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第57話 ターニングポイント

静かな夜だった。

眠るという行為をいつ以来か体験する喜びを男は感じながら目を瞑っていた。

その夜、男は夢を見た。

夢とは記憶の整理と言う説があるがもしそうだとしたら少年の脳が見せているのだろう。

穏やかな日々、山菜を見つけて喜ぶ細やかな幸せ。

男にとっては何も面白くない夢だったのだろうが少年にとっては人の夢と書いて儚いと読むように最早叶うことのない願いでもあった。


静けさの中、音が聞こえた。

小さな小さな音であった。

まるで何か金属を擦るような…

やがて音に導かれて男は目を覚ました。

音は隣の部屋から聞こえており灯籠の光が人影を撮していた。

そう、その姿は少年の記憶にもあったから想像がついた。

刃物を磨いでいるのだ。

男は…


1.そっとドアの隙間から覗いた。

2.家事の一貫だと再び眠りについた。

次回は明日の午前7時頃更新予定です

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