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110:書籍化!


カテゴリ: 一般 なろう書籍 黒い話



ながいぜ!(3000文字)

 やあ、サブタイに縁のないくまだよー!


 一般的に書籍一冊分に必要なのは十万字だそうです。

 「日々惰性」もそろそろ十万字に届きそうですよ!


 ナイワー


 さて、なろうの書籍化作品に対してのちょっくら黒い話。

 まあ『黒い』といっても不正とかいった意味合いではなく、くまの個人的なネガティブ思考の『黒い』話なので、読みたくない場合はブラバ推奨です。












 書籍化。



 くまは圧倒的紙派なので、なろう作品が書籍化されるのは大変嬉しい。

 気に入っている作品は『ほぼ』買います。

 文庫で出してくれればお財布に優しいですが、書籍で出るのが殆どですからね。

 お財布が痛いですが、そこはそれ。



 『お布施』の境地



 ですよ。

 書籍化のメリットってなんだろう?(読者くま視点)


 ・紙媒体になる

 ・イラストが付く

 ・誤字脱字が直る(直ってるといいなあ)

 ・追加エピソードが入る


 ですね。

 もちろん、デメリットも有ります。


 ・有料である(お布施の境地)

 ・イラストの出来に左右される

 ・さらに誤字脱字が酷くなる可能性がある

 ・追加ヒロインがいる可能性がある

 ・書籍版展開になる可能性がある


 ……あれ?

 デメリットの方が多いな。

 

 「紙媒体になる」「有料である」は特に説明する必要もないので省略。

 「イラスト」について説明しよう。


 イラスト、挿し絵ともいうね。

 本文にキャラの特徴を細かく書く作品も、まったく書かない作品もありますね。

 読者は地の文から想像してイメージを膨らませているはずです。

 それで書籍化になったときにイラストが付くとどうなるか。

 エッセイカテゴリを漁っている人にはお馴染みであろう。


 炎上することが多いのである。

 まあ一番多いのが、「自分の想像したイメージと違う」というものだろう。

 これがキツい。

 そして挿し絵として使われる部分というのが作品の印象に残る部分である事が多いので、好きなシーンにイメージと違う絵が入り込むと萎える。

 いくら有名な絵師さんが書かれたイラストでも、綺麗にかかれたイラストでも自分のイメージと合わないとどうしてもイラつくことになり、作品に集中できなくなる。

 まあ、この辺は個人の主張の域になるのでネガるほうが可笑しいのですが。


 どうしても許せないのが、「明らかに絵師さん、作品読んでないよね?」というパターン。


 ・舞台が冬で雪景色なのにビキニアーマーの女戦士

 ・少年なのにおっさんになってる

 ・ゴシック少女(17才)がなぜかゴスロリ幼女、しかもドリルロール付きになったり

 ・右頬を切ったのに、左頬から血がでてる!

 ・犬系の獣人なのに、尻尾がどうみても猫科のしっぽになってる!(戦犯)

 ・現代ものなのに、なぜかSF系エロボディースーツ防具


 などなど……あげ出すと切りがないですが。

 作品とハマれば……ものすごいのですがね。

 あ、デッサン狂った作画崩壊しているのは論外です。

 作者が割烹でラフ画とか出してくれるパターンもありますが、基本は密林で表紙をみて買うか買わないか決めますね。

 余程じゃなければ買うのだけどね。

 しっぽと縦ロールだけはだめだったよ。


 さてお次は「誤字脱字」です。

 よい校正さんにであえた作者は幸せである。

 ならびに読者も幸せになれます。

 100%直るのが理想なのですが、そこはほれ何事も人間がする仕事ですからね。

 あってもどうしようもないことですよ。

 んで、ちょっとした豆知識。


 初版で見つかった誤字脱字、直るのは三版から


 という。

 大抵二版は初版の販売動向を受けて即刷られるので直らない事が多いです。

 誤字脱字が気になる人は三版以降を買いましょう。

 まあ初版がうれないと三版までいかないと言う現実がまってますが。


 誤字で萎えるのはですねー。

 固有名詞の誤字です。

 これは作者の怠慢以外の何者でもないです。

 一番はキャラ名ですね。

 これ間違えられると非常に辛い、そして萎える。

 某島戦記の7巻で黒騎士と魔術師が暗黒王の玉座にて互いの別れを述べる良いシーンがあるのですよ。

 初版だとこのシーンで一ヶ所魔術師の名前が弟子で黒騎士の部下の名前になっているという……

 み、み※※先生なにやってんですかーーーー と当時叫んだ。

 因みになろう作品でも結構ある。

 で一般名詞や動詞の誤字。

 なろうのweb版ではお馴染みの誤変換なんだろうけどさ。

 これを直せないのはろくでもない校正さんに当たった作者がかわいそうである。

 泣いて良い。

 

 お次は「追加エピソード&ヒロイン」である。

 物語の補足や、別視点などweb版にないエピソードが追加されるのは書籍版の醍醐味といえよう。

 ただねえ、これはもう作者の力量が物凄くでる。

 一番無難なのは「本筋に関係ないひとコマ」を書くこと。

 お次は一区切りついたエピソードの「後日憚」。

 書き下ろし部分については大歓迎なんだけど、本編と齟齬が生じるようなのは勘弁願いたい。

 そして問題の「追加ヒロイン」である。

 書籍版の追加ヒロインは大抵失敗してます。

 書籍版だけの追加エピソード内、それも本筋と関わらない所に出す追加ヒロインは大抵成功します。

 ヒロインといってもサブヒロイン、エピソードヒロインですからね。

 これを本筋に絡めてハーレム要員等にすると一気に失敗の確率が高くなります。

 web版の本筋に付け足すだけですからね、ほぼ空気になることが多いです。

 台詞が噛み合わなかったりとか。

 まあ追加ヒロインは作者の意向よりも、担当編集者の意向で……という話をよく聞きますので、作者のノリが足りない場合が失敗の要因になるんじゃないですかね?

 ではどうするか?


 最後の「書籍版展開になる」という方式になりますね。

 追加ヒロインやキャラで失敗している作品は特にこの書籍版展開への踏み込みが甘い。

 web版の本筋にちょこちょこ差し込むのではなく、出発地点と着地地点は同じでも中継を全部作り直すくらいのてこ入れする覚悟がないとキャラが生きません。

 でもね、正直なところ。

 web版よりも面白くなければ買う価値ってないんですよね。

 web版が面白くて書籍版を買うわけですから。

 あ、もちろん書籍版を最初に手にとる人は別ですが。

 web読者としては展開によってはくっそつまんねぇという評価になる場合もあります。

 なにごとも中途半端はよくないと言う話になりますね。




 というのが前置き。

 本題(黒い話)にはいるぞー!


 


 web完結作品の書籍化ならば、追加部分や改訂部分があってもいいです。

 だってweb版に影響無いから。

 これが連載中の作品だとちょっと困る部分が現れる。


 書籍追加・改訂部分をさらっとweb版にだす。


 これ書籍かってない信者ではない読者には非常に辛い。

 作者によっては「書籍で改訂しましたので、以後この部分は書籍に準じます」と丁寧に告知してくれる作者もいる。

 ありがたい、本当にありがたい。


 逆にイラっとする作者もいる。

 webの最新話で書籍キャラをだす。

 そして前書きや後書きに「※※※という人は書籍の※巻にでてきます」とか。

 久しぶり(100話以上前に)出てきたサブキャラについて「※※※さんのエピソードは※章の※話にありますよ」とか。

 もちろんweb版にはなく書籍での追加エピソードである。


 ……え、読者は全員書籍買えってことなんかな?

 

 書籍版の設定もちこむならさ、webタイトルに【web版】とかつけんなや。

 自分で書籍とweb分けているんだからそれ前提に書いてよ……。


 書籍キャラ出すなら出してもいいけどさ。

 web読者が知っている前提で話書かないでよ……。

 web用に初登場エピソードちゃんと書いてほしいよ。

 なんでさらっと重要な役回りで書籍キャラがでてくんのさ……。

 

 書籍設定への改訂告知ならわかるし、嬉しいんだけどさ。

 参照指定を書籍にするのだけはやめてほしい。


 ほんと、やめてほしい。













 マジでイラっとくるんで、やめてほしい。











 お願いだからやめてほしい、作品は面白いので切るに切れないジレンマ。


流石に3回やられるとグチりたくもなる。

そりゃ読者の受け取り方しだいなんだけどさ。

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