162:筆塗りはムラがでる
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やあ、絶賛積みプラ消化中な、くまだよー!
一応「νガンダムHWS、ツイン・ファンネル搭載型 Ver.Ka」は組上がった。
はい、自立しませんでした。
あと各ファンネルのホールドが甘いので、ディスプレイ時は展開させるのがベストですね。
……ツイン・ファンネルの見映えの良さが無くなりますが!
不満点といえばHWSですね。
ご存じの様にカトキ版が出る前に無印版νが出てまして。
その時にもHWSはプレバンで販売しています。
んで、カトキ版HWSは新規造形……ではなく流用+一部新規造形という、いつもの奴です。
確実にカトキ版に組み合わないだろうというパーツを新規しているんです。
シールドの付け根、フロントスカートのジョイント、ヘヴィライフルの前部、胸ダクトパーツですね。
んで換装してみると気になる部分が1点。
ブラ(追加胸部装甲)が合わない……
一応、こう言った追加装甲は本体とぴったりと合わさるものなのですが……
正面からみると正常に見えますが、サイドからみると本体から2ミリほど浮いてる(笑)
最初自分の取り付け方が間違ってるのかと何度か確認したが、どうにも適切のようだった。
それで無印版で使うパーツ(余剰パーツ)を確認して、本体も確認して気がつく。
カトキ版の本体は胸上部にエアロパーツ的な突起物が左右に追加で立ってるんですよね(B地区じゃないよ)
これが有るため隙間が発生する取り付け方になったと……
いあいあいあいあ!
バンダイさん、このブラもポッチに干渉しないように新規で型起こしてよ!
既存のパーツの干渉する部分にスリット入れるだけなんだからさあ……
というわけで、カトキ版「乳ガンダムHWS」は上げ底ブラです。
悲しいけど、これ現実なのよね。
その後はブキヤの「レイキャシール(スカイブルー)」や「ガオファイガー」を組みまして、またMGに帰ってきました。
後いくつ積んでるんだろうくまー。
アニメには出てこないエースパイロット「ジョニー・ライデン」専用機。
「ゲルググキャノン」
です。
古いですよー。
なんと、マスターグレード9番目の製品です。
発売日が1997年の3月ですから……え、21年前?
初期ロット物ですよ~、証明は出来ませんが!
21年前ですからね、開けてビックリですよ。
……ゴムパーツが劣化して樹脂が漏れ出してる(笑)
当時、関節部分の保護パーツとして蛇腹のゴムパーツを使用してたんですよ。
この仕様は結構古くからあって、「機動警察パトレイバー」のキットでも使っていました。
以外とゴム固くて稼働範囲が狭まるのが難なのですが……
さて、ランナー(パーツ)もABS材ではなく、オールPSです。
現代の進化した配合技術はもちろんないので、一律【固いプラ】です。
カット失敗すると直ぐ白化してなけるという。
とりあえず、説明書の流れ通りに素組で墨入れ処理だけで組んで行くのですが……
ジョニーカラーなので赤と黒のカラーリングなんですが……
腕を組んで違和感。
装甲が真っ赤なんです。
設定上、二の腕は黒なんですが、成型色は赤ですね、どうみてもこれ。
ふと脚のパーツもみると本来黒である【太もも】【足の甲】【足の裏】がやっぱり赤のまま。
あー……
そういえば発売当時、思いっきり叩かれていたわな。
ジョニー用ザクIIとマツナガ用ザクIIもカラーリングおかしくて叩かれていたのですよ(笑)
なんで叩かれるというと、一応MGのコンセプトの一つに【塗装なしでも設定上のカラーリングになる】ってのがあったんですよね。
流石に全ての部分でそれが適応されるという訳ではないのですが、大きなパーツの色が変わっているのはどう考えてもおかしいだろう、ということです。
いやー細かい部分とかね? パーツの一部分を塗るとかならガンダムマーカーでちょいちょい塗っていましたけど、流石にこのパーツはでかすぎる。
かといって塗らないと派手に赤い「シャア専用」になってしまう。
一瞬、スプレー買ってこようかと思った。
いや、今ならガンダムマーカー専用エアブラシという画期的な商品が発売されている!
買うか!
めんどくさくなったので、ガンダムマーカーでちまちまぬった。
マーカーの接地面はおよそ3~4ミリしかないうえに、平面塗りではなく曲面塗りになるのでさらに細くなる場合がある。
ちまちまぬりぬり……ちまちまぬりぬり……
横方向塗りと縦方向塗りの二度塗りをする。
もちろんどちらも乾いてから塗るので、全部塗り終わるのに三日かかった。
そして……
塗りムラがひでぇぇぇぇぇぇぇぇ
ちょっと死にたくなった。
ま、まあマーカー塗りだしね、仕方ないよね!
そう思い込みながら各パーツを組み合わせて脚を完成さs……
塗装ハゲた……
離型剤ィィィィィィィィィィィ!!!!!!
※※※※※※※熊※※※※※※※
説明しよう! 離型剤とは成型行程で金型(金属製)からランナー(プラ)が剥がれやすくするための薬剤である。一種の油と思って頂ければ間違いがない。つまりランナー(パーツ)に離型剤が残っていると膜になってしまうので、塗料がパーツに食いつかないのである。
※※※※※※※熊※※※※※※※
半泣きしながら塗装を剥がし、中性洗剤を入れた鍋で10分ほど煮込み、風呂場で中性洗剤をつけたスポンジでシコシコこすって落とした。
そしてまた三日かけて塗装は完了した!
しかし、塗りムラはやっぱりヒドかった……(ちーん!)
と、遠目からみれば大丈夫!
トップコート塗るかと思ったが、探すのが面倒だったので諦めた。
因みにツヤなどない。
無塗装パーツがテカっているので対比が酷いことになってるけど気にしない!
するわぼけぇぇぇぇぇぇぇ
こ、これだから旧キットは!(八つ当たり)
まあ、なんでこんな再現されないパーツ割りになるかというと、【流用キット】だからなんですよね。
ガンダムのモビルスーツって基本量産型でカラーリングが違うのが、ほとんどです。
一部分に差異があるのは、新規パーツを起こすのですが。
で、最初に選ばれた機体のカラーリングを忠実に再現するために【パーツ割り】を行うわけです。
それで次に出すカラーバリエーションの機体をそのままランナー流用で色成型してしまうので、カラーリングの不具合が発生してしまう事態が発生してしまう。
MG黎明期の不具合でしたねぇ。
今ではカラバリ前提でベースキットのパーツ割りを行うのであまり見かけなくなりました。
最悪シールでカバーするという荒業が残ってますが。
今回のゲルググキャノンも一つ前に発売された「シャア専用ゲルググ」のキットの流用なのでこんな事故になったんですよね。
ピンクのゲルググは胸以外はピンクだから……
そしてセルフリファインした「ゲルググ Ver.2.0」においては……シャア専用で発売し、量産機(緑)も発売されましたが、ジョニーの機体はいまだ発売されていません。
ここまでが、一般販売商品の話!
プレバン専用販売は力技できました。
まあ、ザクですよ、ザク。
量産機オブ量産機といわれるザクシリーズは数多のカラーバリエーションがあります。
あるんだからしかたない。
それを我々バンダイの犬は欲しがっちゃうんだから仕方ない。
そうするとですね。
どうしても成型色で再現するには厳しい組み合わせというものが発生します。
どうするか、どうしたらいいのか?
多色成型(一つのランナー内で複数の成型色を使う)は初期段階で構築しないと無理。
……なら成型色変えた同じランナーぶちこめばいいんじゃね?
その分価格上がるけど、ユーザーは買うでしょう。
むしろ買いたい人の分だけ作る数量限定商法でいこう!
という結論に達したようだ(もちろん憶測です)
結果、色違いの同じランナーが2枚はいることになった。
でも使用するパーツは2枚のランナーから1枚分しか使わない訳で……
結果として1枚分の余剰パーツが発生することになるのである。
それがエースパイロット専用機分だけ発生するという、反エコ精神まっしぐらにゃーん。
ちなみにくまは、量産機(緑)を買ってきて、カラフルな余剰パーツを組み合わせてツギハギザク作ってみたりする。
以外と楽しい。
ちなみに、販売当時は買ってません。
やはりカラーリング再現度が低かったのでパスしたんですよね。
ジョニーのザクIIが酷くて別物すぎましたから。
ゲルキャンも買わないでいたのですが、初期ロット買った友人が近年押し入れから発掘したとくまにプレゼントしてくれました。
まあ、そのまま積んでいたんだがなー。
今年の2月の再版を最後に絶版したという話。
Ver.2.0ででることを期待する機体である。




