表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/150

24.俺、替え歌に救われる

 いかん、落ち着け、俺。

 こーゆー時は……、確か大先輩リムルは素数を数えてたな…。

 じゃあ、俺は今の状況を歌ってみるか…。


 迫るー(レイブン)、無敵の軍団♪

 我らを狙う黒い羽根♪


 ……。

 …いや、これ、元歌が古くね? っていうか、古すぎるだろ。確かに語感とかは合ってるけど…。


 知らない世代も多いと思うから説明しよう。

 これ、親父が子どもの頃ハマってた、元祖ライダーのOPなんだ。

 うん。俺もハマったよ。こーゆー時に浮かぶぐらだもん。

 大人になってから、親父が当時集めたライダーカード(美品、欠番無し、アルバムも全種コンプ)を見せてくれたときは、マジ興奮したさ。

 オタクな両親を持つと、子どもも自然とそうなる見本だな。


 ついでだ。自分にダメ出ししておこう。なあ俺、悪役を無敵にしてどうするの?



 ふう、おかげで冷静になれた。


 ああ。カラスが本当に無敵と決まったわけじゃない。


 マーブ・アタックはド派手だ。でも、あくまでもカラスを駆除するイメージで作った魔法だ。威力自体は、並の術者のファイヤーボール程度なんだ。

 HPを自動回復する雑魚はRPGにもいた。当然、自動回復量を上回るダメージを与え続ければ倒せた。

 カラスも同じだ。ファイヤーボールに耐えるHPは予想外。回復力も予想外。でも、一撃でHPをゼロにしちゃえば、それで済む。


 つまり、打つ手はまだまだあるんだ。


 それじゃ、オーバーキル上等で新魔法を一発。

 全力で撃ったファイヤーボールの反省・改良版だ。


 俺は魔法のイメージを描く。

 凝縮された魔力が超高温の球となり、眩いほどに輝く。

 物騒な音が聞こえだす。


 バチバチバチ…。


消滅弾エクスティンクションブレット!」


 ソフトボール大のプラズマ球はオゾン臭を残して飛び去り、先頭のカラスに命中した。

 ついでに、かなりの数の後続を巻き込んだ。


「計画通り…」


 カラスは消滅。残された羽が宙を舞う。

 俺、ちょっと悪い顔しちゃったよ…。


 ………。

 ……。

 …よし、復活はない!


 しかも、カラスが混乱してるぞ。運よくリーダーにでも当たったか?


 チャンス到来!

 それじゃ、マーブ・アタックを改良して…。


「マーブ・エクスティンクション!」


 魔力弾が分裂し、プラズマ球がカラスを…。


 …おおっ!?

 ちょっ、マジかよ…!


 プラズマ球はカラスに命中。そして地面に落とした。

 そう、カラスが消えてないんだ!


 カラスは次々に起き上がり、何事もなかったかのように飛び立つ。

 何だよこれ、「何か知らんけど上からどつかれて空から落ちた件」とか言ってるみたいじゃん…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ