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20.治療

 朝になった。


「今日は美味しいの食べにいくわよ。」


「はいはい。昼はレストランで食べよう。」


「今日は休みにしよう。俺はメイリンと出かけてくる。」


「私も一緒にいくぞ。」


「教会へも寄るぞ。」


「なんじゃ、邪魔なのか?」


「いや、魔王が教会・・・いいのか?」


「吸血鬼と一緒にするな。平気じゃ。」


 平気なのか。なんか間違ってる気がするが・・・・。


「また教会ですか。」


「一緒にいく。」


「はいはい、皆で行こうか。」




 教会へやってきた。

 シスターカーラともうひとりは誰だ?美人と話してしるが深刻そうだ。


「おはよう。シスター。」


「おはようございます。ナオヤさん。こちらは領主の娘でティラさん。」


「冒険者のナオヤです、一緒にいるのは仲間です。」


「ティラ・アーミテイルです。」


 領主と聞いて眉をひそめたのが見られたようだ。


 ティラ「貴族が嫌いですか?」


「そうではないが、貴族様ですからね。」


 平民が貴族と関わるとろくなことにならない。


「お茶を用意します。中へどうぞ。」



「実は弟が病気なんですが、原因が分からなくて。

 シスターに相談したらあなたの話を聞いたので。」


「あなたは治療師として腕がいいと。」


「俺は医者ではありませんよ。怪我なら分かりますが

 病気の治療はやったことありません。

 それにお抱えのお医者様がいるのでは?」


 平民など診たりしない偉いお医者様を抱えているのに。


「お抱えの医者もいますが良くならなくて。

 一度診てもらう事はできませんか?」


「王都ならいい医者がいると思いますが。」


「弱っているので王都まで旅するのは無理なんです。」


「そうですか、どうしようか。」


 どうするか、一度診てダメでしたで大丈夫なのか?


「一度診てみなすが、期待しないでください。

 さっき言ったように俺は医者ではないですよ。」


 馬車で領主の館に行くことになった。


「皆は家で待っててくれ。」




「こちらです。」


 さすが領主の館、中も豪華だ。


 案内された部屋にはベッドに子供が寝ていた。


 ほかに領主・執事・メイド・医者らしき者などがいた。


「その人は?」


「治療師ですが腕がいいと聞きましたので連れてまいりました。」


「平民か?」医者が眉をひそめて言った。


「まあ待て、私は領主だ。腕がいいなら診てもらおう。」


「冒険者のナオヤです。たまに教会で怪我の治療をしてます。」


「ですが、平民の冒険者などに・・・。」


「場違いですかね。帰ったほういいかな?」


 やはりこうなったか。これだから貴族というやつは。


「お待ちください。失礼はおわびします。」


「まず診てもらおう。他に手がないのだ。」


「お嬢様にも言いましたが私は医者ではありません。

 期待しないでください。」



 領主の子供は意識がないようだ、熱もある。


「いつから病気に?」


「2週間程前からです、最初は少しのせきくらいでしたが。」


 まずは鑑定してみるか。鑑定でわかるのかな?


『状態異常 風邪』ただの風邪?でも鑑定できたな。

 風邪で重症だとインフルか肺炎?

 あれをやってみるか。『浄化』少し光った。

 どうかな?『鑑定』表示が消えたよしっ。

 次は『ヒール』すべて無詠唱でやった。


「終わりました。」


「えっもう終わり?そういえば顔色が良くなってる。」


「もう治ったのか?信じられん、が確かに顔色がいい。

 光ったのは『浄化』か? まあいい治ったのなら。

 確かに腕はいいようだ。」


「では、お代をいただきます。金貨500枚。」


「500! 法外な。」医者が抗議した。


「そうですか、なら結構です。帰ります。」


「息子の意識が戻ったら払ってやろう。」


「ありがとうございます。」


「セバス家まで送ってやれ。」


「今日はありがとう。」ティラがお礼を言った。


 すぐに帰った。吹っ掛けておけば次は簡単に呼び出したりしないだろう。




「金貨500枚なんて法外ですよ。」


「だが払わなければ次は来てくれんぞ。それに領主のメンツもある。」


「それと今日の事は秘密だ。使える駒を他にもっていかれては困る。」


「ティラ彼について知ってることは?」


「シスターの紹介で今日会ったばかりなので、そういえば仲間がいました女性ふたりと子供が。」


「セバス彼のことを調べろ。仲間についてもな。」


「直ぐに手配します。」


(ティラ)お父様は彼をどうするつもりだろう。

     心配だけど逆らえない。



 家に帰って来た。


「遅いわよ。」メイリンが抗議した。


「どうでした?」


「ああ、うまくいったよ。食事へいこうか。」


「さあ、行きましょう。高いの頼むわよ。」


読んで頂いてありがとうございます。

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