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5つの星の昔話 II
「だからもう、うんざり何ですもう失敗しない皆なくなってしまえばいい全軍突撃。」
吐き捨てるように少女は言い、魔物の集団に命令した。
村は、崩壊の道筋をたどっていた。
もちろん抗おうとした者もいた。
だが、ある者は嬲り殺され、ある者は攻撃をする前に首を落とされ、ある者は毒を受けて死んでしまった。
村長や長老はやめてくれ、と少女に頼み込んだが斬り伏せられた。
まあ、少女に一撃を入れられる者もいたが、すべて致命傷を負い、戦闘不能状態となり回復職がいくら手を尽くしても表面の毒を払えるくらいだった。
「さあ、村の面々よ、この光景を見てお前らはどう思う。生まれ育った村が壊されて行くのは、隣に居た友や家族が殺されて行くのは、絶望しただろう。遠い昔、私は絶望したことがある。それは、お前らの先祖が材料費や代金も無しに、子守やら服作りやらを押し付けられたからだ。そのくせ、こちらの事情も知らずに断ったら一定期間、無視されるし本当に疲れたよ。だからなくなっちゃえ。」
その時彼女は何かに動揺したように、瞬きをした。
今だと思った、村人達は突撃した。
少女を槍でつき、剣で傷つけた。
倒したと思った矢先、少女の体はボコボコと変形していった。
続く




