54:冬のトラウマ そのいち
カテゴリ:飯テロ
本物の『飯テロ』ってやつを読ませてやるぜ!
やあ、くまっす。
冬の童話祭用に「『マッチ』売りの元締め」という作品をだしてます。
てな露骨な宣伝はいかがなものかと。
さて、なろうの異世界作品のテンプレの一つに鮮魚の生食。
いわゆる『刺身』がありますよねー。
大概の理由がお腹を壊したり、最悪死に至るから食べないというもの。
現代人の我々には寄生虫が原因ではというネタですな。
川魚、海魚には寄生虫が……
みなさん知識や写真などで知っているかとは思いますが、実物を見たことある人ってどれだけいるのかな?
と言うわけで、寄生虫トラウマ話です。
以下不穏な話になりますので、察せる方はご注意を。
SAN値が不十分な方や、耐性の低い方は覚悟してお読みください。
読んでトラウマ増えたとか、タラが食べれなくなったと言われても当方は責任をもてません。
では、よろしいかな?
冬のこの時期になりますと、夕飯はお鍋に……なんてご家庭が多いかと思います。
美味しいですよね鍋。
くまは白菜鍋が一番好きなのですが、結構好き嫌いが多いんですよ。
まず牽制で鶏肉、脂身のブニブニ感がダメですね。
そしてミドルにカニや貝類、単純に食い辛いし手掴みがなー……美味しいとは思うけどね。
さらに主軸として牡蠣、単純に昔当選した経緯から、鍋じゃなくフライでですが。
止めがトラウマのタラ、無理、絶対に無理。
でも名前出さずによそわれたら食べれるけど、名前知ったら無理ぽ。
さて、なんでタラにトラウマ植え付けられたかという経緯ですが。
くまが高校の時分に某スーパーの鮮魚コーナーで働いてました。
まあ雑用ですね。
たまに包丁もって加工もしましたが。
んで、この冬の時期ってのは先程も言いましたが鍋の季節。
タラ美味しいですよねーってことでタラ鍋セットを大量に作るんですよ。
あ、タラといっても真タラじゃなくてスケトウダラですがね。
いわゆるタラコってスケトウダラの卵巣なんですよー、知ってましたか?
くまの仕事は本体から取り出された卵巣や白子の処理です。
どんな処理するかって?
いやー、トラウマ話なんだから察して下さいな。
びっちりと取り付いた寄生虫をピンセットで取り除く簡単なお仕事ですよ。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
一番多いのがですね、米粒より若干大きめサイズのウジっぽい何か。
卵巣の薄皮? みたいなところに潜り混んでうにうにうにうにうにうにうにうにと動いているんです。
そう、生だからねー。
鮮魚だからねー。
寄生虫も生きているんですよおおおおおおお。
新鮮だからなあああああああああああ。
平均すると一つの卵巣に5匹前後張り付いてるんです。
大当たりだと30匹くらい付いてた記憶があります。
……こうね。
ぱっと見、少なくていいわーってひっくり返したらビッチリと。
いやー……リアルでSAN値チェックする羽目になるとは思わなかったですよ。
そして希にいるのが線虫。
もちろん正式名なんかしりません、調べません。
これも薄皮の下に蚊取り線香のように渦を巻いています。
真ん中あたりをつまんでひっぱるんですが、失敗するとですね。
途中で切れて残っちゃうんですよねー。
……ふうっ。
で、売り物になる部分は手作業で除去するんですが。
売り物にならない部分、頭とかー、エラとかー、内蔵とかー。
そう言った物は纏めて『汚物樽』というタルの中にぶちこむんですよ。
週2回の割合で回収日があるので、それの処理もくまの仕事でした。
いやー。
エラってね。
寄生虫の住みかなんですよねぇ。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハハハ。
身から出たりした血が貯まってしまうので、蓋をする作業の前に水(血とか)を抜くのですが。
ふとみると、血で真っ赤に染まった水の中を白い物体がうにうにうにうにうにうにうにと蠢いているんです。
ホラー映画の死体にウジ沢山状態。
ひゃっはーーーーーーー!!
そのような訳で、鍋とタラの組み合わせだとビッチリ張り付いたタラコと水面に蠢く白い物体の映像がフラッシュバックしてもうダメです。
たすけてあんぱんまん。
ちなみに生イカもスゴいよ。
うん、スゴいよ!
ワタとかの部分がほとんどだけど、たまに本体の方にぷっくりと膨らんだモノがあるんだよ!
でもイカは食べられる不思議!
美味しいからネ!!




