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第58話 覗き穴

そっとドアの隙間から覗いた。

そこにはこちらに背を向けて老婆が何か作業をしている様子が伺い知れた。

老婆は少し見ていたら片手を上げた。

その手には予想通り刃物が握られていた。


「素直そうな坊やだったね、あの子ならお前の代わりになれるんじゃないかい?」


老婆の呟きが聞こえた。

まるで刃物に向かって話しかけているようだ。

老婆は立ち上がり横に移動した。

何かを取りに行ったようだ。

老婆が動いたことで老婆の前に置かれていた物が視界に入ったがそれが何かよく分からなかった。

器のようにも見えるのだが中央下に穴が開いており上にも二ヶ所丸く欠けている部分がある白い物体。

一体それが何なのか気になった男は見詰めてそれが何かに気がついた!

そう、あれは頭蓋骨だ。

老婆は頭蓋骨を使って刃物を磨いでいたのだ。

磨り減り半分くらいの所まで無くなったから分からなかったのだ。

中央下の穴は鼻、上側の欠けている部分は目の窪みだ!

覗き穴からそれに男が気が付いたと同時に穴が塞がれた。


いや、それは老婆の眼だった…

次回は11月22日の午前7時頃更新予定です。

毎度のことながら都合が合えば突然更新するかもしれません。


新連載「召還勇者の真実」連載開始しました☆

ダークな作品で予定では10話以内で完結する予定ですので興味のある方は是非読んで見て下さい♪

http://ncode.syosetu.com/n1615dq/

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