第1話:とある人間
我々、人類は存亡の危機に瀕していた。
……過去の事である。
宇宙人は四次元運動……
つまり、空間を捻じ曲げて移動する術を持っていた。
それを使い、彼らは莫大な物資を運び込み。
地上を1週間以内に焼け野原へと変えた。
その攻撃には唯一、レールガンだけ対応できた。
レールガンを所有する国はたったの四つ。
亜米利加、独逸、露西亜そして日本国
世界で唯一軍事基地全てに、レールガンを配備できていた日本国は損害が少なかった。
しかし、その他の国には大きな損害が出ていた。
焼け野原になったり
宇宙人に占領されたり
色々な目にあった。
人類存続の危機に瀕した人類はレールガンの配備を進めていったが、レールガンの配備が確認できているのはたった六ヶ国
英吉利
亜米利加
中華人民共和国
露西亜
独逸
そして、日本国だった。
地球外生命体は初め、世界中の電波を掻き乱した。
そして、孤立した場所を狙った。
つまり大陸から離れた地域が狙われたのだ。
今考えればそれは彼らにとって良くない選択だった。
それは、人類を結託させるチャンスを与え。
持久戦への準備を始めさせたから。
資源がある国は大国へ資源をどんどん送り、人民も一緒に大国へと逃げた。
その際、一部の人間はその地へ留まり続け。
食料生産という名の人類全ての命運を握った死刑宣告を受けた。
この犠牲は忘れてはならないだろう。
怠けていた人類は帝国主義的な……
いや、その言い方はふるい。
人類は皆、|人類存続繁栄主義的な考え《人類を存続させる。あるいは永久に繁栄させる事を第一に考える思想》を得る事になった。
数々の国が国家統合宣言を挙げる中、人類は地下空間へ希望を見出す。
国家総動員法の様なモノがどんどん設立し、レールガンの製造や軍事基地の建造を行った。
その日から人々は眠る暇もなく働き続け、防衛に向けて進んでいった。
しかしこの時点で邪魔が入った。
そう、忌々しいあの民主主義という思想に人類は邪魔をされたのだ。
中国の様な国は運動が少なくまだマシな方だったが、他国ではそうはならない。
虚しくも時間が割かれ、鎮圧にも数多くの鉛玉を消費した。
中には民主主義などに敗北し、交渉ができる状態を待ち望んだり休憩という名の甘えをしたりした。
そして迫り来た侵略の時
手始めに海底ケーブルは切断され、通信網が完全に途絶えた。
そして、始める空爆
残る地上のケーブルも殆どは空爆によって破壊され、連絡が途切れる中
とんでもない事実が発覚した。
一旦、今後教科書に載るであろうあの男のお言葉を拝借する。
宇宙人は美味い。
宇宙人は炭素生命体では無い。
金属生命体であった。
しかし、この様な情報が出回りついに日本でその情報に関する真偽が公になった。
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近年侵攻を始めた地球外知的生命体の〇〇という部位は他の部位と比べて柔らかく、人体に必要な金属成分が多く含まれる。
そして、昆布の出汁などに多く含まれる「旨味成分」が多量に含まれる。
保存が効き腐り難いので今後の食糧難を考慮し宇宙人の死骸を発見時、回収と保存を国民に義務化する。
金属生命体なので、食に適さない部位は兵器製造の為に国へ納める事も義務化する。
納める度に報酬も約束します。
※体の構成に必要な成分が偏りすぎている為、バランス良く食べましょう
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ちなみにこれは国の発表である。
つまり、天から食料が降ってきて
その食料と一緒に金属を持ち帰れば報酬が得られる。
肉体労働は嫌いだけど社畜時代と比べちゃぁ……
——やっぱり昔の方が良かったな。
【TOPICS:宇宙人の死骸
レールガンに偶然整備不良になっていた箇所に命中し落下した戦艦から発見
脱出ポットなどから生きた宇宙人も確保した事もある。
一つ言える事があるとすれば、確保した地球外知的生命体よりも攫われた人類の方が多く。
死亡した地球外知的生命体よりも死亡した人類の方が遥かに多い。】
_【筆者の独り言】__
……どんなSF映画でも食わねぇよ
宇宙人は
というか炭素生命体が金属生命体を喰うな。
逆も然り
構造が根本的に異なっているんだぞ?
躊躇しろ!!!!
いや、した結果がこうなのか?
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