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93 リリアーナサイド

書き溜めてはいますが、しばらく不定期更新になります。すみません




★リリアーナサイド


「ああ、リリアーナ……もう少し待っててね。君と一日も早く一緒にいられるよう頑張っているからね。しかし、君は可憐で愛らしいんだ。アリーヤとは大違いだ。アイツは仕事こそ出来るものの他は全く役に立たない。それに比べてリリアーナは俺を癒してくれる。俺にはお前しかいない」 


レオナルドがそう言って肩に顔を乗せ寄りかかるようにして胸の谷間を見てくるのが分かる。まぁ、別に良いのだけど。これだけ可愛い女の子が谷間が少し見える可愛いドレス着て可愛い声で話してたら、誰だって自分を見てしまうだろう。

 

「私も。レオだけっ!」


そう言ってレオナルドに胸を押し付けるように更に腕を絡める。よく分からないけど、レオナルドはコレをされるのが好きみたい。これをすると自分をもっと褒めて優しくなるし、好きな物をおいしいお菓子も沢山くれる。


伯爵家に拾われた時は不安だったけど、今では伯爵にもレオナルドにも感謝している。 


(まぁ、ヤらせはしないんだけど……) 


ヤリたいのは『今は』1人だけ。オーランドだ。昔は何度か他の男と伯爵に内緒でひっそりと遊んだが、今はオーランドだけだ。


夜会で見たあの日から正直レオナルドなど目じゃなくなった。ハロルドにオーランドよりレオナルドと一緒になりたいと言ったら初めて否定された。好きな物はなんでも買ってくれると言ったのに。なら好きな人一緒にいても良いじゃない。


せめてお茶会だけでもしたいと言ったら「伯爵家と公爵家では家格が違いすぎるからこちらからは誘えない」とか「お前が落とす相手はレオナルドにしろ」とか色々言ってたけどよく分からない。人は人。みんな平等じゃないの?


だから、直接会えた時はすごく嬉しかった。思わず名前を呼んでしまった。あのときは「少し酷い事」を言われた気もするけど、よくよく考えるとあれは嫉妬なんだなと気付いた。好きな女性の隣に別の男がいたら信じたくなくて、現実を見たくないって気持ちは


(分かっちゃうのよね……) 

 


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