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Ⅱ・初めての魔法――その④
「えっ,違うの?」
じゃあ一体,このコンパクトの用途は何じゃらほい?
「このコンパクトは通信手段なのよ。私の水晶玉と繋がっていて,連絡が取れるの。コンパクトの鏡に向かって呼びかければ,私と話ができるから」
「はあ……,なるほど」
要するに,コンパクト型のスマホみたいなものか。
「あなたはまだ魔法が使えるようになったばかりだし,色々と困ったことも起きると思うの。だから,そういう時には私に連絡して」
「うん,分かった」
コンパクトを開いて眺めていたあたしは,頷きながらそれを閉じた。
……あれ?「魔女っ子」といえば,定番となる掟があったような――。
「ねえミシェ,あたしが魔法少女ってまわりに知られたらどうなるの?まさか,呪いがかかったり……⁉」




