【ゲラゲラコンテスト用だった用】コント・バレンタイン司祭
ゲラゲラコンテスト用に書いてお蔵入りしたネタです。
せっかくなのでこちらに第六弾。
バレンタイン司祭
「ワシはバレンタイン司祭。この日に処刑された司祭様だ」
男
「うわ、もしかしてユーレイっすか!? うっわ、ハンパねえ」
バレンタイン司祭
「うむ、おっしゃる通り私はユーレイだ。実は君にお願いがあって遠路はるばるあの世からやってきたのだ」
男
「マジっすか。ハンパねえ。どんだけかかったんすか? あの世からこの世まで」
バレンタイン司祭
「まあ、汽車でだいたい5時間てとこか」
男
「マジ?ハンパねえ」
バレンタイン司祭
「ところで、君は2月14日が何の日か、知っているかね」
男
「知ってるっつーか、どーでもいいっつーか、おふくろの誕生日だけど?」
バレンタイン司祭
「いや、君の親御さんのことじゃなくて…」
男
「もしかして、おっさん、おふくろの元カレ? うっわ、マジキモ。なんまいだーなんまいだー。消えろ」
バレンタイン
「いや、違うから! ちょっと、やめて。昇天しちゃうから! ちょっと消えかかってきてるから!」
男
「じゃあ、あんた誰だよ」
バレンタイン司祭
「だから、私は今日この日に処刑された司祭様じゃて」
男
「マジで? もしかして、怨霊のたぐい? 無理無理無理、オレ、生理的にそういうの無理」
バレンタイン司祭
「だから、違うって!!」
男
「なんまいだーなんまいだー」
バレンタイン司祭
「だから消えるっつってんだろ! 人の話を聞け、こぞう!」
男
「なんすか、じゃあ」
バレンタイン司祭
「実は、君にお願いがあるのじゃ。日本では2月14日は女が男にチョコをあげるという風習があるらしいな」
男
「ああ、そういえば今日はそう日だったっけ。あ、もしかしておっさん、チョコもらいたくてやってきたの!? うわ、ハンパねえ。なに、その執念」
バレンタイン司祭
「違うわ! チョコなどいらんわ!」
男
「チョコがいらない?も、も、もしかして……おっさん、遠路はるばるあの世からやってきてチョコがもらえなかったのか? うぷす、やべ、超ウケる」
バレンタイン司祭
「ふう、おぬしにワシの願いを託そうと思ったのが間違いじゃった。ワシは、もともとそういう風習にとらわれず、恋人たちの聖なる日となっていってほしいという想いからやってきたのじゃ」
男
「恋人たちの聖なる日…」
バレンタイン司祭
「2月14日は、もともとそうあるべきだとワシは思う。2月14日は、恋人たちが愛をはぐくむ祝いの日なのだ」
男
「ローブを着たおっさんが言うと、けっこうドギツイものがあるな…」
バレンタイン司祭
「と、いうような主旨を日本中に伝えてはもらえまいか」
男
「いや、無理っす。オレ、そこまで偉くないっす」
バレンタイン司祭
「いや、ほら、なんかあるじゃろ。ツイッターとか、そんなの」
男
「司祭様、ツイッター知ってるんすか!? マジ、パネエ」
バレンタイン司祭
「あの世じゃ、けっこう便利じゃよ。地獄の情報も聞けるしの」
男
「すげーっす! サイコーっす! わかりました、なんとかしてみるっす!」
バレンタイン司祭
「頼んだぞ、日本の若者よ」
後日、彼のツイッターには
『キモいジジイ、あらわる』
と書かれていたそうな。
最後までお付き合い本当にありがとうございました!
こんな世の中だからこそ、何も考えずに笑えるお話があったらいいですね。
ちなみに本作品は2015年から投稿を初めて、6年越しの完結扱いとなります。
エタった作品が一つ完結した喜びで爆発してます。゜(゜´ω`゜)゜。やったー




