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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第一章 〜救ってくれるもの【出会い編】

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【凪】優芽の元カレを追い払てやった俺。そして我慢爆発、止められなくなった件

「優芽〜来たよ!」


カフェのドア開けたら優芽の姿が見えたから、俺は挨拶したんだ。


そしたらなんか、カウンターにいた男が俺のことガン見するから、なんだこいつって思ってわざと隣に座ってやった。


店の前にBMW停まってたし、イケメン?


にも見えなくないからこいつ優芽の元カレ?


なんとなくわかった。



で、なんか気に食わない。


こっちチラチラ見てなんも言わね―し、感じ悪っ!


だから、言ってやったんだ。


優芽ってさ、最近話がくっそつまんねー男と別れたって話。


優芽が腹減ってんの無視してサンセットまで我慢させたとかひっで―んだぜ。


優芽、海なんかよりたこ焼き食いたかったのに!


そして優芽が仕事終わって着替えかなんかに引っ込んでたとき、俺はそいつに


「アプリと連動してるおもちゃ、優芽めっちゃ気にいってくれてさー」


遠隔操作できるやつ!


それで俺、毎晩遊んでやってんの。


って言ったらそいつ


「ええええー!」


ってびっくりしてた。


そして案外すぐ、そいつ帰ってった。


もう来なくていんじゃね?


元カレなんかって思ってた。


そもそも結菜の元カレだって、いつまで、まわりウロウロしてんだよ。


しつこいんだよ。


ふと顔上げたら、優しそうな笑顔したおじいちゃんがこっち見てて目があった。


「初めましてですね」


声かけてくれる。


「いらっしゃいませ」


めちゃ丁寧に接してくれる


とっさにこのひとはいい人だと感じた。


「初めまして、優芽さんの友人で、凪っていいます」


なるべく丁寧に挨拶しておいた。


そしたらすぐに


「凪くん帰るよ!」


そして車を見たら優芽は褒めてくれた。


結菜もそう、喜んでたな。


母親の車だけどな、わりと女の子に評判いいんだろうな。


でも優芽は車に乗ってくれない。


だからそこにある椅子に座って話そうと言った


ハイスペ元カレになに言ったか聞かれたけど、そんなこと言ったら殴られそうだから伏せておいた。


それから俺は優芽に悩み相談をしてみた。


話は今日のこと。


結菜が泣いたのは優芽に言わせたら


腹減ってたとか、たこ焼き食いたかったとか、サメが見たかったとか、深海魚見たかったとか言ってたけど、あれたぶん、優芽のトリセツ。


それから優芽が、なんでわたしにキスしたのかって聞いてきたけど、それさ、俺にもわかんねーんだよな。


俺は、結菜が好きなんだ。


そして優芽は、遥希が好きだってわけだ。


なのに俺ら2人、またキスしてんだよ。


2回目。


詳しくは1回につき、何回かやったから、何回目かもうわかんね。


優芽は、俺が好きなのか?


俺は、優芽が好きなのか?


物理的には、こうしてるけど、心は別の人のところにある状態。


なんか、止められなくなって、優芽を車内に引っ張りこんで、キスの続きをしてたんだけど


「…はるくん」


って優芽がつぶやくみたいに言ったからハッとなって、胸触ってた手を止めた。


遥希の身代わりなのかも。


ちょっと思って。


そして俺もそうなのかな?


やっぱりさっさと結菜につきあってって言って、本物としたほうがいい気がした。


優芽もそう。


早く遥希に抱いてもらわないと


こんなことバレたら、遥希に怒られるどころじゃなくなるし、なんなら海に沈められるかもしれないし、こわいからやめよう。


優芽にもそれ伝えてみたら


「欲求不満なのかな」


っていうから


「俺も優芽もそうかもな」


って一致した。


だって、好きなひとがすぐそばにいんのに、触れないって、なんだよ。


誰もいないならともかく、いるのにそれって、欲求不満になるだろ?



こうゆうのもう終わりにしよ?


優芽に伝えた


心がはいってないのはやっぱりだめ


……なんか、違うし


これじゃ、いままでやってきた女の子たちへの扱いと変わらない。


むなしいんだよ、満たされないってわかった。


優芽にあやまると、優芽が


「2人だけの秘密だから、永遠だから」


はるくんには、言わないでってお願いされた。



やっぱり、遥希が悪いんだな。


いくら正論並べて謎な言い訳ばっかしてて、真面目ぶってたって、


大事な女ひとり守れないなら、それは、正論もどき、なんじゃね?



どこの誰だよ、3回目ルールとか我慢大会とか言ったのは


「我慢は身体に毒ってやつだな」


って優芽に言ったらなんも答えてくれなかった。


間違ったかも。


とにかくそれから、ちゃんと無事に優芽を送っていってやった。


優芽のうちを知ってしまった!


悪用しないよう、気をつけよう。



そろそろ合コンメンバーでの3回目飲み会あるけど、もうそんな集まり行きたくなかった


本気で結菜に告白をしようと俺は思ってた。


たぶん……

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