむ。浮遊大陸のある高度に到達するのは、何時になるのだ?」

 「約五時間後です」

 「うむ」


 フユミの言葉にルシファーは頷く。

 五時間後に俺達のリベンジは始まるのだ。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ