5つの星の昔話
昔ばなしです。
これは昔、昔の話である。
とある所に自然豊かな村があった。
その村には、それは美しく魅惑な娘がいた。
その娘は心根もよく、頭も良く、舞も得意で、裁縫、洗濯、剣術、武術、魔術、どれもこれもやらせても何でもできる少女だった。
あのことが来るまでは。
ある時、害を及ぼす魔物が現れ、木は腐り、水は毒となり、作物は枯れ、土はカチカチに固まり、風は家を吹き飛ばし、各地で家事が起こり、美しかった自然は、死の大地と変わり果てた。
その害をなす魔物を倒そうと、討伐隊が立ち上がり、その少女も討伐隊に加わった。
魔物を討伐するのには、1年ほどかかりやっと勝ったと思った矢先魔物は各箇所に現れたのである。しかも村の中心に、討伐隊はいそいで向かい、魔物から村の人を守ろうとしたが、その覚悟は虚しく少女だけを残して皆散り散りになってしまった。
少女は泣き叫び、絶望した。
その時5人の白い法衣をまとった女性が現れ、少女を助けた。
少女は、5人の女性と生き残った村の面々と共に復興をした。
復興が終わりもとの生活に戻ると5人の女性は消えていた。
村の人達と少女だけの秘密となった。
やがて、時がたち、5人の女性と一人の少女の物語が民話として残った。
だが、魔物は再び現れた。
彼らは、一度目の討伐より上手くやるようにし、一度目と同じように討伐隊を作ったが、半分を討伐に向かわせ、残りの半分を村の防衛とした。
だが、元凶となった魔物を討伐し、村に来た魔物を討伐すると、村は歓喜に包まれ、そのまま宴会が始まった。何事もなかったかのように。
宴会が終わり、皆が寝静まった頃、魔物の群生がこちらに向かっていた。
なぜかは、わからなかったが、それに気付いた男は、家族は隣人を叩き起こし、逃げようとした。
だがそれは叶わなかった。
なぜかって、それはねぇー
魔物を率いていたのが、民話の伝承に出でくる少女だったからさ。
人々は驚いた。だってねぇ~自分が今まで、信じていた相手が裏切ったんだよう。
そりゃ心もポッキリ折れるんだな。
人々は、少女に質問した。なぜ愛した村を壊すのかてね。
そしたらね。その少女こういったんだよ。
なんて言ったかというとね。
「お前ら、私が生きている間どんなに苦労したとおもってんの。こっちは都会に出て勉強したいのに、みんなお金も払わずにただで服作れて言ってくるんだよ。しかも材料費もこっち持ち。そして、洗濯、子守、なんでもかんでも押し付けてくるんじゃねぇよ。」
だから、村を壊そうとしたんだ。吐き捨てるように少女は言った。
村人達は絶望した。
続く




