8Vakzin ゾンビウィルスの感染…
ゆめとと塔矢は研究室に来た。
研究室には大量のワクチンが入ったケースがあった。
「これか…」
「おいゆめと…なんかあるぞ?」
「なんだ?」
塔矢が見つけたのものはゾンビウィルスを
消すためのスモークゾンビワクチンだった。
「スモークワクチン?」
「上からワクチンをばら撒くわけですね…」
そう話していると悲鳴が聞こえた。
「どうしたんだ?」
びっくりしたゆめとたちはすぐに真司たちの方へ戻った。
「どうしたんだ?」
「咲良さんが…」
咲良の腕を見ると腕からは血が出ていて噛まれた後がついていた。
「嘘だろ…まさか噛まれたのか!」
「はい…」
前を見るとそこには博士がいた。
「お前…どう言う事だ…」
「はぁ…うっ…」
ゆめとはナイフを手にとって博士を殺そうとするが
そのナイフは博士に当たってもキス後は治っていくだけで
ダメージは受けていなかった。
「なんでだ!」
ゆめとは殺すのを諦めて咲良にワクチンを打つことにした。
研究室からワクチンとゾンビ用インジェクターを取ってきて
インジェクターにワクチンを入れて咲良に打ち込んだ。
そしてワクチンのマニュアルを見た。
「10時間後に完全にウィルスは消される…か。」
「大丈夫なのか?」
「あぁ…」
「取り敢えずここから抜け出すぞ!」
ゆめとは咲良に腕を貸してエレベーターに乗った。
「真司らも早く!」
ゆめとがそう言うと真司らも急いでエレベーターに乗った。
エレベーターはコインランドリーの場所へと上に上がっていった。
「大丈夫か…咲良。」
「えぇ…少し痛いけど。」
エレベーターがコインランドリーへとつくと咲良をベンチに座らせた。
「包帯ないか?」
「あるぜ…ほら」
「ありがとう…」
ゆめとは包帯を咲良の腕に巻いた。
「これで血が止まるといいが…」
ワクチンを打ったとしても少し心配だった。
「取り敢えず…食料の捕獲と隠れ家を見つけないと…」
「どうする?」
「私の家に車ありますよ。」
結衣菜がそう言うとゆめとたちは考えた。
「それいいな…車だったら咲良が歩かずにすむ。」
「でも誰が運転を?」
「私がやります。」
「分かった…じゃぁ俺と結衣菜で車を取りに行ってくるからお前ら任せたぞ。」
「分かった。」
そう言ってゆめとと結衣菜は2人でコインランドリーを出て車を
結衣菜の家まで取りに行った。
ゾンビたちは次々に増えて行っていた。
「やっぱり増えたように感じるな…」
「生存者が結構いたんでしょうね…」
「それありえるな…」
そう話しながらも結衣菜の家まで走って行った。
しばらくして結衣菜の家につくと結衣菜は家の中に入って
鍵を取りに行った。家の中にはゾンビはいなかった。
「いないね…」
結衣菜が家から出てくると車を鍵で開けた。
「乗って!」
「あぁ…」
そう言って結衣菜はエンジンをつけてアクセルを踏んで
車を動かした。
道路にはたくさんのゾンビがいて前に進めなかった。
「仕方がない…ひいていけ!」
「分かった…」
結衣菜はそう言ってゾンビたちをひきとばして前に進んだ。
しばらくしてコインランドリーにつくと3人を乗せて何処かへ去って行った。
「どこ行きましょうか…」
「それ考えてなかったな…」
「まぁ取り敢えずは車でいいところを探しましょう!」
「そうだな…」
こうして車でいい隠れ家を探すことにした。