第1話 親殺し
あれは、俺が人生の最後に酒を飲んだ夜、神戸三宮の中山手通の高級クラブで女を侍らせて酒をかっくらってる時だった。
神戸三宮の中山手通には、俺が贔屓にしている、老舗のナイトクラブがあり、店の女共を侍らせて、俺は大物をたれる。
「どや? お前らは殺してほしい奴はおらんのか? え? 言うてみい。誰殺して欲しいんねん」
これは、俺が若い時に抗争で死んだ、憧れの組長を真似た、ホステスへの殺し文句もとい、口説き文句だ。
元々俺は関西の人間ではなかったが、組織の本部が神戸にあり、関西に活動の場を移して20年以上になるためか、自分の関西弁も板についてきた感がある。
俺が神戸で酒を飲んでいたのは、俺の最初の舎弟でもあり、今は側近である若頭の滝沢康が無事刑期を満期終了して出所し、放免祝いとして老舗の高級クラブを貸し切り、労うためにやった慰労会が理由だった。
まあ、実のところ俺が女と酒飲みてえからやってんだけどよ。
滝沢、若い時はヤスって呼んでたが、頭をスキンヘッドにし、黒い眼帯を右目にして、ヒゲを生やしている武闘派の金筋ものさ。
どれくらい、武闘派かっていうとよ、若い時には俺と組んで敵対組織との抗争に明け暮れ、そのせいで相手の手練れに右目をドスで抉られ、以降は眼帯をネクタイ代わりに付けているくれーの根性者。
そして、ある意味では俺以上に経済にも政治にも長けている自慢の子分の一人ってわけさ。
俺は、若い衆や女共に囲まれている滝沢にグラスを傾けると、滝沢は黙って頭を下げる。
まったく、あいつを俺が若い時に舎弟にしてよかったぜ。
俺の極道人生の中で誇れる一つが、あの野郎を舎弟に、そして子分にしたことよ。
それに比べて、ガキの頃はみじめな思いをした。
俺は男を家に連れ込んでは、一晩限りの男が払う対価の金でその日暮らしの、クソみてーな母親の下の貧乏所帯で育った。
学校にもろくに行けず、おふくろの情夫の一人だったヤクザの影響で、10代からヤクザ稼業にどっぷりつかる。
そして日本が高度成長期と呼ばれ、ヤクザが一番華々しく勢いつけた、今の令和の世じゃ考えられねえ俺の青春時代の事を思い出す。
俺は他所の組と、抗争に次ぐ抗争で「人斬りマサ」の異名でのし上がり、伝説の極道とも呼ばれた3代目極悪組の組長の直の盃を受けて、若くして直参になり自分の組を持つようになった。
何度か刑務所を行き来はしたが、バブル期に寝る間を惜しまず土地転がし、株券を買い集めて銭を貯め、組織内の座布団を上げる。
そして力を蓄えた俺は、豊富な資金力で、老いてヤキが回った自分の親分をカタにはめ、引退に追い込む。
こうしてこの俺、清水正義様は日本最大のヤクザ組織、極悪組の6代目に就任したってわけさ。
まあ、世間様から見たら、あんまり人に褒められた上り方じゃあねえかもしれねえけどよ。
「可愛い顔してるなあ、このあとお前の殺したい奴を誰か二人きりで聞いてやるから、ワシの家来い。どや?」
「イヤーン、親分はん。ウチもだんだん、その気になりますー」
「がっはっはっはっは!」
俺は酒に酔い、さらに上機嫌でホステスを口説く。
やっぱり女は、年頃の若い方がいい。
だが今思うと、俺も所帯の一つでも持てばよかったが、シノギにかまけて忙しすぎて、結局は所帯を持たなかったな。
あ、もしかしたら、人知れず俺のガキ生んだ女もいるかもしれねーけど、かわいがるなら実子よりもやっぱり渡世の子分だぜ。
俺は、自分の隣にいる気に入ったホステスの髪を撫でてやり、俺の子分共の方を見る。
ヤクザの世界は、口では任侠だ極道だなんて、ええ格好しいの大物をたれてやがるが、つまるところは、金ぴかの代紋つけて、夜の街を我が物顔で練り歩き、シャバにいる間は美味いもの食って、美味い酒に酔い、マブい女を抱く。
何の因果かこの世に生を受け、その上で何でろくでなしに育っちまったかは知らねえが、学もねえ、金もねえ、世間一般の常識も知らねえ底辺にいるような奴らにとっては、それだけがやりたくてこの世界に足を踏み入れる。
俺も最初はそうだった。
兄貴分が繁華街のど真ん中を、肩で風切って練り歩く姿にはまぶしくカッコよかった。
最初の駆け出しのチンピラの時は、そんなやくざな生き方がしてみたかったんだ。
しかし、そんなヤクザな世界にどっぷりつかる反面、時には理想のヤクザの姿に憧れることもある。
例えば高倉健さんの任侠映画みてーに、任侠道、言うなれば男の美学のスジを通して、世のあくどい外道共やワル連中をぶった切れたら、そりゃあ胸がすく思いになるだろう。
俺も若い時は、銀幕で見た健さんに憧れて、損ばかりするような人助けや喧嘩なんかもしたこともあった。
けど、実際のヤクザの世界は、結局金がものをいう。
健さんの映画に出てくる悪役連中のようなやつらが、組織内での座布団が上がり、上に立つほど、色々と制約は増えていくが、その範囲でてめーの好きなことができるってわけよ。
そして、好きなことをするには金が要るし、男を売って縄張りを拡大し、いい所を見せなきゃしなきゃ舎弟や子分共もついてこない。
今思うに、俺が組から追いだしてすぐに病死した先代は、若い時はいい男だったなあ、俺もこの人のためなら死ねるって思った。
男が惚れる、男の中の男っていうかな?
今でも墓参りに、年に最低でも一度は必ず行っている。
けどよ、暴力団対策法とか言う悪法が平成の世で出てきて以降、年々サツ共の取り締まりが厳しくなる中、ヤクザは今こそ任侠道に邁進しなきゃあならねえなんて言って、ヤキが回っちまった。
思えばちょうどその時、先代は病院の入退院を繰り返していたから、体と一緒に気を病んじまっていたかもしれねえな。
だが今までご法度とされてきたが、暗黙の了解の上で一部の子分共がやっていた薬物の上がりやら、みかじめに関して、うるせえこと言うようになった。
「それじゃ末端の子分たちが、サツの締め付けが強い今のご時世、飯が食えなくなる」
当時ナンバー2である若頭の俺が、先代にこう意見したわけよ。
そしたら先代は、俺に何て言ったと思う?
「カタギに迷惑かけて、正業で食っていけへん仁義なきゴロツキは、組織によういらん。おんどれも親分のわしに逆らうなら、今すぐ盃返してカタギにでもならんかい!」
この先代の啖呵には、思わず俺が好きな映画のセリフ
――センズリかいて、仁義で首くくっとれい言うんかい
という千葉真一の啖呵が、俺の頭の中に浮かんだね。
そりゃあ、俺だってシャブは好きじゃねえし、それでダメになったヤクザをごまんと見ている。
けど、シャブで稼いだ銭だろうが何だろうが、銭には違いない。
今更仁義や任侠なんか金にならねーもの貫いても、損ばかりして組織の経営が立ち行かなくなる。
だが親分の命令は絶対だ。
極道の世界ってえのは、たとえ黒く見えるようなものでも、親分が白いと言ったら白と認識しなきゃあならねえ厳しい世界だ。
そしてこういった掟がないと、元々はゴロツキの集まりであるヤクザ集団が親分の命令で一丸となる、強い組織にはならないし、親分の命令が聞けねえ奴は、破門されて二度とヤクザで食っていけなくなる。
だけど、その親分の命令が間違っているなら、正すのは子分の仕事よ。
そういうわけで、色々と直参の幹部連中に根回しして、執行役員会で親分に引退してもらい、俺がトップになったってわけさ。
あとは、残った東京、広島、九州のヤクザ連中を手中に収め、日本中の極道を束ねる天下統一が目前に迫った時だった。
「もう、自分らは親分についていけまへん。組を抜けさせていただきます」
俺の組の最大派閥の山波組の直参が、幹部会で切り出し、親子盃を返して来やがった。
「なんやおどれら、この組織がでかくなったのは誰のおかげや思ってんねん!」
俺はその場で山波組の組長を叱りつけたが、結局組織の4分の1の幹部連中が反旗を翻し、この俺に喧嘩を売りやがった。
あとは、血で血を洗う内部抗争の日々だった。
抗争が10年も続き、側近の若頭がサツにパクられ、刑務所で臭い飯を食わされる羽目になる。
一方の、極悪組を抜けた山波のやつらの3分の1は俺に許しを請い、多額の賠償金を支払わせた上でエンコを詰めさせ復縁と相成った。
ざまあみろってんだ、俺に逆らうからこんなことになるんだ。
俺は思いながら、グラスに継がれたブランデーをちびりと飲んだ。
「親分、山波の残党共がいつ襲撃かけてくるかもしれません。今夜はこの辺で」
いつの間にか滝沢は女を押しのけ、そっと俺の隣に座り、耳打ちしてきた。
その滝沢に、女を口説いてる最中だった俺は、舌打ちしてこう返してやったんだ。
「われ、ムショに入ってボケとんのか? われの放免祝いでワシが飲んどるんやろうが。山波の仁義欠いたガキらがなんやっちゅうねん。鉄砲玉に根性引いて酒飲めへんようになったら、ヤクザは終まいやぞ」
俺の言葉に、滝沢は黙ってうなずいた。
ヤクザの世界はビビったら負け、引いたら負けの我慢比べの世界である。
だが俺は滝沢が俺の身を案じて、早めに帰宅させようと、あいつなりに気遣っていたのだと思っていたんだ。
この時は……。
滝沢が席を離れて15分位した時だろうか、ふいにめまいに襲われ、俺はテーブルに突っ伏した。
酔いが回ったんだろうか?
俺も、もうすぐ70にもなるし、健康のために酒はもう少し控えるかと思っていると、薄れゆく意識の中で滝沢の声がした。
「よおし、親分を車に乗せて行くぞ!」
ああ、滝沢の奴は俺を家まで送っていくつもりか、可愛いヤローだ。
今回の放免祝いでたっぷり小遣いをやらねえとな。
そう思い、俺はまどろみの中で滝沢への褒美を考えて眠りについたのだった。
「親分、つきましたぜ」
滝沢の声に、俺は車内を出て立ち上がろうとしたが、足腰に力が入らず、目が回っているせいか視界もぼやける。
畜生、酔っぱらって子分に弱みを見せちまったら格好がつかねえ。
ヤクザは人の風下に立ったら終わりよ、それがいくらかわいい子分の前でもな。
しかし意識を下半身に向け、立ち上がろうとするが一向に足腰に力が入らない。
「おい、親分は立ち上がれねーみてーだから、お前ら力を貸してやれ」
滝沢が誰かに命令すると、若い者の声だろうか、へいという掛け声とともに、何人かが俺を担ぎ上げる。
顔に風が当たると、うっすらと海辺の潮の香りがするが、ここは俺の住居がある神戸東灘じゃない。
どこだここは?
「親分、誠に申し訳ねーですが……この神戸港で死んでもらいます」
滝沢は静かに、そしてはっきりとした口調で俺に言った。
なん……だと?
何を言ってやがるんだコイツは、死んでもらうだと?
冗談にもほどがある、任侠映画の健さんみてーなセリフ吐きやがって。
「おどれぇぇクォラ、滝つわぁ! ワレェ、どういうつもりぃなんだらぁ」
滝沢を怒鳴りつけるが、ろれつが回らない。
これは……酒じゃねえ、なんか別のもんを盛られた?
「ああ、そうですね。一度は兄貴、親分と仰いだあんたには、理由を説明してから涅槃へ旅立ってもらわねえと」
コイツは、本気で俺を殺すつもりなのか?
舎弟だった時から、特別に目をかけてかわいがってやったこの俺を、本気で殺すつもりなのか?
「まず順を追って説明しますぜ、今ウチと敵対してる山波とは、昨日手打ちになりました」
あ?なんだそりゃ、そんな話聞いてねーぞ?
一体全体、こいつは何をしゃべっていやがる?
「向こうも長年の抗争で疲弊しきっていましてね。このままじゃ、うちもやつらもサツから特定抗争指定暴力団認定を受けて、天下の極悪組もろとも総崩れになりかねません」
そう、今極悪組は山波組もろとも、近々特定抗争指定暴力団として警察の取り締まり対象になる予定となっていた。
2012年10月に成立した、改正暴力団対策法に基づき、指定された組織は特別警戒の対象とされている
「組事務所の新設と立ち入り」
「対立暴力団組員へのつきまとい」
「同じ暴力団の組員が5人以上集まること」
などを行った場合、サツは即座にヤクザを逮捕することができるわけだ。
こうなると、資金源も稼げなくなるし、シマも拡大できないどころか、子や孫たちもサツから因縁つけられて微罪でもパクられることになる。
それは俺もわかっていた。
だからこそ、造反した山波組を極悪組の屈強な戦闘力や組織力、膨大な資金力で屈服させ、早期の手打ちに追い込み、極道社会の再編を考えていたんだ。
「そこで向こうとの手打ちの条件として、親分、あんたの命が必要なんですわ。もとはと言えば、同じ代紋だったのに、あいつらが組を割ったのはあんたのせいでしょうが」
こいつ、山波の連中に、けつを掻かれやがったか?
俺のタマが目当てだと?
クソが、親である俺に歯向かいやがって、ただでは死なねえぞ、こいつら全員ぶち殺してやろうか?
いや、まずはこの場から離れるのが先決だ。
俺は全身に力をこめて若い衆の手を振りほどこうとするが、体が全然動かない。
「動けねーでしょう? 人斬りマサと呼ばれたあんたに用心して、ちょっとしたクスリを一服盛らせていただきましたぜ。老いても、あんたの力は今でも並外れていると俺は思っているのでね」
この野郎、さすがは俺の側近かつ第一の舎弟だったことだけはある。
俺のことを知り尽くしたうえで、用意周到に暗殺する絵図を描いていやがった。
「てるめぇ、滝つわぁ! 親であるるぅこの俺をくぉろすんのかええええ!」
俺は、腹の底から声を出し、普通のヤクザものなら畏怖するであろう啖呵を切ろうとするが、ろれつが回ってねえのか、格好がつかない。
「そうだよ、あんた若い時はあんなにいい男だったのに、今の姿はなんだ? ええ? もとはと言えば、あんたが女に入れあげて、ちょろまかした組の金補うために、そこらの水道水を瓶詰にして、傘下の子分達に高値で売りつけまくりやがったのが、山波がケツ割った原因でしょーが!」
滝沢が俺に逆に啖呵を切る。
俺を除けば組内最強の武闘派の啖呵だけあって、俺を抱えている若い衆たちの体が滝沢の威圧でプルプルと震えあがっているのを感じた。
「それに、この襟に着けているプラチナバッジや金バッジも、元は安物の金メッキのくせに、直参の子分達に事あるごとに純金の値段で買い直させやがって、あんたの銭ゲバ根性のせいで、いくつの組が財政難で潰れたと思っているんだい!」
この野郎、言わせておけばいい気になりやがって、だいたい組織を維持していくには金がいるんだ。
他所の組織になめられねーために、間違いや揉め事が起きても相手を屈服させるために行使する、金という名の力が。
それに、極道の世界ではいかなる理由があろうとも、親殺しはご法度中のご法度。
もし日本最大の極道組織の極悪組で、親殺しが行われたという話が外に漏れてみろ。
たちまち日本中の極道組織のモラルのタガが外れちまって、あちこちで逆縁や親殺しが横行し、サツの取り締まりに乗じて、今まで抑えてきたはずの外国組織や半グレのガキ共に、日本中の極道組織が荒らされちまう。
「たきつわぁ! 俺をくぉろじで、親くぉろしじで、これかるぁ先ぃ、どうするるぅ‼」
くそ、声がうまく出ねえ。
これじゃあ、入れ歯なくしたジジイが叫んでいるようにしか見えねえぞ。
「親殺しってあんた、先代を死に追いやったのはあんたでしょーが。自分はもう、あんたがこれ以上外道に堕ちるのを見たくねーんです。だからよお、外道が今更ジタバタすんなやぁぁぁ‼」
鬼の形相になった滝沢の啖呵の気迫にビビったのか、俺を担ぎ上げていた若い衆が気圧されて、手を離す。
俺は、コンクリートの床に落とされそうになるが、間一髪のところで、滝沢が駆け寄り、体を支えた。
「親分、あんたはこれから酒に酔って、神戸港の海に落ちた事故で死ぬ。俺は、あんたが若い時に見せた男気に惚れて、この世界に足を踏み入れやした。この抗争が手打ちになり、組を立て直したら、俺もすぐに後を追って涅槃に逝きますんで。アニキがいねー渡世で生きていてもしょうがねーですし」
滝沢はさっきまで俺に向けていた鬼の形相から一転し、神妙な面持ちで告げた。
「こういう結末になっちまったが、俺はマサヨシ兄貴の舎弟として、子分として若い時にかわいがってもらい、一緒にバカやってたことを一生忘れません。もし来世があるならば、生まれ変わっても、また俺を舎弟にしてやってください」
滝沢、ヤスは俺の体を支えながら、深々と頭を下げた。
どんな無茶な俺の命令でも、黙ってついてきた一番の舎弟が、この俺を殺すことを決意した状況に追いやっちまった自分を恥じた。
「やすぅ……すまねえなあ」
俺の最後のつぶやきに、一筋の涙がヤスの眼帯からこぼれた後、俺の体は神戸港に投げ入れられた。
俺は薄れゆく意識で、神戸港の冷たい水温を、薬で鈍った感覚で感じながら、今までの人生を振り返る。
若い時にヤスや他の舎弟たちと酒を飲んで、一緒に喧嘩をし、そして一緒に夢を語り合った日々を思い出した。
走馬灯というやつだろうか、思えば若い頃、ヤスと一緒に切った貼ったの青春をしてきたのが、俺にとって人生最良の日々だったかもしれない。
そして、理由はどうあれあちこちで抗争を引き起こし、人を殺め、子分からシノギをかけるような銭集めをした、今日に至る日々を思い返す。
ああ、このまま死んだら、きっと俺は閻魔に裁かれ地獄行なんだろう。
こんな結末になるくれーなら、若い時に憧れた健さんみてーに、任侠や仁義を重んじて、抗争で華々しく散ればよかったのに……。
結局生き意地汚く、70近くまで生きちまったよなあ……。
外道の人生には……相応しいかもしれねえ……か………。
もしも生まれ変わったら……今度こそ健さんみてーな……任侠道を……。
仄暗い夜の神戸港の海底に着く前に、俺の意識は暗闇に覆われ、そして思考を停止した。
プロローグが長ったらしかったので、分割しました。
どうも私、なろうの機能に慣れてないようですので、お見苦しいところお見せしました。
え?
謝罪はいらねえから指と金よこせって……
すいません、すいません、勘弁してください‼
ヘタ打ってすいませんでしたーーーー (T_T)/~~~






