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学校では教えてくれない「会社員」の真実! 特技を伸ばして「3職」へ!  作者: 中将


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⑩学生の方が起業する上で必要なスキルは?

筆者:次に今、スキルをあまり持っていない学生の方が起業や独立をする上でどのような視点で、

業種を選んでいったらいいのかについて説明したいと思います。



質問者:はい、お願いします。



筆者:まずは、ご自身の適性について把握することです。特に、「絶対にやりたくない」ことと「得意なこと」は把握することは必須です。



質問者:どういうことでしょうか?



筆者:例えば僕でしたら、「絶対にやりたくないこと」としては力仕事系統です。

 僕はとにかくパワーが無いので……(笑)。

 逆に力仕事が非常に得意な方もいらっしゃると思います。そう言った方とはそもそも方針が違いますからね。



質問者:確かにそうですね。次に「得意なこと」というのはテストの点数が高い事なのでしょうか?



筆者:何となくそう言うイメージの方も多いと思いますが、ここでの話においては全く違います。

 


質問者:それなら「好きなこと」に近いのでしょうか?



筆者:そうですね。ここで明確にしておきたいと思います。

 僕がここで言う「得意なこと」という定義は『やっていて苦痛ではない事。当り前のようにできること。淡々とこなせること。』だと思っています。



質問者:何だかイメージと全然違うのですが……。



筆者:勿論得意な事と好きなことが一致していることが望ましいのですが、意外と好きなことを仕事にしてしまうと「好きなこと」が「好きでなくなってしまう」と言ったことが起きます。

 要はプロとして肩の力を抜いて出来なくなるからですね。

 僕なんてスケートやトランポリンが好きだと思っていたんですが、大学の授業で取った瞬間、圧倒的に上手い人がいて絶望的な気持ちになって逆にもうやりたくなくなりました(笑)。



質問者:なるほど……。遊びでやっているのとプロとしてやるのとでは見方が変わるのですね……。



筆者:実際に僕は今の仕事について全然全く好きでは無いのですが、淡々とこなせるし、一定以上のクオリティは出せるのである意味向いていると思って毎日やっていますね。

 

「好きなこと」はストレス解消に気軽にやる感じで出来るものが理想かなと思います。

 何だか他人から見られ始めることになるとプレッシャーを感じて逆に「好きなこと」がストレス因子になってしまいますからね。



質問者:仕事が「全然全く好きではない」って言うのも何だかなぁと言う感じもしますけどね……。

 ですがそうなると「得意なこと」と言うのはどういう風に認識すればいいのでしょうか?



筆者:他人から褒められることや、凄いと言われるけど「自分としては当たり前」だと思っていることが意外と「得意なこと」なんですよね。


 僕で言うならホント1から積み上げていくタイプの事務作業が向いていると言われて、正直好きでも何でもないんですけど、まぁそれほど苦痛でも無いし仕事としてやる分には良いのかな? とかそう言う感じなんですよ。


 ですので、周りのお友達やご家族に得意なことを聞いてみるのが良いと思いますね。



質問者:なるほど、そうして「得意なこと」を把握することが大事なのですね。



筆者:ええ、そうなります。次に自分の興味のあることを列挙してみます。


 そして起業する上で必要なことと結び付けていくのです。具体的にどういうステップを踏めばいいのかと言いますと、


・事業の内容:提供するサービス・商品のコンセプトおよびターゲット

・競合調査:競合に比べて自分の強み、弱みは何か

・市場調査:需要はあるか、市場の相場はどのくらいか

・数値目標:いつまでにどれくらいの売上を目標とするのか、その見込みはあるのか

・家族の理解:家族を巻き込むのであれば、メリット・デメリットをきっちり説明


 と言ったことを把握することが大事になります。

 その中でも特に一番上の「事業内容」は木で言えば幹のような存在です。ここを自分の興味のあることと結び付けることが大事です。


 そして、「得意なこと」を組み合わせていくことによって具体的にどのようなことが自分に出来るのか? について考えていきます。

 それは2番目や3番目の競合調査や市場調査を行うことが重要になってきます。

 伸びている業界を探す。若しくは今現在社会全体やその業種において足りていない部分を探すことですね。

 同じ技術を別に転用することで爆発的に伸びるケースもある。他の所では“当たり前”でも別の産業では「当り前」ではないこともありますからね。



質問者:なるほど、敢えて言うなら事業内容で「好きなこと」と関連させるということなんですね?



筆者:そうですね。「好きなこと」についての調査でしたら苦痛なくできることになりますからね。

 まぁ、僕は親が行っている仕事の延長線上のことをやっているので、ちょっとここで言っているのと違う形でしたけどね。



質問者:なるほど……『筆者さんは親が優秀だったから何とかやっている』……っと。



筆者:ちょぉっ! ヘンな事メモしないで下さい!

 ――話は戻りますが、ここで大事になるのは価格を安く設定しないことです。

 一般的な相場より少し高めの値段に設定することが望ましいです。



質問者:え……そんなことで大丈夫なのですか?



筆者:理由としては大企業の物量作戦や価格競争に対抗することは不可能だからです。

 結局のところ何かを売ったりサービスを展開するにしても大企業の大量生産された物に価格で対抗することは不可能だからです。


 むしろ、大企業との差別化をしてむしろ価格を上げ、その価格に相応しいだけの付加価値を付けていくことが大事になると思うんですね。



質問者:あの、色々飛んで行ったので最後にまとめて欲しいのですが……。



筆者:そうですね。

 起業する上で、学生のうちにやっておくこととしましては、

1 自己分析を行い「得意なこと」と「絶対にやりたくないこと」を明らかにする

2 「得意なこと」を伸ばす

3 「興味のあること」の中から伸びていそうな業種若しくはビジネスが出来そうな業種を調査する。

4 値段は標準以上にする代わりに、付加価値を付ける必要がある。それに値するだけの価値を付けられるか考える


 こんな感じかなと思います。



質問者:なるほど……起業する上で何か心構えみたいなのは必要ですか?



筆者:まず、他の人とは明らかに違うことをしますから『他の人と一緒である必要は無いということ』を常に頭に入れておく必要があります。

 


質問者:確かに同じことをやっていたら成功しませんものね……。



筆者:また、自己肯定感が現代日本人では特に低い傾向にあります、

 小さな成功体験でも良いので積み重ね、それを自覚して自信につなげて頂ければと思いますね。


 

質問者:確かに自信が無さそうな方多いですからね……。

 


筆者:また、ビジネスにする上では「これが足りないかも」とか「他で使えないかな」とかそう言う視点で物事を見ていくと、新しいサービスに繋がる可能性はあります。



質問者:なるほど、起業する上では大事なポイントですね。



筆者:学生の方が起業するポイントはこう言う感じですかね。

次の項目では、会社員が起業する上で注意するべきポイントについて触れていこうと思います。

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