40回目 第二大陸への潜入、思惑通りにいかない状況
来訪者たちが頭を抱えてる頃。
日本と異世界人たちは活動を進めていく。
第二大陸に上陸した者達は、まず現地の者達との接触を試みていく。
奴隷、あるいは家畜のような扱いを受けていた者達。
それらと接触をもち、協力を呼びかけていく。
だが、これが意外と難航した。
来訪者への恐怖の為だ。
下手に協力をすれば、どんな危険が身に及ぶか分からない。
その為、及び腰になる者がほとんどだった。
中には、潜入した日本人や第一大陸の者達の情報を売る者も出てきた。
そうして身の安全をはかっているのだ。
彼らとて解放を求めてる。
自由を取り戻したがっている。
だが、それが不可能だとも思っている。
それは彼らの体験にもとづいたものだ。
彼らも侵略を受けた身である。
必死に戦って、それが無駄に終わった記憶と経験がある。
その為に、「やっても無駄だ」と誰もが思っている。
それは確信だった。
実体験に基づいたものだ。
決して否定できるものではない。
だからこそ、彼らは余計な騒動を拒んだ。
悲惨な今に不満があっても、そんな状態の維持を求めた。
なぜなら、これ以上悲惨な事にはならないからだ
もし、日本や第一大陸人への協力をしたらどうなるか?
今より更に悲惨な事になるだろう。
その事を第二大陸の者達は恐れた。
それを確認して日本と第一大陸の者達は次の段階に進んだ。
そうした状況を覆すために。




