94:アニソンを語る
カテゴリ:アニメ アニソン
やあ、好きなアニソンは「スターダストボーイズ」なくまだよー!
あれは名曲。
アニソン!
所謂、アニメソング。
一般的な認識ですとアニメのオープニングとエンディングに使われた曲を指しますね。
くま的定義では
『アニメで使われた全ての楽曲』
をアニソンとしています。
ただし、二次使用曲は除きます。
流石に作中で「君が代」が流れたからといって「君が代」をアニソンとはいえませんよね。
くまの青春時代というのは昭和です。
恐怖の大魔王が訪問予定だった近辺までですな。
この頃のアニソンは一般的には受けが悪かったです。
アニメ=子供のみるもの、低俗な物、オタクが見るもの。
オタク=キモイという方程式が成り立っていた時代でしたので、オタク=アニメ、つまりはアニメ=キモイという今では考えられない時代でした。
(くまの周りではと注釈して逃げ打っときます!)
今では『クールジャパン』とかいって政府、国を挙げてのコンテンツになりましたからね。
アニメ=クール()ですよ。
まあそんな冬の時代にですね、アニソンを同級生の女子に小バカにされたくまですが。
「え、※※※(ジャニ系ユニット)や※※※(ビジュアル系バンド)もアニソン歌ってるよ?」
と反論したら物凄い剣幕で罵られました。
曰く、「アニメに使わしてやってるだけで、アニソンなんかじゃない」
だそうです。
まじこえーよ。
そんなわけで、ジャニ系とビジュアル系のキツい追っかけの人には触れないであげてください。
で、本題だ。
広義でのアニソンとは「アニメで使われた楽曲」である。
これに異論はないと思う。
無しということにしてくれ。
で、カテゴリ分けするとですね。
・主題歌
・オープニング曲
・エンディング曲
・挿入歌
・劇中歌
・キャラソン
と分ける。
あれ? 主題歌とオープニング曲って同じものじゃないの? と思ったあなた。
実は違うんです。
違うんですよ!
・主題歌
そのアニメの為だけに作られた曲。
曲を聞けばそのアニメの概要、粗筋が分かる内容で有ることが条件です。
直球すぎてそのアニメ以外の場面では流用できないレベルの楽曲を指します。
例:「宇宙戦艦ヤマト」「トライダーG7」
ぶっちゃけ歌詞にタイトル名や、必殺技が入ってる奴です。
・オープニング曲
一応、そのアニメの為に作られた楽曲でアニメのAパートの前に使われる曲です。
これは比較的曖昧にそのアニメっぽい内容にそった歌詞がある楽曲。
曲を聞いただけではそのアニメが浮かばないが、そのアニメに関係あるフレーズが散りばめられている。
とりあえず聞いたら、そのアニメが思い出せるのが条件ですねー。
くまの好きな「スターダストボーイズ」はこれに当てはまります。
といった感じに、その作品を見てない人でも概要が分かるのが主題歌。
作品を見てないとピンとこないのがオープニング曲となります。
後のはこんな感じですね。
・エンディング曲
Bパートが終わった後に流れる曲。
オープニングと同じで何となくそれっぽい内容の歌詞が散りばめられている。
1980年代だとヒロインの心情を歌った歌も多かった。
・挿入歌
その作品の為に作られた楽曲ではないが、そのシーンに相応しいので使われた二次流用の楽曲。
基本的に作品発表以前に知られている楽曲です。
ジブリ作品で主題歌といって使われているほとんどの楽曲がこれにあたります。
「ルージュの伝言」「カントリーロード」とかね。
また、続編作品における前作の主題歌、オープニング曲などの流用も挿入歌という位置になりますが、曲だけきけば前作が思い出されるので微妙なところ。
大抵、続編のキャラが歌ったりするんですよねー。
・劇中歌
本来ならば作品内作品で使われる楽曲を指します。
まあアイドル物とかで作中のなかでキャラが歌う歌ですなー。
アイマス、ラブライブ、シンフォギアなどが比較的新しい部類ですね。
古くはマクロスのミンメイとか、メガゾーンの時祭イヴとかが作中で歌ってた楽曲をさします。
アイドルに変身物だとオープニングやエンディング曲を流用してたりしますが。
・キャラソン
その作品のキャラクターが歌う楽曲。
近年ではオープニングやエンディングでもキャラクターが歌う曲が増えてきてるがそれとは別。
作中で使われないけど、そのキャラクターが作中の心情を歌った楽曲を指します。
まちがってはいけないのですが……
あくまでもキャラクターとして歌う歌がキャラソンです。
中の人(声優)が歌う歌はキャラソンと呼んではいけない。
たまにキャラソンとして作られた楽曲なのに、キャラとして歌えずに声優として歌ってる可愛そうな人がいる。
あれは正直どうにかしてほしい。
別売り楽曲ならともかく劇中歌として使われるともう泣ける。
以上がくま的アニソンのカテゴリ分けです。
もちろん異論があってもおかしくはありません。
ただ、アニメで使われた歌はアニソンでいいじゃんと言いたいだけなのはご理解いただけると幸いです。
……で、だ。
結構な割合で反感を買う(喧嘩を売る)であろうカテゴリを語ろう。
それは……
・タイアップ曲
である。
所謂、作品に『全く関係のない作詞』の楽曲である。
勘違いしてもらいたくないのでちゃんといっておくが、歌としてはとてもよい楽曲が多いです。
くまも好きな歌が沢山あります。
ただ、アニソンとしては微妙だよなーとは思ってますよ。
実際、※※アニメの曲と言われるよりも、※※歌手の曲でアニメにも使われたね。 くらいの認識になっている曲が多いですからなあ。
タイアップというのは相乗効果を狙うものです。
80年代は大物歌手の楽曲を使って、アニメファン以外を引き込もうという狙いがありました。
実際TMネットワークやB’zなどを使って歌手のファンを引き込むことに成功しました。
アニメ作品の内容にまったく関係ない歌詞でしたがね。
もちろんくまも好きですよ?
その後アニメが一大産業と認知されるようになると立場が変わります。
所謂落ち目の歌手がテコ入れでアニソンに参入しだしたんです。
アニメ人気にあやかってファンを増やそうと。
まあ、大抵失敗するんですがね。
アニメファンは作品に憑いているので、余程の歌唱力がなければアニソンじゃない後続の楽曲など買わない。
なのでアニソンの次に出した曲で引退するという変な流れができたりもした。
所謂「コ※ン主題歌の呪い」である。
実はこのタイアップ曲。
オープニングなどの使われるシーンの作画の出来次第で大きく印象がかわるので結構博打。
近年は新人歌手のデビュー曲にアニメとのタイアップをかましてスタートダッシュを図るのだが、アニソンとして売れても次の一般曲が売れなくて(デビュー曲より)消えていく人が結構いる。
アニメでデビューするならアニソン歌手として生きないとたぶんきびしいんじゃないかなー。
って最後はアニソン定義よりアニソン歌手の話になっちゃいましたがね。
あ、これだけいっておきたい。
ビジュアル系バンドのタイアップ曲ほど作品に合わない曲ばかりだとくまは思う。




