202:きらきらひかる
カテゴリ: プラモ きらきら 光物 アニメ
やあ、サブタイのマンガは面白かったけど絵柄は好きになれなかったな、くまだよー?
テレビドラマ? はっ。
丁度同名の映画がWOWOWで放送していたんで、映画化してたんかなと思ったら薬師丸なひろこさんが主演のアル中の別のお話だったでござる。
んっもう、まぎらわしいなあ!
さて、きらきらひかるという擬音からおわかりのように、老若男女とわず綺麗なものに心引かれない人はすくないのではないでしょうか?
宝石しかり、金銀パールしかり、ネオンサインしかり、刃物しかり、デコトラしかり、下ろし立てのガードレール(近年)しかり、アジや〆サバ、サンマにコハダといったものとかね。
……まあ、くまはヒカリモノは嫌いなので食べませんが。
そして子供心にドストライクスする光り物といえば……?
そう、メッキ物ですね!
あの光沢感がたまりませんよねー。
ライトによる照り返しもよいですが、やはり陽光による照り返しが一番綺麗だとくまは思います。
さすがにラメが入ると下品になりがちなので注意が必要ですが。
というわけで、今回の「作れや、積みプラ」は、先日ウィズ発掘によって掘り出されたメッキキットです。
プラスチックにメッキ……正確には金属メッキではなく、メッキ風コーティングというらしいです。
最初にクマがメッキパーツに遭遇したのは、覚えが有る限りでは「BB戦士 武者頑駄無魔亜窟」ですね。
兜飾りの角が金メッキパーツでした。
ひとつ前の無印な武者頑駄無はメッキじゃなかったんですよね。(たしか)
とりあえず、メッキパーツといえば「金メッキ」という時代が有りました。
おそらくこの「BB戦士、武者シリーズ」がなければメッキパーツの発展は無かったんじゃないかなあと思うぐらいに、多種多様なメッキパーツが実装されていきます。
うん、そのお陰で再販キットができないのがあったりするんですが……
近年、メッキなしでホイルシールで代用して再販したりしましたが、当時のキットを持ってる人は自慢していいと思いますよ。
くまは買ってませんが。
そんな流れで、従来のガンプラにもメッキキットが発生することになります。
最初はホビーショーなどの会場限定キットや、抽選プレゼント用キットでのみの実装でした。
武者シリーズのような一部分のみメッキではなく、キット全部がメッキになる仕様です。
これがまた、写真映りがよくて、かっこいいんですよ!
欲しくなっちゃうんですよ!
光を反射する光沢感に負けて、買っちゃうんですよ!
で、後悔するわけなんですが!
いや、サンプル写真のキットってさ。
現物そのままな訳じゃないんですよ!
ちゃんとしっかり接着やら合わせ目消しやらした上で、メッキ風” 塗装 ” をするわけです。
メッキキットを組み立てた奴を撮影しているわけじゃないんだぞー!
だまされるなよー!
まあ、だまされて買っちゃうんですが。
だってしょうがないじゃない、きらきらひかっているんだもの。
というわけで、買っちゃったけど組み立てて無かったのを組み立てて見ました。
理由は……
塗装と墨入れしなくていいや
という手抜き宣言そのものなんですが。
掘り出したキットは「1/100 MG MS-14 ゲルググ ガトー専用機」です。
たぶんホビーショー? バンダイのイベントだかで並んで買った覚えが有ります。
一緒にMGゼータのメッキも買いました。
2個づつ。
1セットは懇意のホビーショップへ流した。
転売したともいう。
さて、このガトー専用ゲルググですが、Ver.2ではなく旧キットの方です、残念な事に。
一般販売しているキットのメッキバージョンですね。
ちなみに正式にはメッキキットではなくコーティングバージョンキットというのですが、メッキでいいよね!
で、メッキキットって買ってなんで後悔するかっていうとですね。
メッキの行程はランナー丸ごとメッキするわけですよ。
なので……
ランナーから切り離した箇所はメッキがない。
という状況になります。
あたりまえですよねー!
それがどんな惨状かというと、自分の愛車に10円キズつけられたのを想像してもらえればお分かりかと。
テカテカと光っているのに、一部分だけハゲていて光を反射しないんです……
完成してみてサンプル写真とくらべると物凄くがっかりする仕上がりです。
部品と部品を合わせた、合わせ目も消せないのでスジが見えちゃいます。
一応MGでは合わせ目が目立たないような設計になってはいるのですが、ゲルググは致命的な事に腕部の合わせ目が正面を向いているので超目立ちます。
メッキじゃなければどうと言うことはないのですがねえ……
結局、切断したハゲ部分をガンダムマーカーで塗って誤魔化すのですが、ガトー機は親切な事に緑と青の基本色で構成されているので、既製品の「メタグリーン」と「メタブルー」がほどよく合います。
一部盾や膝、爪先などのソール部分の設定色は黒なのですが、濃い紫系のメッキとなっており、「メタバイオレット」でごまかしきれませんでした。
まあ、合わせ目がほとんど目立たないのでセーフといえばセーフなんですよね。
設定色が黄色の部分はみんな大好き金メッキなので普通に「ゴールド」塗って終了です。
1メートルほどはなれて見ればほぼわかりません!
近づくな! 危険!!
……で、劇場版アニメとして放送された「ガンダムNT」の煽りを受けて、シナンジュ(1/144 HG)を続いて組みました!
……メッキキットのを。
なんで買っちゃうかなー、自分。
ちなみにこちらは一般期間限定販売品です。
出荷数がしぼられてますが、普通のお店でも買える物です。
定価は5200円(税別)。
もちろん通常キットより割高です。
しかもこの辺りの年代では「コーティングキット」ではなく、「チタニュウムフィニッシュ」というオサレなネーミングになってます。
最初に使ったのは「Ver.Ka MGガンダム」で、「ルナチタニュウムフィニッシュ」だったかと(不確実情報)
まあ、ガンダムの装甲に使われている金属がルナチタニュウムという金属なので、それから……という名付けですね。
ぶっちゃけ、
金属がなんであろうと、塗装しているんですがね!
地金のままで出荷しているわけないので、完全に騙しにかかってます。
騙されないでくださいね!
というわけで、このシナンジュさん。
もちろん通常キットのメッキバージョンですから、切断部分にハゲができます。
近年キットなので、接続部分が細くなってたり、薄くなっていたりして余り目立たないようにはなっているんですが……
設定色のシャアレッドがワインレッドより濃い赤なんですよね。
初代のころは赤といいながらピンクだったくせに。
その様な色調なメッキのため、既製品の「メタレッド」を塗っても誤魔化しきれないという惨状。
泣けます。
で、内部フレームというか間接部分等はメッキされておらず通常と同じで、赤と黒の装甲パーツと白の装甲パーツがメッキ仕様となってます。
白メッキはパールホワイトに近く美しいんですよねーこれ。
んでだ……
スラスターや排気口部分が設定では金なんですよ!
……なぜかメッキされてないというクソ仕様。
成形色でくすんだ金に見えないこともない色で誤魔化してます。
いやー……ないでしょこれ?
黒メッキの部分と同一ランナーだからの仕様だとおもうんですが、白メッキは赤メッキと同一ランナーなのにわざわざ分けてメッキしてあるんですよ?(分割ランナー)
一番見映えのする金メッキしないでどうすんですか! バンダイ!!
悲しいのでゴールドでぬった。
因みに装甲の至る所に装飾されている金縁はホイルシールで補完されているわけですが、下地が黒メッキパーツなのでシールはらずにゴールドで塗った。
……普通に塗った。
ホイルシールの方がテカり具合は上なんだけど、シールという都合上、曲面に弱い。
そして曲面がくそ多い。
微妙な切れ込みで対応しているんだけど、重ね部分ができて盛り上がっちゃうのであまり見映えはよくない。
まあ1メートル離れてみれば誤差の範囲だけどさ。
そして微妙にシール面積が足りなかったり、余ったりするのでそれも気にしだすと止まらなくなる。
なので塗った。
……完成させたけど、やはり1方向からの光源ではテカり具合がサンプル写真と比べて地獄に落ちるレベルの差がありますねえ。
最低でも4方向からの照射がないとなあ。
というわけで、メッキキットは組まずに買って眺めているだけが正解ですね!
……メッキキットまだ結構あるんだよなあ、どうしよう。
そして、なぜ買ったし自分。
まあ、旧キットや特販キットのお話なんでしかたない部分があるのは否めません。
しかし!
流石はバンダイ。
メッキ前提で製作されたキットを販売しました!
そう、ご存じ……
「MG 百式Ver.2」
です。
七千円越えてます。
アニメ上から金メッキ仕様で、何度も一般用キットで全金メッキバージョンが販売される、キングオブ金メッキ機です。
金メッキ前提ですので、全パーツアンダーゲート仕様での成形となりました。
アンダーゲートというのは、通常の表面部分に注入口をつけるのではなく、パーツとパーツの接地面に注入口を着ける方法です。
これでやると表面部分に全部にメッキが乗ります。
切断してハゲる部分はパーツの合わせ部分になるので組み立てると全く目立たないという寸法です。
建前は。
まあそれでもやはり合わせ目がめだったり、細かいパーツ部分でどうしてもアンダーゲートに出来ないパーツとかもあるのですが。
で、ユーザーの評判はどうだったかというと。
メッキムラはともかく、気泡が目立つとか、毛(繊維)が付いてるとか、初期ロットは散々だなどと言われまくってました。
さすがに金メッキは目立ちますからね、色つきメッキと違ってスルーできない部分がおおかったんじゃないかなって反応をみて思いました。
うん、くまは買ってないんだ!
そして、キット自体の出来はとても良かったので……
合わせ目消すのに全メッキ剥いで、全塗装しなくちゃらんので無メッキ版も出してほしかった……という真モデラーさんの声も多数見受けられました。
……まあ、価格が1.5~2倍違いますからねえ、メッキキットは。
そして、アンダーゲートの登場で通常キットにアンダーゲートを採用されていると「ああ、これ限定でメッキキット作る予定あるんだね」という見も蓋もない予想がバンダイの犬達はできるように訓練されましたわん。
特にプレバンでなー。
メッキキットと同じ様に子供心を擽るのがクリアキット。
オールクリア素材での成形なんです。
これもねー……
サンプル写真で欲しくなって買って、組んでみてがっくりくるパターンなんですよ。
メッキほどじゃないですが。
一般流通販売はほとんどなく、現在でもイベント販売やなんらかの付属品としでしか作られてません。
パッと見透き通っていいんじゃないかとおもうんですが、やっぱり組み立てプラモですから。
メッキの合わせ目云々ではなく、組み立て用の軸と受け部分が目立っちゃうのがねえ。
基本的に内部で普通では見えない部分になります。
パーツの安定を考えて強度を保つ為に軸も受けも干渉しない限り太くなるのが通例です。
それをクリアパーツ化するので目立つんですよねー。
特に肩パーツや脛部分などの中身がスカスカの最中部分は視界が通りやすいため軸受けが非常に目立つんですよ。
そしてなによりクリアパーツは普通のプラより材質強度が固い。
切断したあとデザインナイフで切り口を整えるのですが、固くて泣ける。
刃が痛みやすいのも泣ける。
それでもなぜか買っちゃうのはそれなりの魅力があるからなんでしょうね。
その昔バンダイがやらかした「産廃イベント」であるMGキットの1ランナーをクリア仕様でおまけにつけますという企画を1年通してやったんですよ。
ちなみに価格は通常版と同じの据え置き価格。
MGは内部フレームがしっかりと作られているので装甲パーツを外して楽しめるという「コンセプト」もあります。
あまりユーザーには利用されてないコンセプトなんですが……それを活用させるために、装甲パーツをクリアパーツにして組み立てて内部構造を見えるようにしてくださいね! という企画目的でした。
まあ、完全にランナー1枚分ゴミになるので産廃と揶揄されたんですが。
クリアパーツと入れ換えだったら総スカンくらった企画だったでしょうね。
くまもお気に入りの「アッガイ」を2個と、買ってなかった「グフ」を買いました。
グフはランナーの構成上完全なクリア装甲になる部分がなく、一部色つきになるなど微妙感がありました。
最終的にクリアブルーでクリアパーツ塗ってうっすら透ける仕様にしたけどね。
アッガイさんは綺麗に手足がクリアになるので楽しかったです。
この企画で一番日の目をみたのがあります。
それは……
「ボール」
です!
3回に分けて発売されたこの企画の第三弾だったようなきがしますが、この企画はボールのためにあるといって過言ではないでしょう。
むしろ通常で付けて売れよと言われてましたね。
装甲が全部クリアパーツになったので内部構造が丸見えになるという神キットに変身しました。
……くま、爆笑して買いに走ったんだけど近場にはどこにもなかったんだよなあ。
今、密林のマケプラ価格で7000円とかになってるんだぜ、これ……
当時なら2100円(税別)で買えたのにな!
そんなこんなで、楽しい(?)メッキとクリアキットのお話でしたとさ。
・アニメ話
・ガンダム00(再放送)
#21、在庫処分回。
最終回ちかくなったので、余り出番のないキャラ達が一斉に消されました。
なんというか……同じ殺すにしても前話とのギャップが酷すぎて涙を誘いますね。
キャラ愛の差……なのか?
・URAHARA(再放送)
以前、予告の実写で出ている自称エビフライさんはどう見ても海老天だろう! と突っ込んでましたが、最終回間際の予告でちゃんと「実はあなたエビフライじゃなくて海老天なのよー!」と突っ込んでました。
胸のつかえが取れた気分。
さわやかー。
・ダグ&キリル
総集編。
くまは総じて総集編って嫌いなんですが。
今まで見てきた総集編の中でもくっそ最低な総集編でした。
……これ、マジで面白いと思って編集したんかなあ?
残す価値もないので視聴後すぐさまデータ自体消した。
……総集編なんてなかったくまー
(本編自体は好きです)
なんかつらつらかいてたら6000文字近くなったという。
およそ2時間ほど書いてたくまー
うぃずはお休み




