19.調査
ギルドへやってきた。
クエストボードをチェックしているとカイル達が
入って来たので挨拶を交わす。
カイル「話があるんだが。」テーブルを示す。
「それで話というのは?」
「ダンジョンの件だ。調査の打診をされてな。
だがうちは今ひとり足らない状況だ。それで君らと合同でと思ってな。
うちから3人そっちも3人、でどうだ?」
「調査はどの程度の予定かな?」
「Cランクの俺達がいって無事に帰れる所までさ無理して奥まで行く必要はない。」
「日帰りだよね。」
「そうだな、そのつもりだ。」
その程度なら俺達3人でも行けるな。
実績にもなるしちょうどいいか。カイルなら信用できそうだ。
「受けようと思うがふたりはいいか?」
ふたりともOKだった。
「受けよう。」
「急で悪いが今から出発だ。」
「それなら準備して門で落ち合おう。」
「ああ、それで行こう。」
受付で手続きしてギルドを出た。
「家へ寄ってから行こう。」
魔王はいなかった。弁当もって出かけたらしい。
「そいつら信用できるの?」
「メイリンこっそりついて来てくれないか。」
念の為保険を掛けておこう。
「あとで美味しいもの食べにいくわよ。」
門ではカイル達が既に待っていた。メイリンはこっそりついてきている。
残りメンバーとも自己紹介をした。
「うちの3人は前衛だ。」
「ふたりは魔法と弓が得意だ。そちらのひとりは後の警戒に回してくれ。」
「ああそれでいこう。」
配置が決まったので森へ向かった。
「じゃ入るぞ。」
地下1階、2階は前衛ふたりで十分俺達は出番なし。
地下3階でコボルトの群れがきた。
「ふたりとも出番だ。」
シーラが初級魔法『アイスアロー』を放つ。それからミリーが矢を放つ。
残ったのは2匹。
「カイル。」
「任せろ。ひとりで十分だ。」
「次は私の番ね。」
地下5階 オークが3匹出てきた。
シーラとミリーが中級魔法を順に放つ。
残った1匹も無事ではない。
「後は任せろ。」
オークも倒れた。
「ふたりともすごいな。ホントにDランクか? 普通はもっと苦戦するもんだぞ。」
「ふたりとも結構強いだろ?この階なら大丈夫だ。それで調査は何処までいく?」
「そうだな、せっかくきたんだ魔石もほしいもう少し進んでから帰るか。」
地下5階の探索を終え帰還した。
ギルドへ無事帰還の報告を終えクエスト報酬を受け取った。
「魔石の代金は半々でいいな。」
「ああ、それでいい。」袋を受け取った。
「調査の報告はしておく。君のパーティーは優秀だな、また機会があればたのむ。」
「ああ、こちらこそ。」
「家へ帰ろう、皆お疲れ様。」
今日は俺の出番がなかったな。
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