【補助資料2】ダイバーズ・能力・エーテル・歴史用語
これは、【補助資料1】に、第一部の中で分かっている情報を付け足した補助資料になります。
新しく付け足した項目は「◆」で表記されており、コレのない項目は【補助資料1】と変わりません。
記載されているカテゴリー項目は
・ダイバーズに関して、
・能力に関して、
・エーテルに関して
・歴史用語に関して
の4項目です。
また、制度・計画・組織については【補助資料3】で、
人物・能力そのものに関しては【補助資料4】で紹介予定です。
読書の助けになればと思います。
――【ダイバーズに関して】――
<ダイバーズ>
『エーテル』によって遺伝子が変異した人間のこと(体内に『エーテル』を有しているか否か、ではない)。
・ダイバーズは蝶のシンボルマークで表現される。
・ダイバーズは血筋に関係なく、現在ダイバーズでない人間が突然ダイバーズになることがある。
・ある程度の物理現象・生理現象を自らの意志で発現できる“超能力”を有している。
・能力の特徴によって『ソーサラー』『アルケミスト』『ウィザード』に分けられる他、能力の熟達度に応じてランクがつけられている。
・能力を生物体に及ぼすか否かで『身体型』と『空間型』に分けられる。
身体型…『疲労』しやすいが、その『疲労』の『回復』も早い。
空間型…『疲労』しにくいが、その『疲労』の『回復』は遅い。
※この世界の能力は『ダイバーズに関する10原則』の“原則9”により、
一度能力を行使すれば、『保存時間』の間はその能力を“解除”するまで効果が持続する。逆に言えば“解除”しない限り、本人の意思にかかわらず、能力が一定時間残り続けるということになる。
作中ではまだ触れてはいないが、能力を“解除”することにも『疲労』を伴う。
<ソーサラー>
それまでそこになかったものを形成する能力を持つダイバーズ。
例えそれが体の一部とつながっていようとなかろうと、“見た目何かが追加で形成されている”のであれば、全てソーサラーに分類される。
<アルケミスト>
本来持ちえない性質を持たせたり、性能を変化させるダイバーズ。
対象は生物でも無機物でも、あらゆるモノに及ぶ。ただし、“元々そこにあったモノ”を対象とするため、ソーサラーのように元々そこにはない物体を創りだすことは不可能。
<ウィザード>
自然界にある物理・生理現象を扱ったり、生物の生命活動に直接影響を与えるダイバーズ。
最も人々が“能力者”としてイメージする能力を有する。ただし、個人によって能力の制限が多く扱いが難しい。また、『能力の効果範囲』と『適応するモノ』によって名前が付けられるため、漠然とした能力名が多く、非常によく似た名前の能力が存在する。
<『ダイバーズに関する10原則』>
ダイバーズの特徴を端的に表したものであり、ダイバーズが能力を行使するときの法則。
◇原則1
ダイバーズは遺伝子が変異し、エーテルを操作できる人間を指す
◇原則2
ダイバーズは、自身の思い描くイメージを情報としてエーテルに付与し、物体や生態、そして現象そのものとして具現化できる。これを能力と呼ぶ。
◇原則3
ダイバーズは、エーテルが存在しない空間では能力を行使できない
◇原則4
ダイバーズは、能力を行使する意志を持った瞬間に身体的負荷がかかり、疲労を感じる。これを総じて『疲労』という。
◇原則5
ダイバーズは疲労が限界に達すると能力が行使できない
◇原則6
ダイバーズの能力の効果が及ぶ範囲や発動にかかる速度には、個人により限界が存在し、その限界は生涯変化しない
◇原則7
能力の起点は必ずダイバーズ自身である
◇原則8
一度情報が付与されたエーテルに第三者が干渉することは基本的にできない
◇原則9
情報が付与されたエーテルは一定時間経過後に、元の“情報を有していないエーテル”に戻る。この時間を情報の『保存時間』という。
◇原則10
上記の9つを逸脱するダイバーズは存在しない。
◆――【能力に関する用語】――
◆<世界10大能力>
『不死鳥』が管理していた能力リストの中で、“最強と言われる10種類の能力”として記載されていた能力のこと。
・保存状態が悪く、その存在の有無も含めて詳細は不明である。
◆王冠のケテル
詳細不明・存在未確認
◆知恵のコクマー
詳細不明・存在未確認
◆理解のビナー
詳細不明・存在未確認
◆慈悲のケセド
詳細不明・存在未確認
◆峻厳のゲブラー
詳細不明・存在確認済み
◆美のティファレト
『オドとマナを相互に変換する能力』・存在確認済み
・保有者:『アマテラス』『ツクヨミ』
・その付属能力として『熱線』『蜃気楼』を作製する、『光に関する能力』を保有する。
・『ツクヨミ』はこの能力が「オドとマナを相互に変換するために創られた」と発言。何を意味するのかは不明である。
◆勝利のネツァク
『感情を操る能力』・存在確認済み
・保有者:『アマテラス』『ククリヒメ』
・『感情』を抑制することが出来るが、そのほかは不明。
・勝輝曰く『鎮静昏睡』『感情破壊』といった戦闘スタイルもあるらしい。
◆栄光のホド
詳細不明・存在確認済み
◆基礎のイェソド
詳細不明・存在確認済み
◆王国のマルクト
詳細不明・存在未確認
◆<血統能力>
詳細不明
・『死』が発言した、謎の能力種類。
◆<カグヤ型>
詳細不明
・『アマテラス』が発した言葉。
・『死』と吉岡勝輝がこの『カグヤ型』と呼ばれるダイバーズであることだけは、『死』が明言している。
――【エーテルに関して】――
<エーテル>
古の時代から地球にもともとあったとされる謎だらけの物質。ダイバーズが能力を使うのに必須なモノであり、古代秘密組織『不死鳥』が2026年に世界中に散布した。
◆『オド』と『マナ』は能力『ティファレト』によって相互変換が可能である。
<オド>
最初から物質として存在している『エーテル』。
構成元素は不明だが、ダイバーズが能力を行使するのに必須な『エーテル』である。『オド』は神経細胞のような働きを持っており、人間の脳から出たイメージを情報として他の『オド』もしくは『マナ』に伝達する役割を持っている。
<マナ>
エネルギーとして存在している『エーテル』。
『創造体』作成時には、『マナ』を『オド』が取り込んで実際の物質になっていると考えられている。
<能力体>
『エーテル』を使用して生成・変化させた物体の総称。
能力体には『エーテル体』『創造体』という2つの種類がある。
<エーテル体>
『オド』の集合体――塊として固形化させたモノ。
・簡単に作れ、扱いがしやすいという特長がある。また、形状・強度等はダイバーズのイメージ次第でいかようにも変化する。
・これを作製するダイバーズはソーサラーに分類される。
◆・エーテル体は『実際の物質』ではないため、物理耐性が高い。これを応用した戦闘能力技術に『能力武装』が存在する。
<創造体>
エネルギーである『マナ』を、実際の質量をもった『物質』に転換してしまい、その物質によって構成されたモノ。
・無機物だけでなく生物細胞を含むあらゆるモノが作成可能。
・個人が創れる物体の種類・形状は少ないが、物体を維持できる時間が『エーテル体』より長く、創り出した物質の性質を使えるという特長をもつ。
・一度に作成可能な『創造体』は基本1つ。同時作製、組み合わせ等を行うことは能力の『技術』としてカウントされ、それぞれ『複創造』『複合創造』と呼ばれる。
・これを作製するダイバーズはソーサラーに分類される。
<召喚体>
創造体の中で、特に生物として創られたものを指す。
・召喚者の意志によって自由に操れることもある他、意志とは無関係にその『生物』としてふるまう個体も存在する。
・生殖能力・生存本能・学習能力・記憶能力を持たず、召喚する(能力を行使する)たびに“新しい個”として誕生する。故に学術的には『生物』としては認められていない。
◆<ホムンクルス>
人の脳を核として作り上げた、体を長時間維持できる人型召喚体。
・大島大輔が秘密裏に研究し、その結果創り出した召喚体。
・大島の創り出した『ホムンクルス』は未完成。大島は吉岡勝輝のことを、完全なる自己意識を持った召喚体として、『ホムンクルス』と呼んでいる。
◆<賢者の石=『ラピス』>
エーテルが能力の『情報』を保有したまま結晶化した存在であるとされている。
・あらゆる手段を用いても加工できない。
・非常に淡いが自ら発行している。
・世界中で『ラピス』と思しき物体が発見されているが、中に閉じ込められた『情報』を“解放”する手段は見つかっていない。
◆<レリック>
死後に脳細胞と『オド』が結合した結晶。
・『ラピス』と違い、加工が可能。
◆<エーテル化喪失症>
能力を行使する肉体部分がエーテルと結合し、結晶化する病。
・最終的に結晶化した肉体は、体から剥がれ落ちてしまう。
◆――【歴史用語】――
<BIG MUTATION>
2026年に『エーテル』が散布され、ダイバーズが世界に誕生したこと。
◆<第三次世界大戦=『アトランティスの戦い』>
2030年に勃発したダイバーズが関わった戦争。
◆・中東で『能力者至上主義』を掲げるダイバーズの集団が『アトランティス』なる国家を突如建国。これを契機に、世界中を巻き込む大戦争となった。
◆<『強制徴収兵』>
『アトランティスの戦い』に強制的に徴兵された世界中の人々の総称。日本の場合、『レジェンド』と呼ばれている。




