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せーめーさん、大学へ行く 〜神界から派遣されたら、大学が“現代陰陽寮”すぎました〜  作者: 水無月あすか
第三章

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40/44

Ep.40 やること、決めました

立案完了、左見右見


散歩から戻った晴明は、自室でノートパソコンの充電をしつつ、

賀茂先生から言われた「同時進行すべき3つのこと」について考えていた。

机に置いていた筆と紙を手に取り、頭の中にある考えを紙へ落とし込んでいく。


==============

同時進行できる内容

一 光線の観察、人や京の街にどんな影響を与えているかの調査

二 タブレットを使いたい式神様の人数の把握

三 式神様への適性検査に向けた事前調査

==============


この内容が同時進行できると判断した晴明は、

それぞれのタスクをより具体的に書き連ねる。


==============

同時進行できる内容

一 光線の観察、人や京の街にどんな影響を与えているかの調査

  ・いつ、どこで、どんな光線が観測されるか

  ・疫病といった目にみえる悪影響はないが、表面化していないだけかもしれない

  ・光線を見ることができるのは私と式神様たちのみ

二 タブレットを使いたい式神様の人数の把握

  ・タブレットを持つということは、大学関係の皆さんと繋がりを持つということ

  ・大学内で勉強をしたい式神様優先

三 式神様への適性検査に向けた事前調査

  ・式神様自身が把握している、自身の能力について

  ・これから現代を知る上で自分の得意分野を伸ばすにはどうすればいいかの調査

  ・現在能力として覚醒してはいないが、やってみたいことなどがあればそれも教えてもらう

==============


ここまで書いて、晴明は紙を机に置いてしばらく眺める。

「…なんかしっくりこないのですよね」

一見うまくいっていそうなのだが、しばらくしてその正体に気づく。

「そうか、これだ」

新しい紙を取り出し、書き直しを始める。


==============

同時進行できる内容


一 光線の観察、人や京の街にどんな影響を与えているかの調査(主に私が担当。副に式神様)

  ・いつ、どこで、どんな光線が観測されるか

  ・疫病といった目にみえる悪影響はないが、表面化していないだけかもしれない

  ・光線を見ることができるのは私と式神様たちのみ(現世の人たちに危険を晒してはいけない)


二 式神様への適性検査に向けた事前調査(取りまとめは貴人様にお願いする)

  ・式神様自身が把握している、自身の能力について

  ・これから現代を知る上で自分の得意分野を伸ばすにはどうすればいいかの調査

  ・現在能力として覚醒してはいないが、やってみたいことなどがあればそれも教えてもらう

  ・タブレットは大学内で勉強をしたい式神様優先(最大20名)


三 式神様への適性検査でご協力いただけることを教えていただく(主に大学関係者)

==============


「こんな感じですかね。

先ほどのチャットの様子を見ると、何かしらみなさん反応してくださるから、

3つ目の項目は具体的に書かなくてもいいですかね。

さやさんあたりがもう準備しているようですし。

反対に『何しましょう?』となった時に私の考えを書いてみるのもありかと思います」

そう呟くと、晴明は紙にまとめた内容をデジタルワークスペースへ入力し、投稿した。


「大学関係の皆様にはこれで連絡が行き渡ったので、こちらは反応を待つ状態ですね。

式神様に対してもお知らせをせねばなりませんね。

…こうしましょうかね」

そう言いながら晴明は筆でサラサラと書き、呪文を唱えると、

その紙は白い鳥の姿となり、春風に乗って窓の外へ飛んでいった。

晴明はそれを目で追い、無事に飛び立ったことを確認する。

ふと窓の外を見ると、空はすでに橙色に染まっていた。

「…もう夕方ですか。早いですねぇ」

そういう晴明であったが、充実した1日であったようだ。

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