17 ちょっとだけ喋れるようになったぜ!
「(BS-SYSTEM、起動!)」
【伐採スキルシステム起動】
・名称:チェーンソー/ヤイバ
・装備者:自律式駆動人形/アナベル
・エネルギー残量:41%
・必殺技:キックバックLv2[-5%]
・伐採ポイント:270BP
・習得スキル:自律駆動Lv2、言語理解、ソーラーチャージ
・習得可能スキル:エコモード[150BP]、軽量化[150P]、ボイス機能[200BP]、ソーラーチャージLv2[200BP]、視界拡張[300BP]、自律駆動Lv3[400BP]、オートメンテナンス[500BP]
「ブォンブォオン! ギュインギュイイイイイイン!(うお~すげえ! めっちゃポイントが貯まってるぜ!)」
アナベルが持っていたとあるゴーレムの核石。
コイツのせいでロックゴーレムに襲われたらしく、今回はなんとか撃退することに成功したんだが、このままだとまたゴーレムに襲われるかもしれないからってことで、所持していた核石を破壊したんだ。
そしたらこれが『コランダムゴーレム』とかいう魔物の核石で、めちゃくちゃ硬くってさあ……
でもそのかわり、なんとか破壊したら伐採ポイントを200BPも貰っちまったぜ!
「さっき破壊した核石は、コランダムゴーレムのもの……ロックゴーレムとは違う種類。やはりこれは、使役する為に山賊たちが所持していた物みたい」
アナベルの説明によると、ゴーレムっつのは『核石』が心臓みたいなもんで、これを破壊しない限りは周囲の素材を吸収して復活するらしい。
だからこの世界の冒険者はゴーレムの核石を制御できる瓶に入れて持っておき、魔物が襲ってきた時なんかに解放して相手と戦わせたりするってわけだ。
「(倒した時に貰える伐採ポイントが多ければ多いほど強いから、この核石を持っていたコランダムゴーレムってのは相当強い魔物なんだな)」
今回は復活する前になんとか破壊できたけど、普通に戦ってたらヤバかったかもしれないぜ。
まあ、それはそれとして……
「ブォオオオオオン!(ポイントが貯まったから新しいスキルを習得できるぜ!)」
「ぎゅいぎゅい、なんか嬉しそう」
オレの言葉が分からなくても、アナベルにも嬉しさが伝わってるみたいだぜ。
「(今の伐採ポイントは270BPか……とりあえず予定通り『ボイス機能』を習得しよう)」
ボイス機能は200BPを消費して習得できる。
他にも習得したいスキルはあるけれど……今はとにかくアナベルと話せるようになりたいぜ。
【200BPを消費して『ボイス機能』を習得しますか?】
「ブォン!(習得するぜ!)」
【習得済みのスキルに『ボイス機能』が追加されました】
【『ボイス機能』習得により、“単語音声”が可能になりました】
「(単語音声……?)」
普通に喋れるワケじゃねえんかな?
ちょっとやってみるか。
「__アナベル」
「……えっ?」
「__コンニチハ」
「ぎゅいぎゅい……?」
うわー喋れた!
マジで喋れたぞ!
でも、なんか……
「__カイワ」
な、なんか喋りにくっ……!
続けて喋れないっつうか、1単語話したら次の言葉を発するのに喉が詰まる感じがするっつうか……
なるほどな、『単語音声』ってこういうことかあ。
【習得可能スキルに『ボイス機能Lv2』が追加されました】
「(ボイス機能Lv2か……習得して『自律駆動Lv2』みたいにレベルアップしていくと、もっと流暢に喋れるようになるのかもな)」
とりあえず今は、1単語ずつ発声できるってわけだな。
まあ、今までブォンブォンしか言えなかったからだいぶ進歩したぜ!
【エネルギー残量低下。ボイス機能をオフにします】
「ブォォォォオオンッ!?(うぉおおおおいっ!?)」
「あ、いつものぎゅいぎゅいに戻った」
くっそー、喋るのはかなりエネルギーを消耗するっぽいな。
とりあえず今の段階だと、ここぞという時に使う機能だな。
「ギュインギュイイイイ~ン!(早くもっとスラスラ喋れるようになりたいぜ~!)」




