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Death Game [ゾンビゲーム]  作者: 天道 結羽
6/12

6Vakzin 隠された研究所…

「ここ…やけにボロボロだよね。」

「なんか気味が悪いよ…」

「そうだな…」

4人はコインランドリーのベンチに座った。

「どうするか…」

「そういえばこの子の名前は?」

「私は井上 結衣菜です。」

「よろしくね…」

「はい…」

ゆめとは何かを考えながらコインランドリーの中をうろちょろしていた。

「何をやってるんですか?」

真司はゆめとにそう聞くがゆめとは何も答えなかった。

「聞こえてない?」

「まぁ後にしましょう…」

「あの…今って何が起こってるんですか?」

結衣菜は咲良に聞いた。

咲良は知っていることを全て結衣菜に話した。

「じゃぁこれはゲームってことですか…」

「そうみたいなのよね…」

「なら私のスマホで。」

結衣菜はスマホをポケットから取り出してゲームをインストールして

ハザードゾンビゼロのアプリを起動した。

『ハザードゾンビゼロォ!』

「なんかタイトル…不気味ですね。」

「まぁホラーゲームだからね。」

結衣菜は咲良に攻略法を教えてもらい学校のところまで来た。

「本当だ…全てが一致しますね。」

「そうでしょ?」

すると学校から抜け出してコインランドリーまで来た。

「ここって…このコインランドリーと同じですね。」

「まじか!?」

ゆめとはびっくりして結衣菜のスマホの画面を見た。

「本当だ…」

「やっぱりゲームを見なくても攻略できるのかしら…」

「それもあり得ますね…」

真司がそう言うとゆめとは何か仕掛けがないか

洗濯機のボタンを押しまくった。

「ちょっと何してるんですか…」

「仕掛けを探してるんだよ…ゲームの基本だろ?」

「そんな上手くいくわけ…」

そう言うと壁が開いて1つの部屋が現れた。

「これは…」

「本当にあった…」

「言ったろ?この世界はゲームだ。ゲームとして考えろ!」

ゆめとがその部屋の中に入るとそれは部屋ではなくエレベーターだった。

「エレベーターか…地下室的な感じだな。」

「行きましょうか…真司くん。結衣菜ちゃん。」

「はい…!」

2人はそう返事して真司たちもエレベーターに乗り込んだ。

すると壁は元の壁に戻りエレベーターは下へと降りていった。

「すごい…降りてる。」

「本当にゲームなのね。」

「確かに…こっちでもエレベーターが現れました。」

そう言ってエレベーターに乗ろうとすると結衣菜のスマホの電池が切れた。

「切れちゃった…」

「そうか…」

結衣菜がスマホをポケットの中に入れると真司があることに気づいた。

「あの…電気通ってないのになんでエレベーター動いてるんですかね?」

「それもそうだな…」

「まぁ深く考えないでおきましょうよ…」

「それもそうよね。」

そう話しているうちにエレベーターは地下へと到着した。

地下には見たことの無いものがたくさんあった。

「すごい…」

「これって…塔矢の体。」

「まさか…あれは偽物?」

「こっちが本物か!」

ゆめとはそう言ってカプセルのガラスを割った。

すると中からは大量の水が出てきた。

「大丈夫か?塔矢!」

カプセルから出るとすぐに塔矢は目を覚ました。

「ゆめとか?」

「あぁ…」

ゆめとは塔矢に肩を貸して近くにあったソファーに座らせた。

「何があったんだ?」

塔矢はゆめとにそう聞かれ全てを話した。

「誘拐されたんだ」

「誘拐?」

「あぁ…それから目を覚ますとこの研究所にいた。」

「ここ…研究所だったのか…」

そう言ってゆめとたちは辺りを見渡した。

「そして…俺はモルモットとしてゾンビの研究に使われてたんだ。」

「じゃぁ…あれは実験に成功した人型ゾンビ。」

「そして聞いた話によると人類をゾンビ化計画を開始するそうなんだ。」

「誰がそんなことを?」

「博士だ…」

「その博士は今どこに…!」

ゆめとがそう聞くと塔矢は指をさしてで答えた。

「ゾンビ化した…」

塔矢がそう言うとゆめとたちは塔矢の指差す方を見た。

そこにはゾンビ化した博士がいた。


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